第27緑化地区

フリーイラストレーター七片藍のブログ/第27緑化地区

長所の開発

つい先日ひとつの仕事を終え、引き続き次の仕事をしており、
久し振りにモンスター系なので、ちょっと頑張っています。
問題は〆切が数日後なのに一枚も仕上がっていないことですが……。
それについてはこっちに置いといて。

私の作品は、いわゆる水彩調です。
ラフを除くと、まず線画があって着色をして完了。

現実世界(の物体)に輪郭線となる「線画」は存在しません。
油彩などでは、もっとリアルで写真と見紛うような絵が描けるようです。
(知識が全くないので油彩について詳しい説明は省略)

つい最近になって新たな仕事の依頼が来たものの、
油彩調の作品を希望されたため、期待に添えずキャンセルされました。
私に知識や経験があれば……と思いはしたものの、
初挑戦で現在と同じ品質は保証しかねます。

(もし「油彩は難しくないよ」と感じても、ここはとりあえず置いといて下さい)

そこで自分の作品について考えてみながら仕事をしていて、
「線画ありの絵」の強味や面白味を、もっと仕事に詰め込みたいと思いました。
そんなわけで、いま作業中のモンスターにも力を入れているわけです。

小学生の時、私は図画工作の教師に、
課題作品を見ながらこんなことを云われました。

「君の絵は、色を塗らなければ上手いな」

───ようするに「色を塗ると台無し」と云われているようなものです。
実際、色彩感覚については弟のほうがセンスがあると感じていましたし、
結果的に、私よりは絵画に感心のない弟がデザイン科へ進学しています。
私は美術の教科やクラブさえもない工業科へ。

とりあえずそれが劣等感になることはありませんでしたが、
中学の時、校庭の樹木を写生した時の美術教師には───

「君の描く木は、怖いな」

───などと云われました。
枝ぶりに集中して線画を描いた結果、非常に禍々(まがまが)しい絵になったのです。
記憶を呼び起こしてみても、あれは木というより乱暴に折り曲げた針金という感じ。

今でも同じように描けるかどうかは分かりません。
線画を描いてから色を塗る……という手法が絵に対する認識の全てであったため、
そこから殆ど動くことなく現在に至ったと云えます。

この、なんでもない枝ぶりを「怖い」と感じさせるのは私の特徴かも知れません。
それを思い出したので、「もっと線画を面白くしよう」という気持ちが強くなり、
キャンセルになった仕事の反動もあって、ふと思い立ったわけです。

もっとギラギラしてて良いと思う……とか、
もっと嫌味とか「くどさ」を含ませてもいいと思う……とか。
盲目的に仕事を消化するうちに、そうした灰汁(あく)のようなものが薄くなり、
「だったら七片が描かなくてもいいじゃん」と感じる仕事ぶりになりつつあります。

それは依頼される仕事の内容にもよりますが、
少なくとも私が線画に対して前向きになれるモンスターについては、
錆びないようにガシガシ描いて行くことが大切だと思いました。

眠い……〆切……でも描くぞ。
  1. 2010/10/11(月) 18:28:52|
  2. 創作
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