夜間がシャツ1枚では体調を崩す寒さとなりました。
年々、春や秋といった暑さ寒さの中間となる季節が短くなっているような。
本日は畑に居た母から電話があり、耕運機の燃料もれを知らされました。
確認してみたところ、機体を傾けると燃料タンクのあたりからポタポタ。
エンジンの発熱で燃え上がったりはしませんが、何より燃料がもったいない。
小型耕運機はタンク内の燃料を強制的にエンジンへと引き込むため、
プライマーポンプと呼ばれる親指の先くらいの小さなキャップがあります。
身近な例で云えば、心臓マッサージのような機能でしょうか。
くにゃりと柔らかい材質の透明なキャップで、押すと燃料の移動が始まり、
過剰に呼び込まれた燃料は、タンク内へと戻る仕組みです。
いわば動脈と静脈に相当するパイプがあります。
どうやら、返却するためのパイプ(静脈)が脱落したようでした。
タンクには水密を保つためのゴムパッキンでシーリングされており、
パイプを差し込むための穴が開いていました。
動脈用のパイプが連結されていれば、静脈がなくとも燃料は引き込めます。
ただし、それでは静脈から戻るはずの燃料が駄々漏れになるわけですが、
パッキンに開いた静脈用の穴はパイプの直径よりも小さい。
単純に抜け落ちたのでなければ、パイプ先端にジョイントでもあったのか?
パイプが外れてしまったのは耕運機での作業中です。
何らかのジョイント部品があったとしても土の中に紛れてしまっています。
それを探すのは不可能に近いので、代用品を求めてホームセンターへ。
しかし良さそうなものはなく、ついでに耕運機のコーナーを見せてもらうと、
同系の耕運機でもパイプの先端には何も部品がないと分かりました。
つまり、パイプはゴムパッキンを介してタンクに突き刺さっているだけ。
穴が小さく見えたのはゴムが縮んでいただけだったようです。
なんだ、これなら話は早い。
何も買わずに畑へ戻り、パイプの先端を斜めに切って尖らせ、
ラジオペンチで摘んでパッキンに挿入……修理完了。
「わあ、タダで直せちゃった」
「あんた何でも自分でやっちまうんだな」
傍らで見ていた知り合いはポカンとしていました。
- 2017/09/29(金) 23:59:00|
- 菜園
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0