第27緑化地区

フリーイラストレーター七片藍のブログ/第27緑化地区

任務完了

昨夜の食事中、こむら返りなのか急に背筋が痛くなってしまい、
徐々に回復しているものの、後ろを向くだけで呼吸が止まりそうになります。
歩いている最中に痛みが走ることもあって、変な声が出るので困り者です。

そんな中での仕事でしたが、無事に納品することが出来ました。
これまでは納期の早朝に送信していたところを、最近は正午くらいまでに伸ばし、
より品質を上げるよう努めたところ、気持ちにも余裕が出来たように思います。

さぁ、今夜は好きに過ごすぞ。
そんでもって明日は畑に繰り出すのだ。

……雨が降らなければ。
  1. 2016/06/30(木) 23:59:00|
  2. 日常
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獲物の声

夜になって近所で「ホーゥ、ホーゥ」と鳴き声のようなものが聞こえ、
こんなところにフクロウが居るのかと思ったら───

「あ、こんばんは」
「あら、こんばんは」
「フクロウの鳴き声ですかね? さっきの」
「あぁ、私よ」

───知り合いが野良猫の気を引こうとして出した声でした。
「チチチ……」という音のほかにも色々あるのでしょうか。

明日は〆切なので朝まで頑張ります。
  1. 2016/06/29(水) 23:59:00|
  2. 日常
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しばしの我慢

雨で気温が下がったせいか、ほんの数時間だけ10月くらいの空気でした。
こうして思いがけず季節を外れたような空気を吸い込んだ時、
数ヶ月先が楽しみになり、なぜか生きていて良かったと感じます。

今日は何度目かのイチゴを収穫しました。
5月を収穫の始めとして、早くも6月が終わろうとしています。
指先に染み付いたイチゴの香りを飽きるほど嗅ぐことになるなんて。

ひとまずの〆切が木曜日なので、それが終わったら一日だけ畑に繰り出そう。
  1. 2016/06/28(火) 23:59:00|
  2. 菜園
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男はパンイチ

サーキュレーターで深夜の外気を取り込むと、大体27℃前後の室温です。
風向を変え、天井へ打ち上げるようにすると肌が冷えすぎず快適でした。
この外気がいつまで続いてくれるかな。

眠っている最中、急に私の前で見知らぬ女性が着替え始めるという夢を見ましたが、
変に下着から未来っぽいというか、そのまま宇宙船にでも乗れそうな感じでした。
しかし例え夢の中であろうと───

「何それ、もう一回よく見せて」

───などとは云わず、静かに部屋を出た自分の倫理観というものを、
少しは信用して生きても良さそうだなと思いました。

そして登場人物だけ涼しい格好されても、寝苦しさは変わりません。
  1. 2016/06/27(月) 23:59:00|
  2. 日常
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「寄るな!」

暴れたくなるくらいに座っていると、体力を使う作業が息抜きになります。
そこで仕事の息抜きに母の草むしりを30分ほど手伝いました。

しかし───

「あぁぁイライラする!」
「僕なんか右手だよ、左手じゃないんだよ」

───蚊に刺されます。

ねじり鎌を振るう右手を刺すのですから、動いていようと関係ない。
少しばかりの危険を冒したところで機会は何度でもあると思っているかのよう。
畑の蚊は「出入りする人間は作業を優先する」と知っているに違いありません。

それはそうと刺されても痕が残りにくくなったような……免疫?
  1. 2016/06/26(日) 23:59:00|
  2. 日常
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腹持ちのいいラーメンが欲しい

ここ数日の雨により、畑で地中深くに刺したはずの支柱が倒れてしまいました。
山芋のツルが這ったことで重量が増したことも原因の一つであるようです。
ううむ、大きなハンマーで打ち込んだのに計算外じゃよ。

今日は久しぶりに実家でラーメンを食べました。
我が家でラーメンというと、袋ラーメンか生麺タイプのものを買い、
海苔と刻みネギと自家製チャーシュー、好みでメンマ……という感じ。

これは私が「ちゃんと具材を揃えて食べてみたい」と思ったのが始めで、
簡単に作れる自家製チャーシューから色々と足して行った結果です。
よく父に作ってあげたりしました。

本日に食べたものは生麺のみで売られているものでしたが、なかなか美味しい。
ここしばらく自宅でラーメンを食べる機会が減っていたので、
またちょっと凝ってみようかな。

でもお腹が空くの早いんだよな……。
  1. 2016/06/25(土) 23:59:00|
  2. 日常
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犬も喰わない

昨夜は近所の初老の夫婦が酒に酔って怒鳴り合いをしていました。
一ヶ月に一度くらいの割合で、とにかく大声が凄い。

「そんなんで楽しいんか! 楽しいんか! 楽しいんか! 楽しいんか!」

これは奥さん。
罵詈雑言にリズムをつけて何度も繰り返すクセがあるようです。
過去には「ボケ爺!」を連呼しましたが、一方のご主人も負けていません。

「おう楽しいわ! 十(とお)も離れてて何でこんな目に遭うんだ!!」

知りたかったわけではありませんが、思いがけず二人の年齢差が判明しました。
昼間は人当たりも良く、むしろ静かで上品な感じさえ受ける夫婦なのです。

しかし大きな酒瓶(4Lくらい?)を買って帰るあたりは、
飲んで喧嘩をすることが円満の秘訣になっているようにも見えます。
割れ鍋に綴じ蓋というよりは、頑丈な茶碗が重なってガチャガチャ鳴る感じ。

それにしてもあれだけ怒鳴っていれば声も枯れそうなものを、
翌日になると、しれっと何事もなかったかのような挨拶です。

そこは何事かがあったように振舞って欲しい……不自然だから。
  1. 2016/06/24(金) 23:59:00|
  2. 日常
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季節の影響力

むせそうな湿度と隠れたままの太陽───いよいよ梅雨らしい梅雨です。
そうかと思えば、ひとしきり雨が降ると過ごしやすい夜になったりします。
こんな変化が作用してか、なんだか色々と調子が出ません。

具体的には、私の場合は睡眠による回復が浅いことです。
眠り始めて3~4時間で目覚めてしまい、すぐに寝直せません。
二日酔いのように頭が重く、結局は数時間後に眠り直す必要が生じます。

実家では妹が似たような感じで、母も疲れが溜まっているようです。
しかし気候ばかりはどうしようもないし、明日は昼から雨だとか。

わあ、畑の雑草が凄いことになってるんだろうなぁ……。
  1. 2016/06/23(木) 23:59:00|
  2. 日常
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二十数年前

学生時代にアルバイトをしていた会社が更地になっていました。
そういえば少し前に重機が入るのを見たような。

私にとって初めてのアルバイトでしたが、全く良い思い出がありませんでした。

・事務補助として入る
・次第に3分くらいで終わるような作業になる
・作業完了を伝えに行くと邪険にされる

・時給が上がるはずの倉庫作業に変わるも変化なし
・掃除の仕事に変化する
・炎天下の草むしり(水なし)

友人と一緒に働いていましたが、二人同時に辞めることとなりました。
食い下がられたものの私はすっぱりと手を切り、根負けした友人は一ヶ月延長。
勤怠表を盗み見た友人の話では、私の時給は一時間分がごまかされていたとか。

倒産したのか拠点を移したのかは知りませんが、こうして更地になってしまうと、
いつかは通りかかっても思い出さなくなるくらいになるのでしょうか。

ああ、今日で最後にしてくれよ。
  1. 2016/06/22(水) 23:59:00|
  2. 日常
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何もしないのも"する"ことの内

昨夜から降り始めた雨は朝にかけての大降りでしたが、
夕方までに乾いた路面を取り戻して何事もなかったかのようです。
畑は十分に潤ったことでしょうが、雑草も勢いをつけるに違いありません。

最近、一週間くらいの休暇が欲しいと思うようになりました。
普段から休みらしい休みがないので、少しずつ余裕を作るよう努めてはいますが、
案の定というか、そうして作った時間は容易く他の何かで潰されてしまいます。

今日は少し甘えを許して、忙しいにも拘らず長めの睡眠を摂りました。
結果、いつもなら遅々として進まない作業がスラスラと消化でき、
改めて自分は時間の使い方が偏っていると感じた次第です。

ついては、どこかで「仕事をしないとイライラする」くらいの休みを作り、
その最小値は一週間であろうという考えに至ったので……

───と、ここまで書いて「違う違う」と頭を振ります。
私の場合、なんとかして作った時間的余裕というやつの用途が決まっていて、
そこに用事の消化を割り当ててしまうから、結果として休みにならないのです。

こうなると、何も考えずに三日くらい食事と睡眠だけで過ごすほうがいいのかな。
それでも仕事の連絡だけは───なんて考えていると元通りになりそう。

自営業の休暇設定は、割と面倒です。
  1. 2016/06/21(火) 23:59:00|
  2. 日常
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贅沢な悩み

弟のバイク修理に少々付き合ってきました。
景気良くエンジンが掛かると思わず小躍りしたくなります。

今年はイチゴを増やしたので収穫も多かったのですが、
さすがに用地の割合が大きいため、次からどうするか思案中です。
あまりに縮小すると収穫が激減しますし、それはそれで感動がない。

知り合いの用地を引き継いで面積が2倍になったのが昨年度までの話。
もともと3ヶ所しかなかった用地が一時的に6ヶ所まで増え、
契約が切れて3ヶ所に戻ったところで一つだけ追加し、現在は4ヶ所。

6ヶ所だった時は「こんなの手に負えない」と思っていたものの、
2つ減っただけで用地の不足を感じるのですから、勝手なものです。

野菜作りは、趣味と実益の側面を併せ持っています。
よく使う野菜を多く得られれば、野菜の価格を気にせず食べられますが、
そこにスイカやメロン等を含ませるかは、家計とは別の話になるわけです。

では必要ないかというと、それもちょっと寂しい。
今回のイチゴがまさに"それ"で、収穫物に彩りを添える役者となりました。

ううむ、3割まで減らすとして残りは……。
  1. 2016/06/20(月) 23:59:00|
  2. 菜園
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どっちも悪くない

家族で食事に行きました。
母と妹は冷やし中華を頼んだものの、辛くて食べ切れなかった様子。
あまりに辛いものは私も苦手なのですが、慣れるものなのでしょうか。

今日は仕事を終えて眠る前に少しだけ畑の草むしり。
2畳分くらいの面積でも、雑草はポリバケツに入りきらない量になります。
前回に見逃した雑草が今回までに繁茂し、今回で見逃したものは次回へ。

そんな中でイチゴを収穫しました。
大小で20個くらい、これが一日か二日おきに収穫できます。
そんなにイチゴばかりを食べることもないので、大半はお裾分け用です。

ううむ、食害される分が多いとはいえ魅力的だなぁ。
もう少し管理を厳しくして、もっと品質を上げられれば……。
誰かの誕生日ケーキを彩ることが出来たらいいな。

ただ我が家って、誰一人としてイチゴの収穫期と誕生日が重ならないんですよね……。
  1. 2016/06/19(日) 23:59:00|
  2. 菜園
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正しい眠気

体調が悪いわけでもないのに眠くて仕方がありません。
入梅したせいなのでしょうが、その雨も大して降らないのに。

どうしても眠い───という時は、起きていても仕事にならないので、
最近は椅子に座ったまま眠るという方法をとり、なんとかなっています。
それでも「ベッドで上体を起こしたまま」だと寝入ってしまうと分かりました。

私の仕事は私一人の環境ですから、誰も起こす人が居ません。
よって何らかの方法で睡眠を中断する手段が必要になりますから、
こくりこくりと舟を漕ぎ、ガクンと姿勢を崩した時に起きられるほうが良い。

この方法は長いこと使わずにいました。
起きるなら起きて作業を続け、眠るなら眠って回復させる。
きっちりとした睡眠に勝る回復はないという考え方だったからです。

それが最近になって数十分の居眠りがもたらす回復も大きいと分かり、
ずいぶんと仕事が捗るようになった反面、睡眠が散り散りになっています。
どの時間帯に長い睡眠をとるのが正しいのか、分からなくなってしまいました。

今になって転職することになったら、どうなるんだろう。
  1. 2016/06/18(土) 23:59:00|
  2. 日常
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黒き木の葉

お昼過ぎに家族の用事で実家へ向かおうとしたところ、
玄関ドアを開けた瞬間、枯れ葉が舞っ……たように見えたのは勘違いで、
それは羽ばたいて着地するや否や、黒い轍が残りそうな勢いで逃げ回りました。

今年は空梅雨なのか雨が少ないものの、ちょっと雨が降ると"これ"です。
独り暮らしが長くなると大抵のことには驚かなくなりますが、
羽音が聞こえそうな至近距離は、やはりギョッとします。

外から飛んできたものが玄関ドアの隙間に逃げ込んでいたようですが、
入居者が減った私のアパートは「行き先」が集中するので困ります。

それにしても大きかったな……山育ちなんだろうか。
  1. 2016/06/17(金) 23:59:00|
  2. 日常
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面倒見

仕事と雨の両方が理由で、三日ほど畑へ行けていません。
早くジャガイモを収穫して美味しいフライドポテトが食べたいのに。

畑へ行くと何かしら作業があって、「何もない」という日は殆どありません。
植えたり耕したりの作業がなかったとしても、草むしりだけはあります。
それでも一日に費やせる時間は多くなく、大抵は何か一つか二つ。

畝を作るところから始まって、自分が何かを植えて生長が始まると、
たった一日でも僅かに変化があり、それが楽しくて畑へ入り浸るようになります。

好んで畑に繰り出す人なら「一日中ここに居たい」と云う人も多いです。
仕事や自宅のことを放置しても許されるなら……という気持ちからでしょうが、
それは難しいことですから、一日に出来ることを細かく分けて消化するわけです。

そんな毎日に「畑へ行けない日」が発生すると、ムズムズします。
生長を妨げるような雑草があれば除いてやりたいし、萎れているなら水を。
畑が好きな人は世話焼きなのでしょう。

自室に対してそうであるとは限りませんが。
  1. 2016/06/16(木) 23:59:00|
  2. 日常
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次の接ぎ

仕事で発注書を誤読し、担当さんに見当外れな質問をしてしまいました。
原因は電子文書の「墓」と「基」を読み間違えたことによるものです。
電子文書はきちんと拡大して読むべきだと反省しました。

……それとも視力の低下でしょうか。

ところで私は仕事の日程をガントチャートで管理しており、
採用にあたって過去の仕事も記録済みで、この11年を一望できます。
ガントチャートとは帯グラフを用いた表の一種です。

こんな風に。

────────────────────────────
    1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月
[案件A]-------
[案件B]           -------
[案件C]                ---------
────────────────────────────

上記の場合、[案件A]の終了後に少しだけ間を空けて[案件B]が始まり、
空いている部分は「仕事がない時期」となり、つまりは休みと同じ扱いです。
[案件B]と[案件C]の間には空きがないため、休みもないことになります。

採用したのは2012年からのことで、それ以前は概ね上と同じ受注状況です。
チャートは左上から右下へと緩やかな坂道を描いているわけですが、
それ以降の日程を見ると、以下のように変化しております。

────────────────────────────
    1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月
[案件A]-------
[案件B]  -------
[案件C]   ---------
[案件D]  -----
[案件E]    ------
[案件F]     -------
[案件G]      -------
[案件H]     ---------  
[案件I]        ------
[案件J]         ------
────────────────────────────

休みがない!

坂道は絶壁に近い角度を描いています。
空白を見ると不安になるため、つい次の仕事を入れてしまうのです。

これは自営業がしばしば陥る心理で、友人や知り合いから何度か忠告も受けました。
しかし日程を熟考する時間などないし、何よりそれは仕事の内に入りません。
生活を維持するのは大変なことです。

今年の一月に少し調整したものの、あまり意味はありませんでした。
先行の予約が増えたことで長期的な計算が必要になっています。

算数は苦手なのに……。
  1. 2016/06/15(水) 23:59:00|
  2. 日常
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凡人の限界

朝までに仕事の区切りを付ける私は、夜明けが早くなると焦ってしまいます。
そして「そりゃそうだ」と思われるでしょうが、こういう生活は不健全です。
夜は電話や来客がないから作業環境としては理想的なのですが……。

そんな生活を送っているせいか、よく変な夢を見ます。

前後の内容は不明で、とにかく私は"化け物"に追いつめられているところ。
場所は学校か企業ビルの3階あたりで、なぜか逃げ込んだ先に武器庫があり、
私は右手にクロスボウ、左手にショットガンと弾薬を持っていました。

さて化け物が襲ってきて応戦するわけですが───

・ショットガンと弾を同じ手で持っていて装填できない。
・クロスボウの弦を引いていないので後回しにして放り出す。
・ショットガンの弾を込めようとしてバラバラと弾をこぼす。
・クロスボウに持ち替えると、接近してきた化け物に掴まれて射てない。

───見事なまでに何も出来ず、目覚めた時には腹が立ちました。
夢の中で特有の「体が思うように動かない」というやつは健在です。
こんな夢を見た理由は、仕事の息抜きに進めていたゲームのせいでしょう。

主人公は特殊スーツを着てバールを振り回す科学者ですが、
私は夢の中ですら貧弱な一般人で、いつでも手一杯な状態です。

だから弾丸を落とすんだな。
  1. 2016/06/14(火) 23:59:00|
  2. 日常
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ぎこちない架空

いつかの日記にも書きましたが、私はストップモーションアニメが好きで、
とくに昔の特撮映画における、あの独特な動きにときめいたものです。

Youtubeを観ていて、どの動画が影響したのか関連動画に古い映画が連なり、
映画の一部の切り取ったものにストップモーションアニメの怪物が出ました。
今やCGアニメーション技術の高度化により、すっかり見る機会が減っています。

私にとっては、あの動きこそが怪物の禍々(まがまが)しさを表すものであり、
人間や動物といった実在の生物と、そうでないものとを分ける境界線でした。

よって現在の滑らかな動作は、むしろ生物(実在)寄りへと強調されます。
子供の私が「あの動き方だから化け物だ」と強く信じさせた物差しは、
技術の発達とともに脳の奥深くへ埋没し、「架空の恐怖」を一つ奪っていきました。

これは私の感性が問題ですから、そう思わない人のほうが正常なのでしょう。
しかし、ふと考えることがあります。

もし私が子供時代にストップモーションアニメの怪物を見たことがなかったら、
今の私が「あの動き方だから化け物だ」とする物差しを、一体どこに設定したのか。
滑らかなCGの怪物を観て育って、ストップモーションアニメの怪物を観たら?

きっと別の何かを感じるような気がする反面、それが全く予想できません。
目が光るから? 人を丸飲みするから? 100メートルもジャンプするから?
それは行動であって、どれも違う気がする。

あの禍々しさを静止画で表現したいです。
  1. 2016/06/13(月) 23:59:00|
  2. 創作
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食べ過ぎ

朝は畑、昼は用事をこなして来たのでクタクタでした。
この時期は目を離すと雑草の隆盛が著しく、あっと云う間に穂が立ちます。
目に付いた端から引き抜いておかないと種を落とされてしまう。

「おはようございます」
「みるみる減ってくねぇ」

菜園仲間はお年寄りが多く、私と同年代の人が出入りすることは稀です。
中年男ですら"若い"とされる中で草むしりや水運びといった地味な作業は、
体力も必要となるため、早く済むと羨ましがられます。

ところで今年はイチゴの畝を増やしたことで豊作となり、苺狩りもしました。
それでも一割くらいは食害に遭うので、母はそれが面白くない様子。
ぼやいていると、同じくイチゴが豊作だった菜園仲間に云われました。

「いやぁ、でも十分に食べたよ!」

なんだかハッとしました。
多く収穫して食べることを経験してしまうと、つい忘れがちなこと。
これまでの生活で、飽きるほどイチゴを食べる機会があったろうか?

被害が出たとしても、この状況は十分に贅沢なのでした。
  1. 2016/06/12(日) 23:59:00|
  2. 日常
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「まだ働けます」 「よし、来い」

2ヶ月ぶりくらいに友人と会い、買い物に付き合ってきました。
前回に会った時、あるものを私に譲ってくれることになり、
すっかり忘れていたので本日になって受け取ることに。

何かというと、型落ちのスマホです。

私は未だに6年前のガラケーを使っています。
外装はボロボロ、月々の利用料金は2000円前後。
電話とカメラしか使わず、それぞれ操作が重くて使いづらい。

日頃から外出の機会が少ないし、調べものは自宅で済ませてしまうため、
友人や後輩が利用し始めても変わることなく、本日に至っております。

ところが先日(三月)、友人の部屋へ遊びに行った時のことでした。

「これ誰のスマホだ?」
「前の機種だよ。 もうデータは移した」
「お役御免ってわけか、かわいそうだな」

「七片、使う?」
「使う……って、よく知らないけど電話なんだろ?」
「電話として使うなら契約とか必要で、えーと……」

「あ、資料写真を撮ったりするにはいいかもな」
「じゃあ今度までには渡せるようにしとく」

私のガラケーは古い機種なので画面の解像度も低く、
とくにカメラ性能が不満で、どう調節しても特定の色が強く出ます。
このブログに掲載している写真画像もレタッチソフトで調整するくらいです。

譲られたスマホのカメラ越しにパソコンのディスプレイを見てみる……。
おお、ほぼ期待した色合いで表示される素晴らしさ。

大切に使わせてもらおう。
  1. 2016/06/11(土) 23:59:00|
  2. 日常
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兄は頼りない

昨夜は湿布の効果で乗り切ることが出来ました。
先月からの作業による酷使で筋肉が炎症を起こしていたようです。
包帯がわりに靴下を使うのは母の提案ですが、これは簡単で便利だなぁ。

今日は久しぶりに弟と話し、ほとんど仕事の愚痴を聞く側に徹しておりましたが、
周囲で聞くところの「兄弟なんて仲が悪いのが当たり前」という点からすると、
我が家では兄弟間で喧嘩らしい喧嘩をしたことがなく、平和そのものです。

弟というと、たまに昔の出来事で記憶に誤差が生じます。

「あの時さ、俺が苛められてて兄貴が同級生に怒鳴ってくれたじゃん」
「怒鳴った? お前の同級生を?」
「したってば」

「お前が苛められてるのを見た記憶はあるけど、何かした憶えはないぞ」
「あいつらが怒鳴られて逃げてくのも憶えてるもん、絶対そう」
「何もしてないはずだがなぁ」

私の勘では、おそらく私が居合わせていたのは事実なのでしょうが、
大きな声を出したのは同級生のほうではないかな、と思っています。
そこに現われた私が上級生で、体も大きかったから逃げたのでは───と。

まぁいいか、仲がいいなら。
  1. 2016/06/10(金) 23:59:00|
  2. 日常
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商売道具

5月に入った頃から色々と用事や手伝いに奔走していたのですが、
そのシワ寄せなのか、現在は右腕の"芯"が嫌な感じで仕事に支障があります。

痛いわけではなく、まるで腕の中に埋め込んだ電熱線が熱を持つ感じです。
手がけている仕事作品が非常に細かいので、負担が蓄積されていきます。
明日は〆切なのに、数時間で終わる作業が全く片付かない。

とりあえず何枚か湿布を貼ることにしました。
剥がれ落ち防止に包帯が欲しいところですが、残念ながら手元にないので、
ダメになった靴下の爪先を切り開き、腕抜き状にして代用します。

うん、何とかなりそうだ……朝まで頑張ろう。
  1. 2016/06/09(木) 23:12:41|
  2. 日常
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「わかりません」

注文次第で様々な怪物を描くのが私の仕事ではありますが、
発注時の作画指定も様々で、長いこともあれば短いこともあります。

経験上、指定文の多少/長短と仕事のやり易さとは無関係で、
長くても要点が分かりづらかったり、短すぎれば質問する必要があるのです。
こうしておかないと、認識の行き違いが結果を大きく左右することになります。

これまでの仕事で最も「言葉どおりではなかった」例としては───

・[魔法使いを書いてください]
・「普通にローブをまとって杖とかを持った人でいいのかな……よし描けた」
・[いいえ、実は頭が***で、体にはヨロイをまとっていて……]
・「それって最初に云うべきことじゃない?」

───こんな感じでした。

さすがに途中で予定変更したとしか思えませんが、
曖昧な想像をハッキリとした形に持って行くのが仕事である以上、
(上記は別として)ある程度の"ゆらぎ"も許容する柔軟性が必要です。

そして作画指定には「こんな風に……」と参考画像が添付されることもあります。
視覚に訴える手っ取り早さが文章よりも直接的で、最も助かる例です。

それは動物の写真であったり、大昔の洋書に載っているペン画の挿絵であったり、
単体の装飾品や、もっと大まかに景色の写真など色々あります。
そんな中、添付されると当惑する種類の画像があるのです。

何かというと、過去に自分が描いた作品。
「ちょうどこんな感じ!」という画像として適当だったのでしょうが、
何というか……こう……ごめんなさい、参考になりません。

思いがけず自分の作品を見た時にギョッとする感じって、何なんだろう。
  1. 2016/06/08(水) 23:59:00|
  2. 創作
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役立つ悪臭

仕事明け、小雨が降る中を少し畑で作業しました。
今年は思いがけず野菜の苗をいただいたこともあり、出費が少なめです。
それでもトウモロコシだけは種から育てるので、今日は種蒔きでした。

新たに野菜の畝(うね)を作る時、あらかじめ肥料を仕込むことがあります。
そして肥料は購入したもののほかに野菜の廃棄を埋めることもあり、
そのまま埋めることもあれば、ポリバケツ内で分解させたものを使うことも。

後者は少量の水と土を入れておくことで分解が進みます。
大部分を分解させておくことで堆肥化を早めるわけですが……非常に臭い。

分かりやすい例を挙げるならドブの匂いです。
こんなものを真夏の炎天下に扱おうものなら苦情が来るため、
仕込んだ直後に土をかけるか、雨が降る直前に仕込む等の工夫が要ります。

今日は雨が降っていたのを好機とばかりに仕込みを始めましたが、
興味本位で容器の中に顔を突っ込んで匂いを嗅いだら、酷い目に遭いました。

「臭いものは嗅いでみたい」という変なクセ、早く直そう……。
  1. 2016/06/07(火) 23:59:00|
  2. 菜園
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沈着

就寝時間がずれているので、元に戻すため調整している最中なのですが、
年齢のせいか、雨が降っただけで寝起きの体がゴキゴキと鳴る感じです。
中年は老年ではないけれど、断じて少年ではない……ということでしょうか。

ところで私はタイピングの際に「かな打ち」で入力するのですが、
仮にローマ字であったとして、およそ多くの人も結局やらないであろう、
タッチタイピング(ブラインドタッチ)を習得しないままです。

かな入力は「憶えてしまえば打つのは早い」などとも云われますし、
大体のアルファベット配列を目視で記憶してしまった現在となっては、
これ以上に速いタイピングを目指すわけでもなければ困ることもありません。

ふと思ったのは、タッチタイピングを習得していないからと云って、
では全てのキーを目視入力しているかというと、そうでもないことです。

それはいわゆる手癖で記憶してしまっている範囲のキーで、
私の場合、おもに左手で隠れてしまうキーを体が記憶しています。
この範囲は見なくても打てるようです。

しかし全く見ないで打てるかと云うと、これもそうではない感じ。
最初に一度だけ照準を合わせる必要があり、意識してしまうと大抵は間違える。

そこで思うのは、タッチタイピングを習得した人との差です。
きっちり憶えた人と私とでは、憶えている配列に歯抜けがあるだけなのか、
あるいは全く異なる憶え方をしたため修正が困難な段階なのか。

今さら直そうとも思いませんが、こうして考えながら日記を書いて十数年、
私にとっては、ちょうど良い早さになっているのが救いです。

……日記を書かなくなった時、代わりに入り込む"別の習慣"は何なのだろう。
  1. 2016/06/06(月) 23:59:00|
  2. 日常
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「カネ取るぞ!」

一晩を降り続いた雨は晴天となり、週間天気予報も変化しています。
あともう2回くらいは草むしりの機会があるかも知れません。
梅雨時のヤブ蚊に苛まれながら除草作業はやりたくない。

畑には共栄作物(Companion Plants)と呼ばれる植物も用いられます。
これは野菜のとなりに植えることによって効果をもたらす植物のことで、
防虫や殺菌のほか、野菜の生長を促したり風味を良くしたりと様々です。

比較的よく知られているのはマリーゴールドで、葉っぱや根っこが役立ちます。
野菜畑で出し抜けにオレンジ色の花が咲いていたら、防虫目的かも知れません。
そして蚊避けの効果がある植物を調べてみたところ、ローズマリーと出ました。

あの縞模様の蚊を避ける力はあるのだろうか。
昨年みたいに足首だけで6ヶ所なんて、もう嫌なんじゃよ……。
  1. 2016/06/05(日) 19:49:01|
  2. 菜園
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"本物"はどれ?

向こう一週間の天気予報に晴れ間を望めないようです。
これは入梅ということなのかなぁ……などと思っていると、出ました。
ヤツらは梅雨時に多いのですが、ユニットバスの扉を開ける瞬間は反則です。

(殺虫剤の購入費もバカにならないので、私は専らパーツクリーナー派)

畑が泥濘化する前にと、気になっていた草むしりを一時間ほど続けました。
腰が悪い母は小さな腰掛に座った状態で草を引くのですが───

[ブブーッ]

腰掛の材質か表面処理なのか、そして母の履いているズボンの布地か、
母が姿勢を変えるたびに、絶妙な摩擦で変な音が鳴るのでした。
平たく云えばオナラの音に近い。

「やったな?」
「してないわよ、これのせい!」
「だって音が似すぎてる」

私の居るほうに向き直る時ですら鳴るので、本当に腰掛のせいです。
それにしても頻繁に鳴るため、聞いていると二人とも可笑しくて仕方がない。

[ブブッ・ブーッ]

「ふふっ」
「どうにかなんないの、それ」
「知らないわよ~」

[ブッ・ブゥ~~~ッ]

「ちょっと、ひでぇなぁ!」
「だから違うって云ってるでしょ~! アッハッハ」
「分かってるけどさ、これじゃ本当にしてても分からないじゃん!」
「あっははははははは!」

こういう息抜きをしながら続けると、草むしりも大して苦になりません。
  1. 2016/06/04(土) 00:00:00|
  2. 菜園
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久しぶりの耕作

少し余裕がある内に用事を消化しておこうということで、
知り合いから頼まれていた畑の耕作を済ませてきました。

この人は既に高齢ですが介護職に従事しており、昼夜を問わず原付を走らせ、
深夜に帰宅することも多い中、その少ない余暇に畑を始めたのでした。
しかし、借りた用地に少し問題があったのです。

───というのは、私たちと同じ菜園でありながら端の用地しか空いておらず、
一人で回転させるには広すぎて、明らかに持て余す面積だったためでした。
そして用水路からも遠いため、水遣りをするにも一苦労。

放置が過ぎて草ぼうぼうになると、地主から文句を云われかねない状況です。
そこで、用地を3分割して一ヶ所ずつ使うことを勧めました。

黒マルチと呼ばれるシートで使っていない用地を覆って雑草の発生を食い止め、
用地を一年ごとに入れ替えることで"休耕"とし、連作障害も低減させます。
短所は用地が狭く収穫が少ないことですが、これが最善であると判断しました。

そんなわけで用地の7割ほどを耕し、ついでに籾殻も仕込んでおき、
黒マルチで覆って防草して完了……2時間くらいでしょうか。

さて、我が家の畑も雑草が多くなってまいりました。
  1. 2016/06/03(金) 23:59:00|
  2. 菜園
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ガツガツ

実家の買出しに行くため、妹を乗せて車を出しました。
以前、仕事で精神的な負担が酷かった頃の妹に対して───

「たまには肉を食え、ステーキとか野獣のように……気分いいぞ」

───と云って、半ば強引に食べさせたところ本人も気に入ったようで、
たまに安い時は買ったりして、まさに本日がそれでした。

「食うかー?」
「う~ん……」
「食うなら買ってやる」

「食べる!」
「人の金だと思って……」
「そりゃそうでしょ」

そして買ってるのはいつも私。
  1. 2016/06/02(木) 00:00:00|
  2. 日常
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達人じゃなくてもいい

6月です。
昔は「なんで祝日がないんだろう」と考えていましたが、
今の私には祝日が関係ないため、ある意味で疑問が消えてしまいました。

ところで先日の弟から日本酒を沢山もらったので、
寝酒でも食らってやろうと一ヶ月ぶりくらいに飲んでみたところ、
妹から「買い物に行きたい」と電話が掛かって来て車を出せず終い。

なぜか飲んだ日に限って、こういうことが起こります。
さらに睡眠の質が悪くなるので結局は飲まなくなるのですが、
父亡きあと、大量のお酒を消化する方法が失われつつあって困りものです。

近所に酔拳の使い手は居ないかな……。
  1. 2016/06/01(水) 23:59:00|
  2. 日常
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