遅れた分を取り戻しております。
そんな中でも普通に「これはどう描けばいいんだろう」と、
つい数ヶ月前に転職したばかりのような悩みが生じたりする、私の仕事。
とくに描いたことがないもの……というわけではなく、
いつも悩んで描いているせいか、前回にどう描いたかまで憶えていない。
この縦長あるいは横長の画稿に、どうやって納めればいいのか分からない。
時々、自分は酷い勘違いをしたまま現在の仕事をしているのではないか、
もしかしたら、とんでもなく"合わない仕事"をしているのではないか、
そう思うことがあって数分後には頭(かぶり)を振っています。
ほかの絵描きさんが事もなげに消化するであろうことが出来ず、
初めて絵を描いた頃に通り過ぎるであろうことで悩んでいるのでは───。
私は「絵のことで語り合える誰か」に会わないまま三十数年を過ごし、
他の誰かが絵を描く様子というものを、殆ど見ないまま来ています。
結果としての作品を見ることはあっても"過程"は想像だけ。
これが持ち味となってくれれば有りがたい話である反面、
素っ裸で表を出歩くことが「当たり前のこと」だと思うような、
そんな酷い誤解に気づかないまま仕事をしているのではと考えたりします。
こんなに長いこと続けていても、強気で居られるのは強みがある時だけ。
弱気になるのは弱っているから……と、分かっていても悩むものは悩む。
こういう話題を書いている絵描きさんのブログ、読んでみたいな。
- 2015/10/12(月) 21:17:34|
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