私の母は仕事の一環で介護施設などでのボランティアを掛け持ちしています。
長いものでは6年くらい続いており、施設側でも重宝がられていますが、
今回は知り合いの仲介で新しい施設へ向かうことになりました。
ただし、これまでと違うのは少し遠い場所(3.5km先)であること。
移動手段が自転車しかない母には、悪天候の日は道中の事故も有り得ます。
そうなると私の出番……もう仕方あるまい。
「自転車で何分くらいかかるか計りたいから、車は出さなくていいわ」
「用心しなさいよ」
───とは云ったものの、母は過去に乗用車と接触したことがあります。
軽い事故だったため大怪我にはならなかったものの、現在も後遺症があり、
加齢も手伝って反射が鈍くなっていることも考慮しなくては。
妹の買い物に付き合う必要もあって時間は合わせられなかったため、
用事を終えてから私も自転車で向かってみました。
道中は妹の彼氏君の自宅を過ぎ、私の副業地を過ぎ、さらに先。
施設までは13分かかり、母の漕ぎ足なら17分くらい。
思えば高校時代は駅まで6kmの距離を3年間も通っており、
毎朝夕、その道中で益体もないことを考えるのも日課でありました。
今の私には、そういう時間が必要なのかもしれません。
しばらく周囲を散策して戻ると、ボランティア初日を終えた母が出て来て、
まさか私が来ているとは思わなかったようで驚いていました。
のんびり自転車を漕ぎ続けるのも悪くないな。
- 2018/09/08(土) 23:59:00|
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