第27緑化地区

フリーイラストレーター七片藍のブログ/第27緑化地区

不幸な夢の幸福

私は年に一度か二度、自分や家族が死ぬ夢を見ます。
大抵は夢の最後で「これは変だ」と気付いて目覚めるわけですが、
気になるのは、目覚める直前まで「現実である」と信じ込ませる強制力です。

脳が体(あるいは脳そのもの)を休ませるための力とも云えそうで、
夢の内容が悪夢であろうとなかろうと一定時間の「あるテーマ」を渡し、
ひとしきり当然の反応に任せておくことで複雑な思考を避けているかのような。

それはつまり長いこと難しい作業に没頭させた後、
休憩時間に単純なことだけを要求するような、緩急であるように思います。

この日に見た夢は母を失うという内容のものでした。
空き地で狙撃でもされたように、うつ伏せで数日は経っていた様子。
現場には警察が来ていて、なぜかその場では私が居て悲嘆に暮れています。

掛け布団をめくるように警官が母を向き直させると、
その形容しがたい表情を見た私の慟哭は更に激しいものとなり───

「うわあぁぁぁぁぁぁ……あ・あれ? なんか変だって思って目が覚めた」
「あっはっは、それは私が元気でいるってことね」

───話して聞かせた母には笑われてしまいました。

こうした夢を見るのは家族への帰属意識が強いからでしょうが、
特徴的だったのは、これが現実であるならば数週間は泣き暮らすようなものを、
感情が長続きしないというか、泣きたい気持ちが数秒で消えてしまうことです。

そこはやはり「あるテーマ」が即席であるせいなのか、
強烈なイメージをもって一瞬で気持ちを掌握する力こそあっても、
そこは映画を観るようなもので、現実と入れ替えるには脇が甘いような。

我が家では「夢の中で死ぬことになった人には良いことが起こる」としています。
つまり今回の場合は母に良いことがある……ということになりますが、
私だけが一方的な不快に捕らわれて面白くない。

女神様が耳掃除してくれるとか、そういう夢が見たいんです。
  1. 2015/01/24(土) 23:48:02|
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