白い悪魔

仕事前に数十分と決めて畑へ行き、少し作業をしました。
山芋のツルがお隣りの用地に手を伸ばしていたため、取り急ぎ支柱を立てます。
ツルは夜中に手探りするので、今日と明日では様子が変わるのです。

その作業中、知り合いが通りかかって少し話していた時のことでした。
ふと視線を外した時、その先で───

「ちょっと失礼……あそこで何か……」
「なに?」

───白い影がキャベツの向こう側に隠れました。
キャベツですって?

「あああああああ! やっぱり!」
「あぁー、蝶ねー」
「こいつら、どこから入って来た?!」

モンシロチョウでした。

幼虫の食害を防ぐため、苗の頃からネットを張って防除していたと云うのに。
こいつらに群がられたら最後、フンによって汚され、薬剤が必要になり、
葉の内側に死骸が挟まり、キャベツの生長を妨げられます。

「こっちにも居るわよ」
「くそ、出てけ」

ネットの一部を取り外して外へ出て行くよう促しました。
見つけ次第に駆虫する人も居ますが、さすがにそれはやりたくない。
どうせ逃がしたところで他所の用地でも対策しています。

防除が完全であったわけではないものの、このネット内に進入するということは、
注意深くネットの上を飛び回り、隙間から体を押し込まないと入れないはず。
モンシロチョウを見かける一ヶ月も前から対策していたのに。

産卵されていないと良いのですが……多分やられてるんだろうな。

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