ネギ用の畝を1本、残り300本の玉ねぎを植えるための畝を2本、
ついでに耕運機の調整をしてから作業を終えました。
玉ねぎの新たな用地は、先日に収穫したサツマイモの用地でしたが、
全て収穫したと思っていたら、あちこちに残ったままでした。
耕運機でガリッと削られ白っぽい断面が露出することで気づきます。
そんな中、隣の菜園を借りている古参利用者が声を掛けてきました。
「お前さんとこ、いつ頃に籾殻(もみがら)を取りに行く?」
「あぁそうか行かなきゃ……いつ始まるのか見てこないと」
「俺、見てきた。 20日からだってよ」
地元では籾殻を無料解放する農協関連施設が(知る限りで)2ヶ所あり、
一つは脱穀後に延々と排出される倉庫内、もう一つは朽ちるに任せた屋外。
前者は普通の籾殻で、風化や腐敗といった分解が進む前のものです。
籾殻は畑の土にすき込んでも分解されるまでに一年以上を要するため、
分解されていないものはカラカラに乾燥していて軽いのが特徴。
対して、後者は一部の籾殻が風雨にさらされ分解が進んでおり、
この「ヤタ」と呼ばれる籾殻は灰色に近く、くたりと柔らかい。
堆肥化を目的とした場合はヤタが適しています(ただし重い)。
どちらも利用価値があるものの前者は概ね10~11月に解放され、
後者は11月だけですが倉庫内なので調達しやすいのが長所です。
そのため逃すと困るのは後者。
籾殻を使うことについては色々と意見があります。
■長所
・堆肥化するまでの期間は土に隙間を作り、水はけが良くなる。
・上記の隙間で土が砕けやすく、土壌が堅くなるのを防ぐ。
・苗の根元に積み上げると、作物によっては越冬できる。
・堆肥化されるまで放っておける。
■短所
・堆肥化に時間がかかりすぎるので即効性はない。
・籾殻が水分を含んで土を冷やし作物の成長を妨げる。
・土にすき込まないと風で吹き飛んで散らかる。
・使っていないものは、それなりに保管場所が必要になる。
───等々こんな感じですが、ないものは利用できないので、
選択肢の一つとして毎年の解放期間に調達しているわけです。
うーむ……保管場所は用地として使いづらい場所に変えるべきかな。
- 2017/11/13(月) 23:59:00|
- 菜園
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