第27緑化地区

フリーイラストレーター七片藍のブログ/第27緑化地区

電子の記憶倉庫

ちょっとしたことでGoogleMapを見ていた時、
ふと自宅周りはどう見えているのか知りたくなりました。

名古屋はともかく、地元は中途半端に田舎臭さが漂う土地であるせいか、
航空写真も話題のストリートビューも一年以上前の画像でした。
まだ新居も出来ていないし、そこかしこに過去を感じる要素がたくさん。
半年ほど前に見た時は、さらに年単位で古い画像だったと記憶しています。

そこから、当時まだ家族が暮らしていた古い家のほうへ移動してみると、
まだ生活の匂いがあるままに表示され、おそらく家の中には両親がおり、
今にも玄関が開いて誰かが出てくる雰囲気すらありました。
なんだか涙が出そう。

私が生まれてからこっち、少なくとも2回の引越しがあったはずですが、
そのどちらも私が幼年期の話で、記憶には何ひとつ残っていません。
だから、私にとって実家の引越しは昨年一度きりと云ってもいい。

それくらい引越しという言葉に縁遠いものがあったため、
なかば強引に記憶を修正する感覚すらあり、反動で思い入れも強くなる。
母すらも、新たに編成される近所付き合いに不安を感じていました。
「新しい生活に対する希望」だけで片付かないものがあります。

それも一年経てば薄れて行き、現状が当たり前になってしまう。
未来が現在に、現在が過去にと入れ替わった当時の数ヶ月。
「慣れ」とは便利な機能ですが、寂しくもあるのです。

ぼやけた古い実家の画像の、その窓の向こう側にあったであろう時間の流れ。
間違いなく当時は引越し作業に明け暮れ、日々が多忙であったはず。
あの画像が撮影された瞬間、自分も実家に居たのだろうか。
居たとして、何をしていた時だろうか。

母を手伝って段ボールに荷物を詰め込んでいた時か。
その休憩に飲み物でも飲んでいた時か。
作業前で軍手をつけている時か。

自分の意志には関係なく撮影された画像であるせいか、
受け取る感覚は「思いがけず」という言葉そのものであり、
だからこそ色々と思いが巡るのでしょう。

少しだけパソコンが扱える母に、このことを教えてみました。
ぜひ見たいと云っています。

想い出に浸る手段としては、これまでにない形式だと思いました。

-*-*-*-
今日は友人の誕生日だったので、
祝いの言葉とプレゼントなどないことをメールしました。

「めでたくねぇよ!」

若さが欲しいと嘆いておりました。
なんだ、やっぱり欲しいのはプレゼントじゃなかったのね。
だが若さは出来ない相談ですよ旦那。
  1. 2010/09/24(金) 20:20:38|
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