第27緑化地区

フリーイラストレーター七片藍のブログ/第27緑化地区

作者が繊細だとは云ってない

仕事(怪物)の絵を描く上で、とても悩むことは「もとの成分」の扱い方です。
成分とは、例えば半人半馬の怪物であれば人間と馬にあたり、
巨大な鳥の怪物であれば鳥の体躯にあたります。

実在する動物が下地である場合、部分的または雰囲気的に成分を再現するわけですが、
「これは怪物である」とする以上、実在する動物から色々なものが増減されます。
成分の再現度が高いと実在に近づき、低いと空想が過ぎてバカバカしいわけです。

ここで例として「ネズミの怪物」を考える時、
実在するネズミを超越する要素として分かりやすく"筋力"を選んだ場合、
単純に筋骨隆々のネズミを描き、人間を襲う次元であることを演出できます。

しかし実際の体つきを重視しすぎると「普通のネズミを拡大しただけ」となり、
これも怪物であるかどうかには寄与せず、これは失敗となります。

さて何を悩むかと云うと、怪物を作るにあたって「成分を無視する加減」です。

人間を襲うほどのネズミを描くにあたって、どこまで無視が許されるか。
「ネズミの怪物」に、ネズミには不可能な姿勢や不自然な体つきは「あり」か。

もちろん基準は誰にも作れないし「基準がないこと」自体こそ怪物ですが、
より実在動物に近い怪物である場合、どうしても考えてしまいます。
「これは怪物だから良いのです」では乱暴すぎることもあるからです。

怪物なら何でもあり……な感じもしますが、実はかなり繊細なのかも知れません。
  1. 2015/01/05(月) 23:49:30|
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