それなりに風があり、むしろ涼しくて過ごしやすい一日でしたが、
自宅に戻って一息つくと、かすかにシャツが汗を吸っていると分かります。
こうして徐々に慣らされ、ある日に「暑いなぁ」と云うのでしょうね。
今日は実家が属する自治体で芝刈り機を買うことになったので、
ついては役員の母に呼ばれ、同系機を見に行くこととなりました。
これが無かったがために、先日の私は刈払機を扱うことになったのです。
実は引っ越す前の実家でも芝刈り機を使ったことがありました。
借り物の小型で、一軒家の庭を刈るには十分な性能ではありましたが、
私が担当したのは自治区内の空き地で、25Mプールくらいの面積です。
この範囲でも、地面の起伏(または穴)、小石や刈りづらい植物があると、
真夏の炎天下ではオーバーヒートしたり、あっと云う間に刃こぼれします。
説明書もない状態で手入れしながら終わらせた大変な作業でした。
本日に見せてもらった芝刈り機は、それに比べて大型です。
両端に片刃の入ったブレードが回転する恐ろしい奴。
それとは別に、この芝刈り機を扱っている専門店に通してもらったところ、
通常は農耕機を扱っているらしく、刈払機のほかに耕運機が沢山あり、
修理場は様々な工具が並ぶ男くさい場所でした。
「こういう場所、ワクワクするなぁ」
「えっ、何かそういう仕事とか?」
作業服を来た店員さんが、書類を片手にキョトンとしていました。
ボール盤がある。 旋盤がある。 サンダーにコンプレッサー。
選んで捨てたはずの業界でしたが、体が憶えているのです。
ここは「可能にする場所」。
「今はイラストレーターですけど、もともと工業畑なんです」
「ははぁ、それは……」
父は「男には玩具が必要だ」としていましたが、それは何も遊びに限りません。
問題の解決手段を作り出す行程すら楽しみの一つにまで昇華する場所。
好きな人にとっては、むしろ遊び場です。
故障している耕耘機を本気で直したくなりました。
- 2017/05/14(日) 19:38:04|
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