実験君

母が実家で育てていたトマトの苗を植えたようです。
この苗は知り合いからいただいた種から育てたもので、
市販の苗にあるような接ぎ木ではないため、生長に注目しております。

接ぎ木による苗の利点は、接合部から下では病原菌に強い苗を台木とし、
接合部から上では結実を期待できるという「いいとこ取り」な点です。

───が、接ぎ木苗でない場合は本来のトマトに生ずるであろう病害虫や、
連作障害を避けられないため、その意味で収穫が減る可能性はあります。
しかし全く育たないわけではない。

これまでトマトは例外なく苗を購入して育ててきましたが、
接ぎ木に挑戦するにせよ、しないにせよ、まずは結果を知りたい。
苗の自家調達はビートで試したものの成績が良くありません。

種に比べると苗の価格は高く、数が増えれば出費も増えます。
自家調達が容易である作物があれば出費も抑えられるわけです。
今のところはサツマイモが簡単かな。

今日は忙しいので、これまで。

杖があっても転ぶ

今日のジャガイモに被害はなかった……はず。
倒された株の茎は自立できないため、放っておくと枯れてしまいますが、
支柱を宛がうなどしてやれば、割と生き残ったりします。

しかし、かじられた痕は残るため強風などで固定が外れると倒れる。
その場合、倒れている様子は「そばに支柱がある」という点だけが異なり、
ほかは最初に食害された時と変化がないので───

「支柱を立てたのに倒れてる! また根切り虫か」
「根元の土を掘って探そう」
「いない……」
「そんなはずはない、よく探そう」

───という具合に、居もしない根切り虫を探すことになり、
下手に土をほじくって根や芋に傷をつける可能性も生じさせます。

よって初動での駆虫のみならず、倒れた原因が支柱からの脱落であること、
すでに駆虫を終えていることを憶えておかないと無駄足になりかねない。
まして雨の少ない時期は萎れやすくて紛らわしい。

根切り虫についても、はじめから目立つ大きさであるわけではなく、
ダンゴムシよりも小さく見える時期があるので油断は出来ません。
小さくとも「食べるもの」は同じです。

10日間くらい現状維持できれば、収穫までは放置できる……かな?

象を噛む蟻

水田の農業用水が日照りで蒸され、夏らしい湿度をはらんだ風です。
ちょっと畑を覗くと、今日もジャガイモの株が倒れていました。
くたりと伏した姿には嘆息しか出ません。

さて、他の野菜に並行しトウモロコシが芽吹いて10日ほど経ちました。
一部が発芽しなかったものの、85点くらいの成績です。
問題は、これからの害虫被害。

十数年前の知識ですが、農作物における害虫は2400種類を数え、
病気にいたっては6500種類と、途方もない数字です。
これらを踏み越えて今日の食卓を彩っています。

私が畑で直面する被害は多くて2桁がいいところ……負けないんじゃよ。

やること満載

また直径10mmの太い茎にまで育ったジャガイモの株が倒されました。
根元には3匹の根切り虫───怒りをもって駆虫……このバカどんが。
仕事が忙しいので手早く処理して帰宅。

結局、足並みの揃わなかった一部のジャガイモは諦めることになりました。
異常に発芽が遅れたものもありますが、現状で沈黙したままのものがあり、
これは地中で種芋が腐るかして消滅したと考えます。

発芽しなかった種芋は全体に比して2割くらい。
今期は種芋の量が多かった上、土着せをして少しは収量の増加が見込めそう。
結果的には発芽しなかった分を補填できるのでは……と考えるのは早計かな。

ジャガイモなどの根菜類は、地中に異物があると奇形化や減収の要因となります。
異物の実態は大抵が石ころで、とにかく多くて困っているので対策したい。
もとは宅地だったようで瓦の破片まで出てくる始末です。

ふるいを作ってしまおうか。
枠は自作するとして、丈夫で目の細かい網を調達するには───。

攻防と収穫

24日に「ジャガイモの土着せをした」と書きましたが、うかつでした。
土着せの用土について一考することを忘れていたのです。

───と云うのは、ジャガイモの株が生長するまでの数週間、
用土の中に住み着いた虫が、土着せをすることで移動させられるからです。
わざわざ株を危険にさらしてしまいました。

結果、この数日間で根切り虫(蛾の幼虫)による被害が出ており、
深夜に株の根元をかじり取られ、パタリと倒れた株が何本かあります。
根元を丁寧にほじくると、満腹で眠っている彼らがコロンと出て来る。

忌々しく太ったそれを雨水の入ったバケツに放り込んで処分しましたが、
10分後に水を石ころの処分場で引っくり返して作業に戻ると、
数十分後には全て姿を消していました。

どうやら溺死には一時間くらい必要らしい……なんてしぶとい。

ところで今日は玉ねぎの全収穫をしています。
茎を15cm前後ほど残して切り落とし、数個分を束ねて紐でくくります。
この紐は50cmほどで、一束をくくるために半分くらいを使います。

残りの半分でもくくれば、紐の両端で玉ねぎの束ができる形になります。
これを竿などに掛けて干す───農家などでも見られますね。

一人で400個ほどの玉ねぎを中腰で収穫するのは大変でしたが、
くくる作業は母にも手伝ってもらい、仕事場のベランダで干しています。

ホトケノザの一掃を経ての400個は、なんだか誇らしいです。

食べごろの見極め

二日目の雨の中、裂球したキャベツを収穫しました。
普段から種を買う時に品種を気にしていないためか、
このキャベツは小さく、いわゆる「そういう品種」のようです。

全てが同じ生長度ではないのに、裂球したものは生長の度合いが似たり寄ったり。
期待した量感になるまで放置すると、かえって収穫遅れになるようです。
辞書なみの紙束をギチギチに詰めたような密度と、見た目に反する重さ。

むしろ裂球していないキャベツも包丁を入れた瞬間に気前良く裂けそう。
裂球したものだけで12個でしたが、半玉か1/4カットとして使えます。

ただし裂球してさえいなければ、虫の害もなく品質としては申し分ない。
最初から一人で面倒を見てきたことで、ちょっと自信がつきました。

ますます面白くなってきたぞ。

味は同じ

昨日の夕方から雨雲が押し寄せ、夜になってから雨が降り始めました。
ここのところ日照り続きだったので畑には嬉しい雨です。

───が、案の定キャベツが裂球しました。
裂球とは、キャベツの外側にあたる葉の何層かが盛大に裂けることです。
外側が内側からの圧力に耐えられずバリッと行きます。

収穫が早ければ食べられますが人に渡す時は格好悪い。
種から育ててきたのに……うぬぬ。

お好み焼きか焼きそばで消化してしまおうか。

ぶかぶかの服

日暮れ前に畑へ行き、ジャガイモの土着せをしました。
土着せ(土寄せ・増し土)とは、ジャガイモの根元に土を盛ることです。

ジャガイモは種芋より"上"の位置に芋をつけます。
あらかじめ土を掘って種芋を低くしたり、あるいは周囲から土を集めたりして、
発芽後、ある程度まで生長したところで新たに土を盛ってやるわけです。

こうすると、もともと地表の茎であった部分からも新しく芋が作られます。
作られなかった場合も、最初に作られた芋が肥大する余地を与えるため、
結果的に品質か収穫量のどちらかで貢献するわけですね。

しかし、これまで積極的に土寄せをすることはありませんでした。
理由は限りある面積で色々と野菜を作るため用地が手狭になりがちな点と、
浅いところに粘土層があったり、利用できる土に石ころが多い点です。

石ころは努めて拾い集めるようにして、そこそこ土の状態も改善され、
今回は期せずしてジャガイモの用地を増やすことになったので、
耕作~仕込み~収穫までを一人でやってみたくなりました。

さて、どうなるでしょうか。
根菜は土の中に異物があると奇形化したり収穫量が減ったりします。
石ころの除去が完全ではないし、土着せが逆効果になる可能性も。

これが面白いから、畑をやめられないのですが。

羽の生える養子

仕事に行き詰ってしまったので明け方(05時前)に畑へ行き、
水やりと草むしりをしていると、続々と菜園仲間が現われました。
ここしばらくの天候ですと、作業ができる時間帯は早朝か夕方くらいです。

そんな中、ある古参利用者の方に聞かれました。
早朝から畑に出られるのは、概ね定年過ぎの高齢利用者です。
視力の低下が著しく───

「孫が虫の観察をするってな、畑で捕まえて来てくれって」
「虫って、蝶の幼虫とか?」

───小さな昆虫を見つけて捕まえるのは難儀だとか。

「そうそう、居るか?」
「居るんじゃないかな……え~と……」

私の用地には柑橘類の木が生えています。
木を育てるのは菜園の利用規定に反するのですが、植えたのは前利用者で、
特例により樹高1メートル以内(撤去が容易)ならば許容範囲となりました。

一応の収穫が見込めるので植えたままにしてあり、そして害虫もつきます。
おもにアゲハチョウの幼虫です。

「こいつは?」
「おぉ、でかい。 よく見つけられるなぁ」
「これも同じやつ」
「この黒っぽいのがか」

若齢幼虫は鳥の糞に擬態しているため別種のように見えますが、
成長して終齢になると、今度は葉っぱに紛れて見つけにくくなります。

「脱皮すると、さっきと同じ幼虫になりますよ」
「ほお」

本来、私は幼虫の類が大の苦手です。
畑へ入り浸るまでは情けない声を上げて逃げたものですが、
実家の庭にミカンの木があったのでアゲハチョウの幼虫は……まぁまぁ平気。

食草用の若い枝を切って渡しました。
食べる量や鮮度が分からないので、勝手に採取しても結構。

無事に羽化するかな。

仕事が忙しいと畑に出たくなる病

仕事が忙しかったので終日を自室で過ごしました。
外はギラギラの太陽が路面を焼いており、室内はパソコンの廃熱で暑いため、
27℃設定のエアコンをかけ、サーキュレーターで空気を掻き混ぜました。

───寒い!!
エアコンは標準的な六畳間用だと思いますが、27℃でも寒い。
サーキュレーターを使うと必要以上の冷気に感じられます。

天気予報も、相変わらず晴れと曇りのほかは一週間先まで降水確率30%以下。
そろそろ本気で畑の水やりを欠かさないようにしないと枯れてしまいます。

夏野菜の仕込みもあるし、やること満載。
もうすぐ母の仕事が落ち着くので、ちょっと任せようかな。

私の担当は、力仕事と支柱の設置、農具と耕耘機の手入れ。
プロフィール

七片 藍

Author:七片 藍
フリーイラストレーター

当ブログについて
:本家[ether]
:mixi[499935]

カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
カテゴリ
検索フォーム
最新コメント
月別アーカイブ
QRコード
QR