転居先にて本棚を組み立てる予定でしたが、これは母からの"お下がり"で、
ホコリが堆積して汚れていため拭き掃除をしていたら、時間切れでした。
本業が忙しいので引越し準備ばかりもしてられない。
この本棚はスチール製です。
まだ近所に古本屋があった頃、店主と仲良くなったのが始まりで、
店じまいの際に声を掛けられて引き取ったのが十年以上前のこと。
これまでは母の仕事に必要な書籍をズラリと並べていましたが、
仕事場の雰囲気には、私のアパートにある書棚のほうが相応しい感じ。
母に見せたところ気に入ったので、交換することになったわけです。
引越しにあたり、資料書籍には十分な取捨選択をするつもりでした。
十数年前、市立図書館における処分書籍の無料配布を利用し、
様々な図書を入手したものの資料的価値が薄いものもある。
そうしたものは処分するつもりが、もう今年も3ヶ月を切りました。
年内に引越しを済ませる計画も怪しくなってきたので、
もう引っ越してから……という予定。
2階まで持ち込む体力は無駄になるけど。
- 2019/09/30(月) 23:59:00|
- 日常
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先日にオークションで落札したものが届きました。
何かと云うと、テレカ(テレホンカード)です。
「スマートフォンが普及している今時?」と云われそうですが、
このテレカには思い入れがあり、少年時代に失われたものでした。
高校の教室で起きた小さな事件がきっかけです。
私の高校時代というと、今から20年以上も前の話になります。
携帯電話など普及していない、外出先からの連絡は専ら公衆電話の時代。
いつ頃だったかは忘れましたが、母が私にテレカを買ってくれました。
実際に使用したこともあり、印刷も好きで財布に忍ばせていたのです。
ところが高校での体育前、着替えを済ませた生徒が教室から出払った際、
施錠係だった生徒が鍵を掛け忘れ、その後に何者かが侵入します。
その結果に起こったのは、生徒の私物が盗まれるという事態。
何人かの被害者に私も含まれ、被害は少額の現金とテレホンカード。
パンチ穴が開くのを嫌って、いつからか使わないよう努めていたのに。
今にしてみれば自宅で保管すべきです。
そして、その残念な出来事には追い討ちがありました。
翌年の卒業式、生徒が一人ずつ級友の前で一言を述べて別れとする時、
施錠係の彼は「あれは俺のせいじゃありません!」と笑ったのです。
本当に彼のせいでなかったとしても、喪失感は増すのでした。
さらに携帯電話が普及し始めると、公衆電話の利用率は急激に低下します。
テレホンカードの需要も存在そのものから埋もれて行きました。
当然ながら同じものは製造されていないことでしょう。
そしてインターネットの普及が進み、ネット通販が珍しくもなくなる頃、
いつの間にか母がオークションを始めたりして、ちょっと驚きます。
そんな中、あの出来事を思い出すのでした。
「中古品の入手は近所のリサイクル店だけが頼り」の時代ではなくなった。
どこかの誰かが、あのテレホンカードと同じものを持っていたら、
そして手放しても良いと思っていたら───手に入るかも知れない。
願わくば、とんでもない価格にはなりませんように。
しかし手段を手に入れても、運ばかりは用意できません。
十年くらい前から折に触れて検索してみても、画像はおろか情報すらない。
ところが先日、Youtubeの自動再生で垂れ流される動画が再生された時、
80年代後期の世相を扱った内容に、再び記憶が呼び起こされます。
久しぶりに期待せず検索してみたところ、なんと見つかったのです。
信じられませんでした。
そして手にした本日、思わず「あぁ、やっと返って来た」と独り言。
あの時に失ったものと完全に同じものではありませんが、
私の中では、母への申し訳なさを回復させる唯一の手段でした。
まさか二十数年越しで叶うとは。
もちろん使わないし、使えなくなっても構わない。
まして持ち歩きはしませんとも。
友人に話したら笑うだろうな。
- 2019/09/29(日) 14:53:50|
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昨日は、白菜、大根、芽キャベツ、ビーツ、玉ねぎの種を買いました。
蒔くために畑へ向かいたいところですが、今は仕事が忙しい。
そんな昨日、実家のテレビで農作業の様子を観ました。
連続ドラマでしたが、話の内容が頭に入って来ないくらいには───
「(あぁ、畑に行きたい)」
───という気持ちしか起こらない。
耕運機を調整したい、管理機を復活させたい、耕作したい、種を蒔きたい。
失敗してしまった堆肥作りに再挑戦したい、今回は玉ねぎの発芽率を上げたい。
なぜ、私の「畑に対する意欲」は30代の後半になって湧いたのか。
これが20代であったなら、少なくとも10年は長く楽しめたのに。
20代も僅かながら手伝っていたのなら、そこでも目覚めようものです。
考えてみると、符合するのは本業でした。
この仕事は三十路に立ったばかりで始めています。
会社勤めから自営業に転換したことで時間の融通が利き、
このあたりから私が母の作業を一部完全に担当しています。
シャベルで用地に穴を堀り、残渣を埋めた上で畝を立てる作業です。
これは特に消耗するので「母には辛かろう」と思ったのが理由でしたが、
畑が面白くなってきたのも同時期で、ここから一気に傾倒して行きます。
思えば、本業を始めてから(その当時は)原因不明の吐き気に苛まれ、
それが血圧の上昇によるものと分かって以来、運動不足が課題でした。
椅子に座ってディスプレイを見つめ、ろくに動かない十数時間。
してみると、いよいよ血圧を無視できない年齢と生活習慣が"意欲"の根源か。
インドアな趣味が仕事に変わり、仕事ゆえに義務と責任がある中で、
なおさら文鎮のように動かないのでは体力も低下する一方。
管理機の修理や種蒔きといった作業欲求は副次的なものであるとして、
根本的な理由は、体が発する「運動して血圧を制御せよ」との警告なのか。
だとしたら逆らえないのは当然かも知れません。
- 2019/09/28(土) 23:59:00|
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昨夜の夕食は、妹が鶏肉のトマト煮込みを作ってくれていました。
昨日の朝方のこと、妹は携帯電話を自宅に忘れたまま出勤していて、
母や彼氏君を介して私が手渡しに行ったので、その返礼でしょうか。
本日になって「うまかったぞ」とメールで感想を伝えたところ、
「本当はローリエも使ったほうが」と反省も込めた返信があり、
その中で「ちょっと問題がある」とも記していました。
何かと云うと、その料理の食材に含まれたニンニクです。
一晩が経ち、ブレス○アも使ったのに匂う気がする……らしい。
そこから休憩時間ごとのやり取り。
<<どうしよう、牛乳を飲むといいんだっけ?>>
<<なければミルク多めのカフェラテみたいなやつが良さそうだが>>
<<とりあえずジュースでごまかす! 無駄だろうけど>>
<<彼氏君のとこに行くまでには処理しとけよ>>
<<それより仕事に支障があるんだってば!>>
---正午---
<<なんとかマシになった気がする。
───と思ったら、お弁当にも入ってた! 終わった!>>
母にメールを読み上げると、「終わった」で大笑いしていました。
昨夜の残り物として弁当に入れたのは母です。
私は他人の口臭やら体臭やらは気にしませんが、大変だなぁ。
- 2019/09/27(金) 21:07:00|
- 日常
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あるものをオークションで落札しました。
恐らく今後も(頻繁に検索しない限り)見かける機会が減りそうですし、
実際に過去10年間では一度も検索に引っかからなかった代物です。
───という品の割には、代金が1000円。
あと数日で届くはずですので、とても楽しみです。
届いたら、背景となる思い出話と共に書こうと思います。
- 2019/09/26(木) 23:59:00|
- 日常
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本業を進めつつ洗濯や引越しの片付けをするつもりだったのに、
途中から片付けに本気を出し、逆転してしまいました。
集中力のなさは自認するところですが気が滅入ります。
こんなんだから終盤に焦るんだよ、君は!
- 2019/09/25(水) 23:59:00|
- 日常
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副業後は帰宅して汗を流すのが日課ですが、この日は畑へ直行し、
彼岸前に済ませるつもりだったジャガイモの仕込みを始めました。
前回は100株に近い数でしたが、そうすると用地が減ってしまうので、
冬は白菜の用地を残すためにもジャガイモを半分に減らします。
100株を植えたところで大半はお裾分けです。
そこそこ耕運機も使えるようになって来たので、
なんとか用地を耕し終え、54個の種芋を仕込み終えました。
さて、この夏は昨年までとは違って梅雨時の降水量が多く、
ナス等の水を多く欲する野菜には助かりました。
一方、多雨を経た土は新たな問題になります。
畑の"土くれ"は、こぶし大からゴマ粒くらいまで大小様々です。
ひっくるめて土と呼び、土と土の隙間には水や空気が入ります。
雨粒が叩きつけられた土くれは砂のように細かくなり、
雨水と共に隙間へと流れ込み、そこを埋めてしまいます。
それが乾くと、土は"落雁(らくがん)"のように堅く締まるのです。
耕運機を入れた直後は空気が入り込んでフカフカでも、
その上を歩いたり時間が経てば土が沈み込むのは当たり前。
さながら万年寝床の煎餅布団です。
この状態は、特に根菜にとっては息苦しく狭い部屋のようなもので、
ジャガイモにとっては芋を大きく育てるにあたって窮屈になります。
これを避けるためにも堆肥や籾殻は混ぜたほうがいい。
……のですが、昨年は籾殻の調達を中止しています。
理由は契約地を4ヶ所から3ヶ所に減らして手狭になったことと、
まだ少し在庫があったためでしたが、もう底を突きました。
今回は天地返しを含めた耕作だったので十分に耕しています。
ただし、それがジャガイモにとって好いかどうかは別の話。
また調達しに行かなきゃ。
- 2019/09/24(火) 23:59:00|
- 菜園
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副業の現場は、夜明け前からの悪天候で強風にさらされました。
台車が独りでに動いたりして風の強さを物語ります。
ところで今年の本業は珍しく書籍案件が数件目になり、
出版業界が頑張っているのかなと考えながら仕事をしています。
着手中の案件は、久しぶりに好きな題材なので私も頑張りたい。
そんな中、題材に動物が必要だったので描き入れることにしました。
そうした注文はなかったものの特徴の一つだったからです。
私の仕事で必要とされる動物の種類は多岐にわたります。
怪物の多くは動物の"部品"を取り入れたものが大半なので、
昆虫から大型獣に至るまで、その姿形についての知識も必要です。
そんなことが十数年前から何度となく続いてきたわけですが、
ラフを描くにあたって構図に頭を抱えていたところ、
さらっと描いたものが意外に上手く描けました。
「(あれ? 行けそう……?)」
少し前の記事にも書いたとおり、私は見ながら描くのが苦手です。
白い紙面から視線を外してしまうと感覚が鈍ってしまう。
動くものを捕捉する時、瞬きを減らすのと同じ。
さりとて人間よりも動物を見る機会は限られるため、
間違いを防ぐため仕方なく資料と突き合わせねばなりませんが、
それを「見なくても描けた」というのは小さいながら驚きでした。
この十数年で、いつの間にか身に付いていたようです。
ひとまず最初の壁は早々に取り払われました。
最初の壁は、ね……。
- 2019/09/23(月) 23:59:00|
- 創作
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ベルトのテンションを下げ、さらに何とか回転数を落とせました。
ちなみにテンションはON/OFFが可能です。
OFFの状態でもテンションの完全解放にはなりませんが、
車輪と耕作ローターの速度および馬力を大幅に低下させられます。
よって操作を誤った時は、とにかくテンションをOFFにすることが大切。
こうすると車輪は幼児の三輪車よりも遅い速度になりますし、
耕作ローターは接地しているだけで耕作することすら困難です。
ただし、これは飽くまで「操作を誤った際の安全度向上」が目的であり、
完全に危険を避けるなら、エンジンを止めてしまうことが一番。
そして、耕作するにはテンションがONである必要があります。
その状態での安全度を上げられれば最高なのですが、
現状では、とにかく冷静に操作するくらいしか対処できません。
耕作しながら用地を何度も往復したい───という場合でも、
真っ直ぐ耕作 → ローター停止 → 旋回→ 再び真っ直ぐに進む。
一連の操作に、一切の省略を許さないくらいが"普通"ではなくては。
すると手間ばかりが増えるし、そもそも出力を落としているので、
想定したような土の柔らかさを実現するには時間が掛かりすぎる。
そんなわけで、今日はシャベルで粗く土を起こしてきました。
深さと間隔は20~30cm、これを予定の用地全体に施します。
あらかじめ砕いておけば耕作ローターの負担が減りますし、
負担が減れば、低下させた出力下でも耕作しやすくなります。
操作を誤っても対応しやすいままですから、危険度も下がります。
とは云え、不便であることには変わりがありませんし、
さらに母が運転できないので、手軽に使える管理機の復活が急務です。
しかし燃料タンクが経年劣化で割れています。
燃料タンク……中古でも2000円とか足元を見られてるなぁ。
と思ったら、刈払機や芝刈機のタンクなら1000円もありました。
どうせ高くて買えない純正は最初から選択肢に入っていません。
よってタンクの取り付けには固定金具を自作する必要があり、
自作するなら、あえて管理機用のタンクを選ぶ必要もない。
よし、刈払機か芝刈機のタンクに決まり。
- 2019/09/22(日) 15:12:00|
- 菜園
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適した食事と睡眠により背中の痛みは引きました。
さらに曇天であれば日中でもエアコンが不要……これはありがたい。
そろそろ本業が忙しくなるので、眠気以外の敵は避けたいところです。
ところで耕運機の処遇は、今のところ保留としました。
まだ彼からは学べることが幾つかある。
歯車が動力を伝える場合、歯車同士を接触させねばなりせんが、
歯車同士が離れている場合は別の手段が必要になります。
その一つがベルトであり、今回の話で云えばVベルトです。
この耕運機は、純正エンジンから発動機へと換装されており、
発動機は稼動部(車輪や耕作ローター)へと動力(回転)を伝達し、
こうして離れた稼動部へ動力を伝達させるのがVベルトとなります。
Vベルトは発動機と稼動部に一つずつある部品に引っ掛けられます。
これが、円盤の側面に溝が掘られたプーリーと呼ばれる部品で、
ちょうど輪ゴムを2本の指に引っ掛けて伸ばすイメージです。
ベルトとプーリーの接触面に発生する摩擦によって、
発動機のプーリーが右回転すれば、稼動部のプーリーも右回転します。
ここで、テンション(ベルトの張り)という概念が介入します。
[1]ベルトが弛んでいる(テンションが低すぎる)と、
プーリーが空回りするだけで動力は伝わらない。
[2]ベルトが張りすぎている(テンションが高すぎる)と、
2つのプーリーを拘束する力が増して回転そのものを妨げる。
[3]テンションが不十分な状態で稼動部に高い負荷が生じた場合、
摩擦を維持できなくなった時点で空回りが発生する。
よって適したテンションというものがあり調節可能ですが、
発動機の動力を真っ直ぐに(適正に)伝えて制御しづらい場合は、
あえてテンションを下げ、プーリーの空回りを誘発します([3]の応用)。
前回「危ない目」にあった日、私はベルトのテンションを上げていました。
これによって動力は真っ直ぐに伝達され、馬力や速度は向上しましたが、
「操作を誤った時に制御できないレベル」にも達したわけですね。
馬力を低下させる(テンションを下げる)と堅い土を耕せませんが、
かわりに御しやすくなるという長所もあったわけで、
何らかの対策が出来るまで、あえてテンションは下げるべきでしょう。
目下、このテンション調整とエンジンの出力調整が優先事項です。
危険だからと処分するのは、いつでも出来ること。
ビクビク怯えながら触るくらいで丁度いい。
- 2019/09/21(土) 00:00:00|
- 菜園
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