夜明けの副業とは云え、朝に近づけば肉体労働なら汗もかきます。
汗かきついでに、朝食後は畑で草むしりをしておりました。
「よう! すぐ生えてくるだろ!」
「あ、Eさん、もうキリがないよ」
数年前まで自営のスーパーを営んでいた古い知り合いです。
母と同じくらいの年齢で、営業していた頃から傍らで畑も持っています。
軽トラックに乗っていたところ私を見かけて停車したのでした。
2年前に竹アーチを作った時と、昨年の私が母の仕事場に竹垣を作る時、
それぞれ最初の資材(太い竹)を提供してくれた人でもあります。
「なんだ、あんた一人でやってんのか?」
「お袋が仕事で忙しくて」
「この時期は大変だもんなぁ」
続いて母の知り合いが二人、畑の前を通りました。
「大変ねぇ、お母さんは?」
「仕事ぉ……なんか体良く利用されてる気がしてきたわ」
「あっはっは、でもいいじゃないの、親孝行なことよ本当に」
「分かってる」
このように、最近は畑での顔が出来てきたように思います。
数年前は母にくっついて手伝いに来ているだけの私でしたが、
昨年は殆ど私が管理していたし、そういう面構えになったのでしょうか。
でも悪い気はしません。
私は人生においても畑においても、どこかに先輩が居て欲しい。
手探りで孤独に戦うなんて、絵を描くことだけでお腹一杯です。
- 2018/05/29(火) 23:59:00|
- 菜園
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