ほんの数分だけ白いものがチラついただけでしたが、相変わらず風が強い。
昼間に畑へ行くと知り合いに声を掛けられました。
「お母さん、どう?」
「昨日から通常食に戻りましたよ、少しずつですけど」
「まぁ急には無理よねぇ」
十日くらい前にも同じように畑で話した方です。
そして夜になってコンビニへ行くと、古参の店員さんと同様の話になります。
「よう、お母さんどうや、焼肉は食ったか?」
「まだまだ、おっかなびっくり」
「そりゃそうかー」
一月いっぱいの食事制限を終えれば焼肉を食べても大丈夫───とは、
母が医師に告げられたことであり、自宅治療における一つの目安でした。
それを話してあったことで、こうして話題にも出て来ます。
このお二方とも、私の母と同じくらいの年齢です。
コンビニの店員さんは私が子供であった頃からの知り合いで、
数十年にわたって我が家を知る人の一人でもあります。
ここで思うことは、私もすっかり地元の人間関係を構成する一部であって、
いつの間にか「何も知らない子供」でなくなっているということです。
当たり前ではありますが、そうそう実感する機会はないでしょう。
40年も居るんだな、この土地に。
- 2017/02/02(木) 23:59:00|
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