灯油を切らしていても独り暮らしは代わりの者がいない……と、
風邪で仕事を休んだ病み上がりの友人に車を出しました。
彼の独り暮らしも一年になり、初期に比べると発言も変わっています。
久し振りに尋ねた彼の部屋は殆ど引っ越した当時のまま。
モデルルームのように小奇麗な部屋で上品に暮らす男は、
私のような雑然とした部屋とは正反対に進むのかと思いきや───
「相変わらず物が少ねぇな」
「そうなんだよ、この辺がさ、なんか殺風景じゃない?!」
───てっきり「俺はこれでいいんだよ」と返しそうなところを、
意外にも、まるで他人の部屋を値踏みするかのような反応でした。
暮らし始めた頃の慌ただしさから解放されたと見るべきか。
「そりゃお前、本棚すらねぇからな」
「七片ん家では退屈しないけど、俺この部屋だと退屈なんだよね」
「まぁ、うちは物が多すぎるんだけど」
私の20年と彼の一年の差は巨大です。
ようやく必要と不要の線引きから「その他」に移項し、
これから更に彩られていく彼の城は、どんな変化を遂げるのか。
自分の時はどうだったかなぁ。
- 2015/02/28(土) 23:59:59|
- 日常
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努めて徹夜だけはすまいと思っていましたが、あと一時間で24時間。
私は一日の活動時間が21時間に超えると急に血圧が上がり始め、
吐き気と咳が続いて体調を崩すと知っているからです。
仕事を含めて色々としている最中、妹がタコ焼き(私の好物)をくれました。
普通のタコ焼き、明石焼き風、カレー風味……と、三種類あって、
妹の彼氏君も一緒になって食べ比べてみたところ───
「普通のやつが一番うまい」
───という寂しい結果になりました。
作り手の創意工夫を頭ごなしに否定するようで申し訳ないくらい。
「無性にタコ焼きが食べたくて一人で3皿も買ったことがあったけど、
やっぱりね、ものには限度があるね、2皿で『もういいや』ってなった」
私がそう話すと彼氏君は笑いましたが、絶対「この人バカだ」と思われてる。
- 2015/02/27(金) 23:54:39|
- 日常
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本日も17時頃まで仕事で、一般的な生活よりも15時間くらい後ろ倒しです。
こうしてズレが始まると日増しに上限が上がってしまうため、
体調を崩す前に修正……できないんだろうな、きっと。
今日は妹の奢りで食事に行きました。
お腹が空いていると、あれもこれも食べられそうで乱発しがちですが、
そこを一つのメニューで済ませてみると、意外に量を食べなくとも満足です。
昔はハンバーガー2つにコーラ大、ポテトLを二つとか食べてたなぁ。
今そんなことをしたら成人病になりそう。
- 2015/02/26(木) 23:59:59|
- 日常
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「
デッドマンズ・クルス-バイオハザード・リベレーションズ2 コラボ」にて、
"レヴェナント"というゾンビクリーチャーを一枚描かせていただきました。
上記公式サイトにて中段左端でご覧になれます。
昨夜から本日の17時まで仕事をしておりました。
いつもは昼過ぎ、遅くとも15時までには眠るようにしていますが、
その程度では消化しきれない作業だったため、少々過回転しております。
ひとまず今週中はこの状態なので、終わったら20時間くらい眠りたいです。
テーマ:スマートフォンゲーム - ジャンル:ゲーム
- 2015/02/25(水) 23:59:59|
- ソーシャルゲーム系
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菜園仲間の中でも古参で大先輩の方が、今年いっぱいで畑をやめると聞きました。
入院したと知らされたのが数ヶ月前のことでしたが、かなり消耗したようです。
自家用車のキーを挿すことすら辛いくらいだとか。
年間使用料を支払い済みなので、やめると丸一年を放置することになります。
しかし借り物の畑にも(不動産賃貸で云うところの)"原状回復"があって、
十分な時間があったところで本人が動けなくては意味がありません。
「全て片付ける方向で、作物も追い追い減らしていくから。
使えそうな苗だとかは勝手に持って行ってくれていいよ」
この人にはお世話になっています。
忙しく畑へ行けなかった日に水やりを代行してくれていたり、
耕運機のない私達の畑を耕してくれたりと、豊富な知識に救われたことも。
借りを作ってばかりで申し訳ないため母と私は相談し、
一年かけて片付けに協力することで意見が一致しました。
処分しきれないものは、私達の畑で流用すれば手間も省けます。
ふと、菜園では中年の私ですら最も若いということに気付きました。
とっくに還暦を過ぎた方ばかりで、どうにか維持するのが精一杯。
一年かけて、何とかしてあげたいです。
- 2015/02/24(火) 23:50:42|
- 菜園
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ほかのフリーイラストレーターの方々がどうかは分かりませんが、
私は複数の仕事を同時進行するため優先順位というものが生じます。
それは仕事の負担度や納期によって変わり、例えば───
[A]:人物と背景(一週間後に〆切)
[B]:人物のみ(二週間後に〆切)
───この場合、作業量が増えても直近の[A]が優先されます。
ただし枚数が多かったり「カラーラフは省略していいよ」という場合等、
その時々で優先度を変える条件は色々とあるわけです。
反対に同じような条件である場合は、発注が早いほうを優先。
これも変化する場合があり、返事が遅い場合は順位が入れ替わります。
いずれにしても消化するのは自分一人ですから、これが基本中の基本です。
問題は、題材が難しかったり資料が少ない場合。
扱うのが怪物でも、その部品となる動物の情報に正確さが必要である時、
それが重要な部品(意志を象徴する頭部や攻撃手段となる手足)なら、
調べが浅いと怪物としての存在感を損なわせてしまうからです。
・***という動物の指の数が分からない
・***の資料は外観ばかりで中身の情報が少ない
・***は最近の研究だと昔の資料と食い違う
インターネットによる検索、手持ちの資料、図書館、または誰かの知識。
これらを短時間で整理できないと、資料探しだけで一晩を要したりします。
それで今回も苦労しているわけですが……どうすりゃいいんだ、こんなもの。
数十年後の資料は、全て3Dのモデリングデータになったりするのかな。
反面、納期が極端に短くなったりしているのでしょうか。
- 2015/02/23(月) 23:42:46|
- 日常
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手元に、変わった折り方の紙があります。
正方形の紙を対角線で折って三角形にし、そこに必要量の粉などを入れ、
再び何度か斜めに折り込め、最終的には五角形となるように折るのです。
出来上がるとポケット状になる部分があり、そこには同じものが差し込めます。
こうして数包を連ねておくことができ、昔はこうして粉薬を保管していたとか。
……という話を母から聞きつつ折り方を教わったので調べてみたら、
「薬包紙」という薄い紙を使って包むのだそうですね。
コピー用紙で折ってみたら形が歪になりました。
妙薬とか秘薬とか、そんな雰囲気がある包み方に思えてきます。
- 2015/02/22(日) 23:46:48|
- 日常
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数時間ほど仕事を長引かせたので床に就いたのは15時くらいです。
サボっているわけでもないのに消化すべき作業が山積み。
でも、こういう状況の方が燃えてきます。
十年前の自分が今の私を見たら、どう思うかな。
「スキャナーを使わなくなったよ」
「なんじゃってー?! 線画はどうするんじゃよー」
作業工程の半分以上が異なるので「いつ変えた?」とか尋ねそう。
それを思うと、たしかに成長しているのだと実感するのです。
白髪と体重のことは黙っておこう。
- 2015/02/21(土) 23:59:59|
- 日常
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前髪が長いとか後ろ髪だけ長いとか人によって髪型は様々ですが、
坊主頭の髪を伸びるに任せると、耳かきの梵天みたいな髪型になります。
お風呂上りは頭がアフロヘアーのように大きく見えるのです。
この冬から、おもに「寒いから」という理由で髪を切らずにいて、
前髪に視界を遮られるのが嫌いなのでオールバックにしました。
過去には同僚が三つ編みしてくれるほど長かった時期もあります。
それを翌日にスポーツ刈り程度までバッサリ切ってしまったり、
再び同じくらい伸ばしたりと、ようするに髪に煩わされるのが大嫌い。
ある程度(数ヶ月)放置できる髪形が良いわけですが、
坊主頭は伸びるのが早いし、伸ばしすぎると白髪がみっともない。
かと云って髪を染めるなんて面倒なことも御免です。
白髪が「お粥にゴマ塩」くらいになったら、また伸ばそうかな。
- 2015/02/20(金) 21:56:45|
- 日常
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本日は少々過回転です。
先方の都合で日程が崩れていたところに差し込みの作業が入り、
再び日程が掻き乱され、案件ごとの進行度がバラバラになっています。
私の仕事は先方の意向に沿う形で作品を仕上げることですが、
注文や指示の段階で依頼の全てが明らかになっていない場合もあり、
すると「後出しジャンケン」になるため、おもに私の日程が狂い始めます。
こうなると焦れている私よりも担当さんのほうが気の毒です。
しかし忙しい時こそ足手まといになるのは御免なので───
「お忙しい中を恐縮ですが、いつごろ提出可能でしょうか?」
───と云われると、私は早ければ翌朝には仕上げて提出します。
しかし仕事を間に合わせなければと焦って消化するうちに、
ひとまずの提出を超えて他に三つばかり作業を手掛けていました。
メールで報告する時になって「ここまで必要なかった」と気付き、
途端に肩の力が抜けて眠気が襲い、一度も目覚めず7時間の睡眠。
冷静さを失うと処理能力が向上しますが、反動も大きいです。
自分の全力が意外に長持ちしたので、その意味では嬉しい一日でした。
- 2015/02/19(木) 23:56:15|
- 日常
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「パパが仕事で溜め息を吐いてる時は静かにしろと云っただろう!」
───という勢いで忙しいです。
この一ヶ月で確実に白髪が増えているはず。
お前は独身だろうって? うるさいな、あっち行け。
- 2015/02/18(水) 23:27:06|
- 日常
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仕事漬けでした。
毎度おなじような仕事では退屈ですが、変化が繰り返されるのも大変です。
そろそろ頭の中にある「次はこうしよう」というものが尽きそう。
半日くらいかけてドライブでもするべきでしょうか。
私がまだ就職活動していた頃、原付で自宅とハローワークを往復する最中、
バイクに乗って次々に変わる景色を見るのは楽しくもあり、
それでいて社会から切り離されたようにも感じました。
仕事をしていないという身分の劣等感に苛まれる中、
変化する景色に感性を委ねるのは、思うに現実逃避だったのでしょう。
それくらいしか救いがなく、今でも当時に戻りたいとは思いません。
では仕事を辞める前はというと、それはそれで問題がありました。
「家に帰ったら何を描こう」と様々な想像をめぐらせるうちに、
やがて想像を頭脳から吐き出せない環境に苦しむことになります。
何を考えても職場では形にできず考えることも止められない。
目一杯に膨らませた想像を自宅に持ち帰って形に変える頃には、
考えたことの半分以上を思い出せず、やるせなさにイライラする。
ところが今では「昨日とは違うこと」を日々に要求されています。
膨らませた想像を吐き出せる環境にあって今度は何も膨らまない。
さながら空気を抜いてフニャフニャになった風船です。
深く呼吸しなくては。
- 2015/02/17(火) 23:35:52|
- 日常
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二月は28日または29日までしかない……ということで、
たったこれだけでも私の仕事は忙しさが変わってきます。
もうどこか31日がある月から二日分を失敬して30日にしてほしい。
久し振りに後輩と連絡を取りました。
二年前に転職して以来、毎週のように遊びに来ていた彼が年に数回の電話になり、
現在では激務を極める職場に、ただただ振り回されるだけの様子。
「上が人を増やしてくれなくてさ、入っても辞めちゃう人ばっかりで」
「そうなったら待遇を変えるしかないんだろうにな」
「変えないからねぇ、だから俺達が何とかしなきゃならない」
こうしてギリギリで維持されるものが大半であるように思います。
砂時計のオリフィスから遠く離れていて、何も動いていないようにすら見える。
それでも困窮から生まれるものはあって、私は幾つか仕事の行程を見直せました。
自分が優秀な人間ではないと分かった時から、課すべき大事なことがあります。
それは練磨によってしか埋められないことを確固たるものにすることです。
とは云え眠気は全ての妨げになります。
コーヒー飲もう。
- 2015/02/16(月) 23:30:39|
- 日常
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そろそろ春に近づいているのか最近の夜間は寒さが和らいでいますが、
灯油の心配が終わると次はクーラーで電気料金を気にすることになるので、
指折りの猛暑地帯が暖気を取り戻すなら、むしろ寒さを楽しむべきでしょうか。
今日は妹がバレンタインのチョコをくれました。
「今度は入れ物の見た目も重視してみたよ」
「ほぉ」
私は毎年こうしてもらったチョコの箱を殆ど保管しており、
書類をまとめるクリップなどの小物入れとして使っています。
今回はスチール製なので長持ちしそう。
「ありがとうございます、いただきます」
「いえいえ」
私自身は殆ど返礼したことがないのに。
前に買ってあげた手鏡とかの方向で何か考えておこう。
- 2015/02/15(日) 23:44:04|
- 日常
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ほぼ仕事に費やしていたので書くことがありません。
今月は仕事が立て込んでいて忙しいです。
そしてきっと明日も同じ。
書くことと云えば……おなかの具合が悪かったことくらい。
牛乳を一気にたくさん飲むのは良くありませんね。
- 2015/02/14(土) 23:59:59|
- 日常
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午前中の牡丹雪は例によって積もることなく元通りです。
私は体が必要とする平均の睡眠時間が六時間らしいのですが、
暑さ寒さや雨に雪、そのほか外的要素が絡むと二時間ほど短くなるようで、
本日も雪が降ったことで予定より一時間くらい早く目覚めてしまいました。
この一時間が曲者です。
仕事柄、肉体の酷使よりは乏しい頭脳を痛めつけるせいか、
体の疲れは解消されても頭が重く、結果的に長く起きていられないことも。
「頭を使う仕事は肉体労働より疲れない……ってのは間違い。
"使うところ"が変わるから、今までとは違った形で疲労するの。
あなたみたいに途中から切り替わった人は、これからが大変よ」
この仕事を始めて間もない頃、知り合いの医療従事者に聞いた話です。
十年を経ても少々の変化に大きく揺さぶられ、仰るとおりになっています。
それじゃ仙人の境地へ至るには何年くらい描けばいいんじゃよ。
- 2015/02/13(金) 22:14:55|
- 日常
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上司や同僚が居ない私にも仕事の上で関わる人(担当さん)が居て、
大体は仕事の進行に不可欠な存在で、たまに交代されたりします。
その理由は様々ですが、二年に一度くらいは退職を理由に交代する場合もあり、
同業種に転職される方や、あるいは異業種であったりすることもあるようで、
いずれも「その後」を知る機会はなく、お世話になった人ほど寂しいです。
今回、私の仕事で最も長く関わっていた方が退職することになり、
起き抜けにメールを読んで驚いてしまいました。
およそ十年の付き合いです。
私は仕事に関するデータの殆ど全てを保管してあるため、
最初から現在の受信に至るまで、全てのやり取りを確認することが出来ます。
途端、ざあっと過去十年のことが思い出されるのでした。
「メールがきちんとしてるから、それだけで殆ど解決するんです。
だから『仕上がりそうですか?!』とか焦って電話したこともない。
七片さんの場合は、本当にメールを読むだけで完了しちゃうんですよ」
過去、ご本人から云われて嬉しかった言葉です。
仕事の上では最も私を知っている人であると云えます。
この仕事で十年を満たす今年に、なんだか大きな節目を見る気分でした。
- 2015/02/12(木) 23:46:00|
- 日常
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妹の買い物に付き合って車を出していました。
編み物の材料である毛糸を買いに行ったところ、思ったような品がなく、
手芸専門店まで足を伸ばすと、妹は品揃えの良さに驚いた様子。
「前に来たことがあるもんだと思ってた」
「初めてだよ」
「隣に駐車してた人はナンバーが県外だったな」
この店は、私も十数年前に来て布を買ったことがあります。
椅子の座面が破れてしまった時、自分で張り替えたのです。
裁縫の材料だけかと思いきや、ビーズや絵の具などもあるようで、
こうした職業や趣味の人を総合的に後押しするような感じでした。
主に女性向けとは云え、男の私が見ても「色々できそう」とワクワクします。
帰り際の車内にて───
「……何か趣味を作らなきゃいかんな」
「え? う~ん……」
「材料を使って作るものがいい」
妹には意外に聞こえたかも知れませんが、我ながら意外でした。
趣味(絵)を仕事にすると、義務と負担が生じて自分を癒やせません。
しかし休憩で気分転換するにしろ、単純消費するだけのものは退屈です。
「100円ショップとかでコストを下げられるものとか……」
「そうだな、やっぱりそこだ」
この歳で改めて趣味を考えるなんて。
- 2015/02/11(水) 23:49:17|
- 日常
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ちらちらと雪が降ったものの、基本的には強風で吹き飛ばされてしまい、
夕方以降は掃き掃除を終えたように元通りとなりました。
つくづく雪に縁遠い土地です。
私はよく近所のコンビニで安価なチョコレートビスケットを買うのですが、
ビスケット面には子供向けの絵柄が入っていて、何種類かあるようです。
これまで気にしたことがなかったので「そうだっけ?」という感じ。
詳しく見てみるとキャラクターは14種類。
ほかにも低確率で数種類だけ別の絵柄も入る様子。
……なんでしょう、この自分に失望する感じは。
頭が疲れた時にボリボリ貪るだけで十分に利益はありますが、
せっかくの絵柄に気付くこともなく食べ続けていたなんて。
こういう余裕のない実利一辺倒なところも私の欠点です。
- 2015/02/10(火) 23:47:26|
- 日常
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強い西風で山からの吹き降ろしに数時間だけ雪が混じり、
家を手伝って外で掃除をしていると、骨身に凍みるような寒さでした。
暖房を使わない屋内も寒いですが、屋外の寒気は重さや鋭さを伴っています。
昨夜の仕事には何とか目処がつき、提出することができました。
〆切の件を知っていた母が朝の畑から電話をよこして来て───
「仕事どうなった?」
「なんとか仕上げて提出したよ」
「やっぱりね、あんたは必ずやり遂げる」
───と、最初から結果を知っていたかのようです。
深夜2時以降、二日分の作業がグイグイ進むとは自分でも信じられない。
こういう小さな達成が、10年間で私の体積を変えることなく蓄えられていきます。
……いや、太ったから体積は変わってるのか。
- 2015/02/09(月) 23:21:27|
- 日常
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先方の都合で仕事が前倒しになったことから、じっくり頭を休められません。
この仕事を続けていて、「お前なら出来るさ」と半ば自己暗示をかけ続け、
そして実際に何とか消化してきたものの楽になることはありません。
技術系の職業では特に実感しやすいかも知れませんが、
私の仕事では、しょっちゅう自分の技術や知識の無さに叩きのめされます。
依頼ごとに異なる題材を要求される関係上、描いたことがないものも出るからです。
それらを数日、あるいは早ければ一晩の付け焼刃で消化していくにあたって、
当然「すぐには用立てられない技術や資料」というものも出てきます。
そこで諦めるわけには行かないので「お前なら出来るさ」と捻じ伏せる。
それでも、この仕事をしていて強烈に思うことがあります。
「何かに全力で取り組んだことがありますか」と聞かれたら、
きっと自分は今の仕事を挙げるはず。
学校の成績が悪かったので自分は学習能力が低いのだと思っていましたが、
少なくとも現在の仕事においては───そうでもない、かも知れない。
さぁ、分かったら明朝までに仕上げなさい……お前なら出来るさ。
でも眠いからコーヒーは飲もう。
- 2015/02/08(日) 23:52:27|
- 日常
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仕事で缶詰状態なので一日が単調です。
このブログは読んで面白い内容を書いているわけではありませんが、
今日は脳を引っくり返してもホコリすら出ません。
絵ばかり描いていると脳が「描くための機能」へ振り切ってしまい、
何か気になったことや一日の出来事を総括するにあたって、
次々に思い浮かぶのは仕事の内容だけです。
人の心を癒やすような絵の話ならともかく、私の場合は無理ですね。
- 2015/02/07(土) 23:59:59|
- 日常
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母が風邪気味のようなので、昨日から食事を作ったり薬を持って行ったりしています。
私はというと、昨年から風邪らしい風邪も引かず自分でも驚くくらいです。
この冬は出来るだけ暖房を使わず過ごしているのに。
やっぱりバカは風邪を引かんのか?! そうなのか!
じゃあ、たまに風邪を引くのは一時的に知能が高くなってるんだな!
子供の頃に夏風邪を引いても成績は上がらなかったぞ。
それはともかく仕事が進まないので焦れております。
まぁいいや、いま出来ることを疎かにはしない。
- 2015/02/06(金) 23:59:59|
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晴れ間が続いているせいか気温も上がり、そんなに暖房は必要ありません。
着込むなり工夫さえすれば、あまり暖房を使わずに済むと(10年かけて)分かり、
今までに消費した電力と灯油を考えて舌打ちをしております。
・ニット帽をかぶる。
・室内ブーツを履く。
・半纏(はんてん)を着る。
・ホットマットの上に座る。
・膝には毛布や断熱シートをかける。
・ちゃんと食べる(体温を作るため)。
───自分という熱源を利用するには、大体これだけで十分。
部屋全体を温める代わりに重装備となりますが、私の仕事は動き回りません。
でも、もっと何か工夫できる気もします。
……いいや、仕事に集中できる方法を探そう。
- 2015/02/05(木) 23:52:03|
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昨日の日記にあるGoogleマップで地元のストリートビューを見ていたら、
ふと、いつも視線の遥か先にある山々へは、本当にたどり着けるのかと考えました。
生活の場から遠く離れた場所にあるようでいて、毎日きっちり視界に入る山です。
何をバカな……と思われるでしょうが、毎日ずっと遠くに見ているだけの山だと、
道中の街や道路を知らなければ、ただ遠くにあるだけで現実味を失います。
何より私の一年は変化に乏しく、まず県外へ赴くことなど稀です。
どうかすると、まる一週間を数百メートル圏内で過ごしています。
旅行好きの人からすると我慢ならない生活かもしれません。
そうすると周囲の変わり映えしない環境こそが「この世の全て」となって、
遠くの景色を精密な風景画と入れ替えても気付かないかも知れないくらい、
日々の景色の中でも一際白々しく感じる、あの山が気になってきます。
そう思って、大まかな方角だけで歩いたこともないストリートビューの道路を進み、
日没まで西の彼方に屹立する、いつ見ても変わらない山を目指してみました。
縮尺を変えつつ、ひたすら西へ西へ。
すると実際に車で走れば一時間くらいの場所に来ても、まだ山は遠いままです。
焦れて縮尺を10kmに設定すると、あっと云う間に地図から道が消えてなくなる。
途端に、あの白々しさの正体が分かったような気がしました。
出勤と退社のない自分の環境は、殆ど動かない"点"に近い存在で、
山からしてみれば私の地元も「精密な風景画」と入れ替えたって気付かない。
進むのをやめたストリートビューに映った町の画像には、
地元では見ない看板が沢山あり、風化で変色した電柱も見て取れました。
知人の一人も居ないであろう不案内な町に、私は生活の匂いを探そうとします。
すっかり山まで進むことを忘れて、半日かけて散歩でもした気分になりました。
- 2015/02/04(水) 23:59:59|
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昼前に実家へ行くと、母がパソコンの画面を食い入るように見ていました。
一昨年に母方の田舎がGoogleマップのストリートビューで撮影されたようで、
画面には祖母宅の前の坂道が表示されています。
撮影タイミングの関係で母屋の真正面は素通りされましたが、
夜通し従妹弟らと騒いだ離れや、その横に増築された別棟も見て取れます。
山間部という立地もあってか、以前は航空写真でも極端に解像度が低いままでした。
それがこのたびストリートビューが通過したことで航空写真よりも近づき、
遠く愛知で暮らす母が、故郷を窺い知ることの出来る貴重な手段となったわけです。
さて別棟を建てる前までは祖父が植えたヒイラギの樹があって、
私が幼かったころ、祖父が幹に私の名前が彫り付けました。
数年ごとに帰るたび確認した記憶があります。
樹の成長につれ名前の跡も消え、別棟を建てる際にヒイラギは撤去されたものの、
その少し前に帰省した時、私はこっそり葉っぱの一枚を持ち帰りました。
それは十年経った今でも財布の中に入っていて、故郷と私を繋いでいます。
次に景色が変わるのは、いつくらいなのでしょう。
- 2015/02/03(火) 23:20:59|
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風が強く、瞬く間に指先が冷たくなります。
「寒風が吹くから寒い」というよりは、暖房が効いた部屋の窓を開け放す感じ。
せっかく身を包んだ暖気が剥ぎ取られて、真夏の格好にさせられる気分です。
現在では学校でも空調が導入されているようですが、
私の時分は高校から始まり、それも十分とは云えない程度の代物でした。
さして問題にならなかったあたり、子供の体が作り出す熱量は相当なものです。
小学生の頃は何もなかったため寒い冬の日の授業は太ももの下に手を敷き、
どうにか温めた手でノートを取っていたように記憶しています。
血行が悪くなるので殆ど意味はないのですが……。
真冬でも学ランだけで(居眠りもせず)授業を受けられた子供時代って凄い。
どちらも今では無理か、あるいは体調を崩しそうな気さえします。
そんな思いまでして勉強した割には、全く成績が良くなかったな……。
- 2015/02/02(月) 23:57:48|
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風が強く寒い日が続く中、日々の防寒には色々と知恵を絞ってきましたが、
動き回らない仕事のために部屋全体を温めるのは無駄が多いので、
座っている場所だけ暖かく省エネであることが大切です。
そんなわけで座布団サイズのホットマットを使っているものの───
・マットは直に座ると熱すぎるし、椅子は座布団がないと尻が痛い。
・厚い座布団はホットマットの効果が薄くなり、薄いと尻が痛い。
・背もたれに体重を預けるとマットが前へ前へとずれる。
・重ねて使うと更にずれやすく、滑り止めシートの枚数が増える。
───包括的に解決するための何かを見落としています。
昨日、友人の買い物に付き合ってホームセンターに行ったときのこと、
小柄な彼は自家用車のシートの低さ対策にクッションを求めていました。
「シートの高さは上限なのか」
「目一杯だよ、それでも座布団2枚分くらいの厚みが欲しい」
「じゃあ一つのクッションカバーに2枚くらい入れるのは?」
自分で提案しておいて、はっと気付きました。
先に挙げた問題点を解決できる。
「……座布団カバーの中にマットとか全て入れちまえばいいんだ」
「え、何?」
「そうだよ、これで解決だ」
厚い座布団の上にホットマット、その上に薄い座布団。
これらを座布団カバーに突っ込めば、ずれ防止は一枚分で済みます。
マットの操作パネルはカバーのファスナー近くに向ければ良し。
友人の問題はそのままですが、私の問題は解決しました。
- 2015/02/01(日) 23:59:49|
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