第27緑化地区

フリーイラストレーター七片藍のブログ/第27緑化地区

付加価値

母のウォーキングに付き合いました。
私は徹夜明けでしたが、まともな距離を歩くのは本当に久し振りです。

母は花好きで、歩いている最中でも花を見かけると立ち止まります。
川原の土手に差し掛かると、何らかの花を摘んで帰るわけですが、
約30分、ほぼ休みなく歩き続けることが望ましいため、
監督役が居ないと寄り道が多くてかなわない。
 
「ほらぁ、もう行くよ、ほどほどにしなさい、意味がなくなるでしょ」
「はいはいはい」

人間の膝から下は「第二の心臓」と呼ばれるそうです。

直立状態で心臓から足先へと流れ落ちていく血液が心臓へ戻る際、
重力に逆らう必要があり、そこに新たな圧力を生み出すポンプが要ります。
心臓一つでは、負担が大きく不十分というわけです。

地面に足をついた時の足裏と、足を伸ばす時にふくらはぎが引き締まることで、
ググッと血液を押し上げ血流に後押しを加える……という感じでしょうか。
この回転を維持するために、およそ30分ほど歩き続けるのです。
高血圧などには効果が大きいので、出来れば1時間くらいが理想。

トコトコ1時間も歩けばそれなりの距離となります。
途中で腹痛になったりすると困ることも。

「あぁこの花きれい」
「また始まった……」

花好きな人間に接する時間が多くても、私はなかなか花の名前が覚えられない。
正確には、「名と像が結びつかない」と云うべきでしょうか。
まして葉っぱを見ただけで判断するなどは難しい。
努力はしていますが、しかし、

「これも綺麗ね、何だろう」

用水路の護岸にあった花は、母も知らないものでした。
知り合いに土産ができると喜んでいます。

「あれ? こんなの今まで無かったはずだけど」
「そう、はじめて見るわ」

鳥か昆虫のフンが、種を運んできたのでしょうか。
少なくとも、過去にそれぞれの季節を歩いてきたこのコースでは見たことがない。
結局わからず終いでしたが、気付いたことがありました。
私は「無かったこと」を憶えているのです。

母に比べ草木に感心が薄いと思っていた私にも、きちんと憶えているものがある。
自信をもって「なかった」と云えるだけの変化を読み取れたらしいです。
名前はともかく、咲いている場所を憶えるのもいいかなと思いました。

ちなみに、終盤にピッチを上げて歩いたのは私が腹痛だったからです。
  1. 2010/10/22(金) 21:54:31|
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