近々自治会の清掃があるため、刈払い機の手入れをしました。
前回はプライマリーポンプが破れて無様なお披露目となっていますが、
直後に修理したものの、ほかの手入れが十分だったわけではありません。
エアクリーナーの中には、エレメントと呼ばれるスポンジが入っています。
エレメントには様々な種類があり、仮に乾式と湿式に大別した場合、
湿式はオイルを染み込ませてあるため不純物を吸着するわけですが───
「こいつもか」
「うわぁ、ゴテゴテね」
───母も顔をしかめるほどの汚れ具合。
ためしに洗浄を試みたところボロボロに崩れてしまいました。
クリーナーエレメントに多い劣化です。
これは耕耘機にも云えることで、A・B機ともに劣化しています。
純正でなくともホームセンターで代替品を買うことは出来ますが、
刈払い機1台、耕運機2台分となると……。
あまり良い手段とは云えないものの、バイクのエレメントを流用しました。
価格と比して面積が広いものを選んで、あとは切り取るだけ。
真ん中に切れ込みを入れて広げ、輪っかにします。
装着して始動───問題なし。
ただしエレメントは素材の密度や厚みで吸気抵抗が変わります。
人間で云うところの「マスクをつけた時の息苦しさ」のようなものです。
マスクを厚くすれば濾過効率は上がりますが、呼吸は苦しくなります。
逆に薄くすれば濾過効率は下がるものの、呼吸は楽になるわけです。
マスクをつけて走った場合、前者の負担は大きくなるでしょう。
これと同じことで、吸気に負担がかかると出力が低下します。
あるいは不完全燃焼でエンジンが止まってしまうこともあり、
それぞれのエンジンに適した吸気抵抗というものがあるわけですが……。
素人判断で代替品を宛がっただけですから、その辺は様子見です。
数分間の試運転で問題がなくとも、数十分、一時間以上になると分からない。
気温や湿度、草を刈った時の負荷───。
こういう要素を突き詰めたところが、純正部品ということなのでしょう。
- 2018/05/18(金) 23:59:00|
- 菜園
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0