昨日は母の携帯電話(と腕時計)を探して一騒動でしたが、
そんな本日、畑方面の水田では一時的な農業用水路の導水が始まり、
貯水用のドラム缶を洗浄していたところ、あることが起こりました。
洗浄にはエンジン式ポンプを使います。
ハマスゲの件で交流のあるお婆さんからの預かり物です。
勝手に使って良いと云われているので、負担は保管場所と燃料だけ。
ドラム缶は知り合いから貰ったもので夏場は重宝するものの、
冬場は導水が止まり、さらに雨も少ないので殆ど水を溜められません。
その結果、ドラム缶の内壁に繁茂したコケが茂って水が濁ります。
さらにコケが腐って手洗いにも適さない水質となり、汚染が進みます。
洗浄には豊富な水が必要で、導水が始まる時期は打ってつけなわけですね。
ポンプの放水でドラム缶を洗っていると、副業の同僚に会いました。
実は母の知り合いでもあり世間は狭いものだと感じます。
三人で話していると、今度は別の人物が現れました。
婦人用自転車に乗った礼儀正しい中年女性は、
「この辺で携帯電話が落ちているのを見ませんでしたか」と聞くのです。
昨日の今日で似たようなことが起きるものだと、母は協力することに。
さっそく昨日と同じ手段……他の携帯電話で呼び出すことを提案すると、
この人も昨日の母と同じく焦っていたためか───
「あぁ! たしかに仰るとおりですね!」
───思いつきもしなかった様子。
家族から預かっていた他の携帯電話を取り出し、自分の電話番号を呼び出し。
すると間もなく着信音が上がったのは───
「おう、なんか音がしよるぞ」
「は?」
「えっ?」
───ご自身が乗ってきた自転車のカゴでした。
正確にはカゴを包んでいたカバーとの隙間に落ち込んでいたのです。
「あったぁぁぁぁ! ありがとうございます!」
「いえ、僕らは何も」
「私は昨日ちょうど同じことで探し回ったから」
「今時は携帯も大事だからなぁ」
あっと云う間に解決。
間もなく雨が降る曇天の下、四人で笑ってしまいました。
- 2018/04/06(金) 23:59:00|
- 日常
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0