第27緑化地区

フリーイラストレーター七片藍のブログ/第27緑化地区

君と僕の「今」

近所のパパさんが私と同い年だと知りました。
かたや子持ち、かたや独身と来れば話題の齟齬(そご)もありそうですが、
通り過ぎたものが共通するものもあり、そこで携帯電話の話から始まります。

「息子も『携帯買えー』って云ってくるんですよ、よく分かってないくせに」
「今の子供って生まれた時から携帯電話があるわけだよねぇ」
「ちょっと分からない感覚で……自分の時は存在してなかったわけですし」
「まぁ、わざわざ電話で友達と話すことなんて無かったもんなぁ」

子供の最大娯楽であったファミコンが生まれたのは20年以上前。
そこから様々なメーカーが様々なハードで世代交代を繰り返し、
映画と見紛うような画質を再現する高性能なゲーム機が、
今の子供にはスタート地点になっています。

「どんな感覚なのかなぁって思いません?」
「でも僕らも親から聞いたことない?『昔は5円で色々買えた』とか」
「あー……たしかに、うどんが食えたとか何とか!」
「あれと同じなんじゃないかな」

とりあえずここ100年において、最も分かり易い例は物価かも知れません。
電卓が100円で買えるとか、昔は高額だったものが手ごろになったとか。
水準が上がることで、その経過にいた者は変化に驚くばかり。

生活に密着した部分で云えば、水道が挙げられると思います。
私が生まれた時には、概ね全国で上水道が整備されていたとか。

自分にとって当たり前のことでも、親の世代ではそうでもない。
これを現在の自分に置き換えて考えたとすれば、
いよいよ私も「そうなった」のでしょう。

「で、その子らが大きくなって同じことを思う───と」
「そんなとこだろね」

当たり前のことだから、必要か不必要かどうかを疑問に思う必要がなく、
あえて不便なものを選び取る理由もないので、当たり前として続く。
そこを択一に考えるのは「当たり前でなかった者」だけです。
清潔であっても井戸の水を選んで飲むことはしません。

「監視されているようで嫌だから」という理由で携帯電話を持たなかった人が、
数年すると普通に持っている例もあり、変化につきまとうものは人それぞれ。

「ん~……でも子供に携帯って必要ないですよねぇ?」
「そもそも存在しなかったから、『僕らは要らなかった』ってだけか」

   <これから嫌ってほど取り残されんの、お互いに>

ある映画に出て来たセリフを思い出しました。
私達に出来るのは、なるべく格好よく歳をとることだけかも。
  1. 2010/09/25(土) 20:05:04|
  2. 日常
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<うまい! | ホーム | 電子の記憶倉庫>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://7hira.blog20.fc2.com/tb.php/146-e25773ab
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

七片 藍

Author:七片 藍
フリーイラストレーター

当ブログについて
:本家[ether]
:mixi[499935]

カレンダー

01 | 2020/02 | 03
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29

カテゴリ

絵:執筆情報 (63)
ソーシャルゲーム系 (28)
TCG系 (14)
書籍系 (17)
絵:個人作品 (14)
トップ等 (10)
聖域 (1)
悪魔 (1)
神威 (1)
ほか (1)
日常 (3418)
創作 (85)
DIY (97)
菜園 (589)
疑問 (3)
ゲーム (27)
スポーツ (2)
探しもの (6)
生物 (49)
未分類 (2)
修理 (8)

検索フォーム

最新コメント

月別アーカイブ

QRコード

QR