第27緑化地区

フリーイラストレーター七片藍のブログ/第27緑化地区

記憶のトラブル*千円

夕食は母を外食に連れ出しました。
酒は嗜まず、こじゃれた店も嫌いな人なので、
ちょっと昔(昭和)の雰囲気でまとめているところへ。

少し前にも書きましたが私は昭和の後期に生まれた人間です。
中期の農家に生まれた母が若い頃に聞いていた歌を、よく耳にしていました。
そのためある程度は当時の娯楽や文化水準に理解があり、また尊重してもいます。

父を亡くして以来、母との会話は半分くらいが昔の話です。
決して楽ではなかった実家は何度となく嘆息の出る思いをしたものの、
それも過ぎてしまえば笑い話になったりして、感覚を共有できることが財産になります。

家庭的な雰囲気の食堂で食べたことのあるものを食べ、話の通じる相手と話す。
家族に限ったことではありませんが、中年を過ぎると大切だと感じることが多いです。

思うにこれは、長年の生活で記憶と経験が複雑化していくにあたって、
よどみなく情報を引き出せるよう、本能的に退化を防ぐ行動ではないでしょうか。
「内側がゴテゴテに錆び付いてしまった水道管」にしないため、脳が施す浄化作用。

───してみると、私の水道管も錆びつき始めているのかも。
  1. 2014/10/31(金) 23:59:59|
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どん詰まり

昨夜は一晩中をラフとの取っ組み合いに費やしていたのですが、
これが殆ど徒労と呼べる内容で、箸一本でハエを追い回すような八時間でした。
やること成すこと大半が引っ掛からず、目をつぶって絵を描いていた感じさえします。

こういう時にどうすれば良いかを、私は経験で知っているはずでした。
早々に諦めて頭を休めるか、最初のイメージを丸ごと捨てて一からやり直すか。

ラフを描いている時、しばしば路面の小石となるのがこの"最初のイメージ"です。
ここでつまづくことは延々とシャツのボタンをかけ違えるのに似ていて、
さもないと数時間を丸ごとドブに捨てかねません。

しかし下手に「行けそうな感じ」がすると、その可能性に賭けてしまいます。
そうしてボロ舟のまま漕ぎ出せば、あとは浸水の汲み出しに消耗させられるだけ。
昨夜はそのような時間を過ごし、全てが無駄ではないにせよ変に疲れただけでした。

明けて本日の作業では、やや良い感じに進んでいます。
日程は2日のズレが生じているので悠長なことは云ってられません。

年に数回、こういうことがあります。
  1. 2014/10/30(木) 23:47:43|
  2. 日常
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錆と油

およそ昨日の作業によるものでしょうが、背筋が筋肉痛になっています。
数年前に自転車で転び右ひざの靭帯を痛めた際、それから三日間をコルセットで固定したら、
思いのままに動かせていた右ひざが元に戻るまで数週間を要することになりました。

そして現在の仕事に就いてからというもの、はっきりと自覚できるほどには運動不足なのに、
昨日シャベルを振るった両腕は意外にも痛みを訴えず、ただただ背中だけに違和感があります。

・使い続けた筋肉を使わなくなる
・そうして使わなかった筋肉を急に使い出す

中年にもなると、この二つを主軸にした体調不良も増えます。

これから運動を始めることで少年時代の身体能力を取り戻せるとして、
上記の二つが私の体を覆い尽くした時、どれくらい寝込むことになるのでしょうか。

……そんなことを考えてばかりだから運動不足なんだよ、私は。
  1. 2014/10/29(水) 23:20:17|
  2. 日常
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5月の勉強 11月の採点

畑でサツマイモの全てと里芋の一部を収穫し、その後を耕しておりました。
それにあたって籾殻(もみがら)も混ぜるので、ちょっと作業が増えます。
籾殻は堆肥化するまでに時間がかかる反面、空気を含んで土が固まるのを防ぐのです。

さてサツマイモは霜が下りるまでに収穫───というわけで時期的には問題ないですが、
彼らは肥料を与えても地上のツルが育つばかり(ツルぼけ)で、あまり意味がありません。
あえて肥料を与えることは少なく、痩せた土地でも育つのです。

そして今回のサツマイモは不作でした。
畑は新たに借りた箇所で、以前の借主が肥料を与えた後だったことが原因と思われます。
調べてみると、やはり残留した養分によってツルぼけすることがあるとか。

反対に里芋は出来が良く豚汁に使ったところ非常に美味しかったです。
お餅のように柔らかく、思わず「ふおぉ……」と声が出るほどでした。

問題は県外にいる姉に送るための野菜が揃わないことです。
出来が良いものを送りたいのですが、これが何とも不ぞろいで格好悪い。
味に問題はなくても、小さいものばかりでは料理に使いづらかったりします。

食べて美味しく、使って便利という品質は思った以上に難しい。
スーパーで当たり前のように並んでいる野菜は、実はとんでもなく凄いものだと感じます。
  1. 2014/10/28(火) 23:59:59|
  2. 日常
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頭の体操

実家にあった「なぞなぞ絵本」を母と妹の前で読みました。
私の実家は来客が多く、小さな子供を連れて会いに来る人もいるので、
大人同士の会話に暇を持て余さないよう、こうした本も置いてあるのです。

お前は孫を連れて会いに行く年齢だろって? いちいちうるさいな。

ともかく右ページの文章が平仮名で書かれており、左には挿絵が描かれているのですが、
挿絵の内容は正解そのものなので、それを見ると答えが分かってしまいます。
なぞなぞを通し「絵で言葉を憶える」のを目的として作られた絵本という感じ。

そのため平仮名を漢字に変換しつつ読もうとすると───

「次は?」
「えーと、『私が鼻にまたがって───』……いや違う、鼻じゃなくて花か?」
「あっはっは、鼻にまたがるっておかしいでしょ」
「だって平仮名だもん、一見しても分からないんだよ」

───こういうことになります。
左ページを隠したまま読みつつ、なぞなぞの答えは何だったかというと……

「『───おばさんの耳につかまると、ほらほら、本が読めるでしょ』だって」
「んん? 何かしらね」
「んー、答えは眼鏡か? あぁ、眼鏡で正解だった」
「なるほど」
「……じゃあ鼻で合ってるじゃん!」

なぞなぞって、いい大人が真面目にやると笑いがなくていけません。
  1. 2014/10/27(月) 23:24:37|
  2. 日常
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いつか誰かが

昼間の車内が30℃を超えていて、さすがに温度計が壊れたのではと疑っています。
たしかに暑いとは思いましたが……もうすぐ11月なのに。

今日は少し変わったものを探しに行っていました。
今となっては他のものに吸収され取って代わられた"機器"。

何かと云うとラジカセです。
私は使うことがありませんが、母の世代では最も扱い慣れた代物ですから、
大昔に録った音楽や放送を聴こうとするとテープでしか残っていなかったりします。

ちょっと前まではリサイクルショップでも見ることは出来たのですが、
さてこうして外へ繰り出してみると思った以上に姿を見ません。
そんな中で更に「そうだった」と思うような単語が聞けました。

「テープは大丈夫だったけどMD機能はテストしてないねぇ」

MD(ミニディスク)。
私はこれに一度も触れることなく通り過ぎていますし、話題にするのも初めてです。
その音質や性能がどのようなものであったかを友人に知る者が居るかどうか。

唯一、ずっと前の弟が自家用車に標準装備だったものを使っていた気もしますが、
私が使うことはないままですし、本人も今では存在を忘れていることでしょう。
同じように取って代わられたものでありながら、こういう違いがあります。

今日の私が探したように彼を探す人が今後に現れるとして、
その時にどれくらい実機が残っているかを考えてしまうのでした。
  1. 2014/10/26(日) 23:59:59|
  2. 日常
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一回分なら何とかなる

一人で畑を耕した母が消耗し寝込んでしまったため、私が昼食を作りました。
牛丼に使える牛肉1パック、卵、ネギ、玉ネギ、ゴボウ、糸こんにゃく……。
豚汁を作りたいけど豚肉がない。

しかし母は「肉より野菜を食わせろ」の人だから豚肉なしのまま味噌汁作り。
ご飯もなかったので研ぐことから始め、一時間ちょっと掛かりました。

調理の音で母が目覚めないようにする方が大変でしたが、
幸い本人の高いびきで聞こえなかったようです。
牛丼、味噌汁、あと飲み物を揃えます。

「ご飯だよ~」
「あぁぁ……起きたら食事が用意されてるのって最高ね」
「だろうね」

一日の食事を指して"お三度"などと呼んだりします。
子供の頃の私は、弟妹にホットケーキやお好み焼きを作ったりしました。

「美味しい」
「味噌汁が薄い気がする……」
「丁度いいわよ」

とくに料理が好きというわけではありませんが、向いているのでしょうか。
  1. 2014/10/25(土) 23:59:59|
  2. 日常
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非現実の牢獄

昼寝の最中、「数年前にタイムスリップする」という手の込んだ夢を見ました。
こうした空想めいた内容は意外と夢の中ですら扱われずにいたのですが、
何が原因だったのか、夢で母の仕事を手伝っていた私は自家用車の中に居ます。

車内での仕事という点からして既に家族の誰もが該当しません。
車窓にはカーテンがあり、ガラスの向こうは引っ越す前の実家から見える景色です。
それは古ぼけた写真のような色合いで、演出が凝っているのも"創作"を感じさせます。

周囲の変化に驚いた私は、とにかく「今は何年何月か」と知り合いに尋ねました。
横書きに刷られている新聞を見せられ、そこには2006年の四月とあります。
途端に、私は慄然としました。

「時間をさかのぼる」という事態は、色々な受け取り方があると思います。
大きな災害を避けるとか、これから起きることを利用して大金を手にするとか、
私の場合なら亡き父に会って話すことも可能になるわけです。

ところが私は「過去数年の出来事を誰とも共有できない」という点に深い孤独を感じ、
ふらふらと見覚えのある路地まで歩くと、何かを考えることすら億劫になっていました。

そして目覚めて冷静に考え「時間をさかのぼる夢」には種類があると気付きました。
一つは過去の環境に居ながらも許容できている夢。
もう一つは今回のように過去の環境へ放り出され、それを許容できない夢。

たとえば前者は、自分が学生時代に戻って教室にいる時などがそれです。
周囲には紛れもない当時の同級生が居るのに、自分の記憶は現在のまま。
あまつさえ授業を受けるつもりで、忘れ物の心配すらしています。

ところが後者は「現在ではない」と認識した上で絶望に囚われました。
夢には、内容を問わず都合よく納得させる力があるということでしょう。
架空の環境に深く落胆させられるとは、その絶対的な強制力に驚くばかりです。

一つ気になったのは、「これは夢だ」と気付いて目覚めることは過去に何度もあったのに、
「ここは現在ではない」と気付くことが、"夢から覚めるための条件"になっていないことです。
あるいは、その条件すら夢をみるたび自由に書き換えられているのか。

脳の中にある複数の錠前を、おもしろ半分に弄くられた気分でした。
  1. 2014/10/24(金) 21:43:02|
  2. 日常
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彼らの世界

お昼過ぎ、近所に住む三児のママさんと話しました。
幼稚園児の長男が園内で騒いだと聞かされ、ちょっと落ち込んでいる様子。

たまに訪れる姑には理解がある反面、なぜか自分の母親は全く関心がなく、
子育てについて実の親に相談できないことを苦しいと感じているようです。
全体的に「誰かに話して姿勢を正したい」という印象。

私は独身ですから、子育てについての苦労や自己矛盾に向き合うことがありません。
まだパタパタ走り回るだけの長男を「落ち着きがないです」と評された親の心持ちとは。

「───それで、この子は大丈夫だろうか、むしろ私がストレスの原因かなって」
「子供には全てが新鮮だから、ああやって遊んでても……ほらもう別のことが気になった」
「うん」

「子供には、僕らが見てる普通の景色すら『普通だ』って評価するための経験がないよ。
 もし数秒ごとに新しい建物が現れたり、変な生き物が歩くようなことが起きたら、
 大人の僕らだって、そんな事態の一つ一つに合理的な説明を欲しがる」
「うん……?」

「子供は関心があるものを理解したくて、その全てに触れたがるんだと思うよ。
 『これは、こういうものなんだ』っていう答えが欲しくて接触しようとする。
 逆に何でもないものなら『別に何でもないことなんだ』って云う答えが欲しい」
「ふ~む」
「刺激に溢れた環境だから、見るもの全て手当たり次第で忙しいんじゃないかな」

そうこうしていると当の長男が私のところへ駆け寄ってきて、
私があげた小さな電車の玩具を手の中に隠して「どっちにある?!」と聞いてきます。
手の膨らみから判断し───

「こっちだ」
「はいってない!」
「ウソだ絶対ある、こちょこちょ……」
「きゃははははは」

───くすぐって手を解かせてしまうと、はしゃいで走り去ります。
これが10回くらい繰り返され、しかしポケットに隠す知恵もあるから侮れない。

「こら! 石ころは持ってきちゃダメ! ……ごめんね、いつもあんな感じ」
「もしかして最近じっくり接する機会が減ってる?」
「それは凄く減ってる、下が生まれてからは構ってられなくて」
「悪さを注意して、また悪さをしたから注意───の繰り返し」
「そうそう」

「子供は注意しても基本的には聞かないからね」
「本当そう、私の云いかたが悪いのかなって、それも気になって」
「『聞かなかった結果どうなるのか』を知りたくて繰り返すのかも」
「え? え?」

「怒鳴られて怖かったとか、玩具が壊れて遊べなくなる───のが結果。
 本人が期待した結果でなくても、そこを線引きして答えにするのも教育じゃないかな」
「うーむ……」

やめなさい───ではなく、"やめないとこうなる"。
だからと云って怪我をされても困るし、毎日のように怒号が飛び交うのも避けたいはず。
答えと愛情を欲する小さな生命の育っていく不安が、私に分かろうはずもないけれど。

あっと云う間に一時間くらい経ってしまいました。

「ふあー! ありがとうございました、なんか凄い相談に……」
「いやいや、ほらママが帰るって云ってるぞ、そっちじゃない」
「でんしゃ! でんしゃ!」
「電車の玩具はママが持ってるよ、さぁ帰るよ~」

役に立てたかどうかは別にして、笑顔で帰っていったので良しとします。
  1. 2014/10/23(木) 20:59:16|
  2. 日常
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13年前までは

今日の夕食は妹の奢りでお寿司でした。
もとは退社後に買い物をするため、電話で車の運転を頼まれただけですが───

「もしもし」
「起きてた……?」
「起きてたよ、買い物に行きたいのか?」
「え? そうだけど、云わなくても用事が買い物って分かるんだ……」
「そりゃ分かる」

───私は夕方に眠っている時があって妹も気を使うそうなので、
最近は用事が何であるかを聞く前に、声色で大体を察するよう努めています。

運転できる私にとっては「誰かに役立てないと意味がない」と考えるだけです。
しかし頼む側からすれば都合を尋ねる必要があり、そうそう軽々しくは頼めない。
それは私とて同じことなのに、自分が頼まれる側になると忘れてしまうようです。

「それで、その人は『お前の部署に置いてあるはずだ』って文句を云ってくるの」
「あぁ居るよな、上に確認すりゃ済むのに下の人間を質問攻めにするのは」
「そうそう」
「一発解決を避けてる時点で上司に会いたくないだけってのが分かる」

車内では妹が会社での出来事を愚痴ります。
私が会社勤めをしていた頃とは職種が異なるものの、環境は似たり寄ったり。

「そう、それで結局は、なんか勝ったような顔して上司のところに行っちゃった」
「あーあー、そいつが無駄にした時間は他の人間が補ってるってのに」
「もう本当に……」
「男同士ならケンカになってるな」

妹は職場で責任が増える一方、それに反して云いたいことは減るばかり。
これも、今となっては上司や同僚の居ない私が忘れがちな「普通のこと」です。

人の苦労を軽んじない程度には、"ないもの"を気に留めておきたいですね。

[私信]
>>Mさん
"6"ですね、仰せのままに。
そして風邪を引かないようにします。
  1. 2014/10/22(水) 23:13:06|
  2. 日常
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なくても振る袖

「───あとアイスコーヒーをひとつ」
「アイスコーヒーを"1ケース"ですね?」
「……もう何かイタズラして行こうかな」
「え?! あぁそうか、イタズラって、もうすぐハロウィンのあれですね」

よく行くコンビニの店員さんは私のツッコミを期待してボケるので、
負けじと瞬時に切り返すのが恒例ですが、私はハロウィンに詳しくありません。
知っているのはカボチャ提灯がジャック・オ・ランタンと呼ばれることと───

「そうなんだ? そういう習慣がなかったから」
「トリック……で、え~と……」
「トリック・オア・トリート?」

───子供が唱える「Trick or Treat(イタズラかお菓子か)」くらい。
私の子供時代から流行っていれば、町内会で行事が組まれたりしたでしょうか。
最近はスーパーでも関連商品が売られていて、枯葉の季節に彩を添えています。

私は既に中年で、彼も間もなく仲間入りするそうですが、
イタズラかお菓子か、と聞かれたら飴玉ひとつ出すくらいの大人でいたいです。
  1. 2014/10/21(火) 22:55:59|
  2. 日常
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デフラグ

先日までの仕事の緊張が、ようやく解れてきました。
毎度のこと「失敗するなよ」と云い聞かせる雁字がらめには自覚がないので、
多めの水分と長めの睡眠を当てて、数日かけて脳を解凍するような感じです。
休むならコーヒーも抜いたほうがいい。

「今日の作業はここまで! さぁ寝る!」という方法もやめて、
作業が済んだら10分くらい気だるい時間を過ごすよう努めた結果、
起き抜けに必須だった目薬が不要になるという効果もありました。

総じて「作業中~作業後」の離脱は緩やかに移項する必要があり、
チーターが全力疾走するような脳の使い方は負担が大きいのでしょう。
〆切を前倒しにされると、そうも云ってられませんが……。

この日記そのものを休むことで得られる余裕もありそうです。
もともと読んでいる人は5人くらいですし迷惑もかかりませんが、
十数年も続けていると、かえって書かずにいるのも気持ち悪い。

精神的な衛生状態は目に見えないので制御が難しいです。
(そして自室の散らかりは目に見えるのに気にしない)
  1. 2014/10/20(月) 23:59:59|
  2. 日常
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子供だって悩む

とうとう毛布にくるまって眠る程度には夜が寒くなったかなと思っていたのに、
稲穂を揺らすくらいの風がなければ、昼間は暑いと感じるほどの陽気でした。
昼夜の寒暖差に気をつけないと風邪を引きそうです。

現在またデスクトップの壁紙を変えていて、今回は昭和の駄菓子屋にしています。
私は昭和の後期に生まれていますが、子供の頃には近所に3件くらい駄菓子屋があり、
100円玉があれば幾つかのお菓子を買うことはでき、週末には足繁く通ったものです。

こうした中での、子供の価値基準による品選びというものは独特で厳正です。
お菓子が大好きですし、遊び道具も欲しいし、好奇心を刺激するものには触れてみたい。
しかし手にした小銭で全てを手に入れることは出来ず、自然と取捨選択を迫られる。

もちろん望んだものを全て買い与えられた子供も居るには居るでしょう。
しかし現状で自分が「そうではない」以上、僅かばかりの資金をもとに手にするものは、
時に小腹を満たす程度の菓子であったり、さほど長持ちしない遊び道具などに留まりました。

お小遣いを溜めて高いものを買うにせよ、そこには時間という大きな壁があり、
その間にも視界の隙間から飛び込んでくる"魅力"たちは子供を強烈に誘惑します。
それに屈してしまうも良し、抗って大きな何かを手にするも良し。

そんな小さな駆け引きが「子供に許される金額」と「魅惑の品揃え」の間に発生し、
大いに悩み、時に後悔しては価値というものを学ぶこともあるのですから、
駄菓子屋は親しみやすく奥深いものだと思います。

さて、その奥深さに反して画像の中の駄菓子屋は本当に小さく、
カニ歩きで移動する狭い通路は、簡単に一周できるように見えて小さな迷路です。
迷路たらしめているのは、子供の好奇心を巧みに揺さぶる品々たち。

壁紙に設定すると、奇妙な引力みたいなものがあるのでした。
  1. 2014/10/19(日) 23:40:44|
  2. 日常
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「光あれ」

日没後の冷え込みに、上着が一枚二枚と増えます。
弟が深夜の仕事をしているので体調を崩しはしないかと心配です。

仕事が一区切りついて部屋を見渡す気になった時、ふと目に留まったものがありました。
誕生日に妹がプレゼントしてくれた、ソーラー発電でゆらゆらと動く置物です。
百円ショップでも色々な廉価版を見ることが出来ます。

私はこれが好きで見ていると安心するのですが……いかんせん動かないことが多い。
壊れているわけではなく、単純に必要とされる光量が足りていないのです。
ためしに懐中電灯を当てたら「待ってました」とばかりにゆらゆら。

普通の一人暮らしは出勤すると朝から夕方までが不在になりますから、
この部屋で夜に仕事をする私なら、むしろ明かりが点いている時間は長いくらい。

───すると光源から遠いのが問題となるわけですが、
出窓はないしベランダの前は人通りが多いのでカーテンは閉め切り。
光源は天井から吊り下がる蛍光灯しかないのに、物を置く場所は壁側しかない。

……液晶ディスプレイ3台、キーボード2つ、パソコン本体、ペンタブレット。
この仕事用の机に移動させたところ、なんとか一つは動いてくれました。
しかし百円ショップで買ったやつは場所が悪いのか微動に留まっています。

デスクライトから1メートルと離れてないのに、なぜなんじゃよー。
  1. 2014/10/18(土) 21:04:05|
  2. 日常
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彼らの速度

夏ほどではないにしろ、この時期でもキュウリは育つのですが、
生長過程にあるキュウリは何かに触れると変形してしまうことがあります。
たとえば生長に伴って展開するツルが、支柱やネットに阻まれた時などです。

今回はネットを張ってツルを展開させていたところ、その網目が細かかったようで、
結実したキュウリが半分くらい網目を通って成長を続けてしまいました。
網目を通り抜けたところで再び肥大し、ちょうどヒョウタンのような形に。

興味深いのは、決して網目でギチギチに締まっていたわけではないことです。
網糸に触れるか触れないかの程度で、むしろ接触を避けた結果という感じ。

このことから、キュウリは「何かに触れた」と判断しているように思えます。
ツルが支柱を這って延びていくのもそうですが、彼らには触覚のようなものがある。
「網目で締めつけられると生長が止まってしまう」と知っています。

もちろんそんなことは植物学の上ではよく知られたことなのでしょうが、
静かで何の反応も示さないように見えても、彼らなりの機敏さがあり、
黙って脅威にさらされるほど貧弱ではない───という意思表示に見えました。

しかし結局はそれを食べてしまうわけですが……。
「いただきます」という言葉があることは、ひとまずの慰め。
  1. 2014/10/17(金) 23:59:59|
  2. 菜園
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似てなくもないけど

朝、いつも通り実家に電話をかけて急ぎの用事はないかと聞いたところ、
母が知り合いと植物について話したことを聞かせてきました。
ある植物の名前についてです。

「ほら、あんたも見たことのある、あの****みたいな植物あるじゃない」
「ちょっと待って、なに?」
「なにが?」
「今、****って云ったように聞こえた」

何の植物かと云うと、風船唐綿(フウセントウワタ)です。
数年前に日記でも触れましたが、なんと云うかあれは特徴的な形をしています。
でも今は「染み出た乳液が目に入ると危険」とか、そういう豆知識はどうでもいい。

「あっはっは、でもだって似てるじゃない」
「朝からそれはないわ」

何に似ているかは想像した人の感性に委ねたいです。
  1. 2014/10/16(木) 23:31:13|
  2. 日常
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いつか私も

冷え込みが一気に深まって腰に来そうです。
お昼に同級生のお母さんに会い、そのような話になりました。
私の母と同じような年齢であることから、その人の不調と母の不調は似たり寄ったり。

「さっき腰を痛めたりしても、それが後になってから来るのよね」
「そうですね、ぐるっと一年後の同じ時期になると……急に」
「何でかしらね?」
「翌年の同じ時期が来て痛む条件が揃う───とか……」
「あー、それっぽいわねぇ」

いつの間にか親の世代の「身につまされる話」に馴染んでいる私でした。
  1. 2014/10/15(水) 23:59:59|
  2. 日常
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28℃

地元は雨足が強くなった程度で、今朝は何事もなかったように快晴となりました。
夜明け前に路面が乾き、日中は窓ガラスに触れると生暖いほどの陽気なので、
昨日を目覚めることなく過ごしていたら台風が来ていたとは思えない空です。

そうして雨が降った後は日没後の気温が落ち込み、Tシャツでは寒い。
パソコンの廃熱で室温が上がっても、さすがに外気を取り込むと冷えすぎです。

こうやって温かい食べ物が美味しくなって太……らないぞ、せっかく痩せたのに。
  1. 2014/10/14(火) 23:10:28|
  2. 日常
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あと8キロくらい

外には誰も居ないのに、コンビニのドアが独りでに開きました。
台風は日が暮れてから強風をともなって地元に軌跡を残しています。
干していた洗濯物の取り込みがギリギリで間に合いました。

今日は仕事をお休みして殆ど眠って過ごし、夕食に昨日の収穫で豆ご飯を食べました。
焼き鮭、味噌汁、たくわん、豆ご飯……の純和食で。

この仕事を始めてから運動量が極端に減り、体重は十数kgも増えましたが、
少しずつ食事制限をした結果、数ヶ月で6キロ落ちています。
無理せず徐々に慣らすのが一番らしいです。

標準体重まで続けてみよう。
  1. 2014/10/13(月) 23:27:52|
  2. 日常
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「ご提供は数ヶ月後に」

畑で枝豆を収穫しました。
枝豆は畑の隅っこなど空いた場所でも育ちます。
田んぼの畦(あぜ)に植えると、根が畦の崩れを防ぐ効果もあるとか。

我が家の畑でも似たような感じで、主な作物としての場所は確保しておらず、
2度の殺虫剤と何度かの化成肥料のほかは、基本的に放置していた作物です。
花をつけるのが遅かったので失敗したものと思っていましたが、
鈴なりの豆は葉っぱに隠れていました。

根っこから引き抜いてみると、意外にも一株で大きく展開しています。

「こんなに付いてんの?!」
「そう、びっくりしたわ」

よその枝豆は別として、ここでの枝豆には害虫としてカメムシがつきます。
収穫中も彼らの放つ匂いが漂いますが、殺虫剤の効果で被害は少ないようです。

わずか3株で洗面器一杯分くらいの量になったでしょうか。
植えたのは10株くらいなので、まだ全体の半分以上が残っています。
塩茹でにして良し、豆ご飯にして良し、すり潰して餡子にするも良し。

夏場の豊作も終わり、キュウリやトマトを毎日のように……とは行かなくなっても、
その夏を飛び越えて収穫できるものがあるのは臨時収入のようで嬉しいです。
  1. 2014/10/12(日) 19:16:49|
  2. 菜園
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涼しいけど暑い

いつもより3時間ほど早く寝たところ、5時間も早く起きてしまいました。
よって殆ど眠らないまま過ごしてしまい、今はもう眠いのか眠くないのか分かりません。

夜になって実家の玄関先に居たら、少し離れたところを少年らしき誰かが歩いていました。
とくに何も気にせず、外出していた母が戻ってくるのを待っていたところ、
後ろから「こんばんは」と声を掛けられます。

「あぁ、なんだそうだったのか」
「え、どうかしたんですか?」

"誰か"は近所の知り合いで、少し年下のパパさんでした。
彼のTシャツが明るい色だったので、なんとなく学生さんかと思ったのです。

「さっき見かけた時は、もっと若い子だと思ったから」
「いやぁ、僕ですよ」
「あー、『もっと若い』ってのも失礼よね」
「あははははは」

互いに中年です。
母がアイスを買いに行きたいと云うから用が終わるまで待っていたのですが、
アイスを買いに行くのは彼も同じで、奥さんに頼まれたからだとか。

まだまだ中途半端に冷たいものが欲しくなります。
  1. 2014/10/11(土) 23:19:19|
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氷の中の熱

数年前、自転車で転んだ時に右ひざの靭帯を痛めてからというもの、
冬が近づくにつれ、まだ体温が低い寝起きなどは刃物で切りつけたような痛みが生じます。

それと同じく正座すると右ひざの裏側にも違和感があり、
まるでテニスボールを挟み込んだような圧迫感が気持ちが悪い。
どちらも一日の半ばあたりになると消えますが、夜になると少しぶり返す。

今日は母の散歩に付き合って3キロほど歩きました。
ほぼ休みなく歩き続けると、折り返すところでは痛みが消えています。
そうすると夜になっても痛みは再発せず、ずっと膝が軽いまま過ごすことができます。

こうして「歩く時間」を設けないと弱る程度には若くない。
今の仕事を選んだことに後悔はありませんが、運動不足は否定できません。

そして洗濯物を干すのも忘れる……。
  1. 2014/10/10(金) 23:42:15|
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血冷式回路

一ヶ月ぶりくらいの、仕事から解放された休養です。
より正確には「現状で消化すべきことがない状態」で、私にとって短い休み。

この時、頭の隅々へ考えをめぐらせ仕事に手落ちがないと分かってもなお、
思考が熱をもったまま身構えを解かず、休むことに逡巡があります。
仕事に取り組む時とは頭の使い方が違うということでしょう。

仕事から解放されて間もない状態ほど、仕事を再開する時の復帰が早くなります。
これは十分に暖気を済ませ、いつでも発進できる頼もしいエンジンですが、
「現状で消化すべきことがない状態」になっても他の何かを探そうとします。

この余韻で頭が休まらないこともある反面に奇妙な面白さがあって、
体力が十分に回復してさえいれば「はい、次!」という気分です。
何らかの絵(〆切が遅い案件)を描くことが出来れば最高。

これは会社勤めの時分にはなかったことです。
定時や残業という区切りで早かったり遅かったりすることはあっても、
最終的には帰宅し、その後は翌日まで仕事をすることがありません。

ところが自営業になってからは"区切り"が存在せず、体力の限り続けられます。
仕事と生活の線引きが曖昧になる短所はあっても、全開の時は全力を出せる。
休憩や会議といった茶々も入らず苛々がありません。

そこでふと思いました。
そうして解放される制御弁があるなら、
いっそ部屋の片付けを「他の何か」に割り当てれば良いのでは?

まぁ人生そんなに都合よく行かない───と言い訳して、今日も片付けない……休みだから。
  1. 2014/10/09(木) 22:58:55|
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「良い秋雨じゃ」

実家のテレビのリモコンが水に濡れため、昨日から母が電池を抜いて乾かしていました。
明けて本日、電池を入れ直して試してみるよう云われます。

「ダメみたい」
「えー……」

今がどうかは別にして、家電は一部の何かが割高になったりします。
たとえば電話機は子機の2台目とか、無くした説明書を取り寄せると高いとか。

そしてテレビは一昔前に比べて専用ボタンが増えています。
昔は画質調節がテレビの本体側にありましたが、現在はリモコン。
結果リモコンがないと画質の調節そのものが出来なくなることも。

そして今回のリモコンがどうなったかと云うと、
ボタンを押さなくとも勝手に信号が飛んでいるようなのです。
電池を入れてテレビに向けると電源が入り、もう一度テレビに向けると電源が切れる。

「ほら、勝手に電源が、切れたり、入ったり……」
「ダメか……」

ボタンを押さなくとも起動するのが便利かどうかは人によりますが、
問題は「それ以外」の信号が出ないことで、チャンネル選択すら出来ない。

「どうせダメなら分解してみてもいいと思うけど」
「任せるわ」

……思い切ってネジを外し、ついでに洗浄しました。
しかし元通りにしても結果は同じで、しばらく様子を見ることに。

そして夜───

「ありがとうね」
「は?」
「リモコン、もう何ともないわ」
「え? 大丈夫なの?」

───なんだか直ってしまいました。
このリモコンは風呂にでも入りたかったのか。
  1. 2014/10/08(水) 23:39:09|
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需要は不明

テレビにて、ある女性用下着のCMを観ていた妹の発言。

「え? ……あぁ、***ブラかぁ」
「ん?」
「"貧乳ブラ"って聞こえた。 なんでそんなの作ったのかと思った」

名称を見たところ発音が似ていたわけでもない。
私は妹の耳のほうが心配です。
  1. 2014/10/07(火) 23:03:05|
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レイディヤォ

「あ、俺~、久し振り~」
「起きてるの知ってても午前4時は一般常識としてどうかと思うわ」
「え? あははははは、今ラジオ聴いててさー」

04時頃、仕事中の後輩が数ヶ月ぶりに電話をしてきました。
ラジオ放送でファミコン音源のような曲が流れていて、懐かしかったのだとか。
仕事が非常に忙しく、昨年の4月頃までに比べて話す機会が激減しています。

私の自宅はラジオの受信状態が悪く、たとえばAM放送は───

・周波数を合わせつつラジオ本体を倒し、
・最も感度が良いのは床に突っ伏した状態なので、
・スピーカーが接地していて非常に音が聞き取りにくい。

───という感じ。
電灯線アンテナか何かで対策する必要があります。

そしてラジオというと災害時にも心強い情報源となりますが、
このたびの台風では静岡に避難勧告が出たりしたようで、
姉が電話に出なかったりと心配しておりました。

それにしても地元は毎度のことながら大した被害もなく穏やかです。
この調子で飼い慣らされると他県に引っ越した時は大変そう。
  1. 2014/10/06(月) 23:59:59|
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いい加減にして!

私は血液型による性格判断を信じない人間で、適当に話を合わせる以上のことはしませんが、
「蚊に刺されやすい血液型」というものが、どうやら本当にあるらしいと知って以来、
さて夏場の畑でヤブ蚊に刺されないためには……と考えています。

私がどれだけ刺されやすいのかと云うと、10cm四方の肌が露出していれば2ヵ所、
やや髪が伸びた坊主頭に1ヶ所、うなじに1ヶ所、サンダル内部に侵入され1ヶ所……。
20分もあれば軽く4~5ヶ所くらい刺されます(足は長靴を履くことで対策成功)。

もちろん虫除けスプレーや蚊取り線香などもありますし、すでに実践済みです。
しかし畑に要る時間はまちまちで、予定とは違って数分で引き上げることも。

・O型は刺されやすい
・アルコールが入っていると……
・黒っぽい服を着ていると……
・妊娠している女性は……

ここで気になるのは服装で、上半身はともかくズボンなんて大抵は黒っぽい。
そして同じO型でありながら、同じような色の服を着ていても母は殆ど刺されない。
年齢や性別、あるいは体質も少しは関係がありそう。

私の血が近所の生態系バランスを破壊したりして。
  1. 2014/10/05(日) 23:39:56|
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もつれる神経

妹が彼氏君とPSPで(モンスターハンターポータブル・3rdを)遊びたいというので、
しばらくPSPを使っていなかった私は、本体ごと貸してあげることになっていました。
週末に暇つぶしで遊ぶ程度らしく、ゲームそのものは新作である必要はない様子。

それとは別の数ヶ月前、私は弟から美品の旧式PSPを預かっていました。
ある機会で手に入れたものの起動しなかったため、原因調査を頼まれていたのです。
色々と調べた結果、バッテリーを交換しただけで普通に起動することが分かりました。

それを弟が受け取りに来ないまま放置していたので───

「あれを彼に譲ってあげようよ」
「いいのか?」
「俺はVitaがあるし」

───私の本体を貸すのはやめて、綺麗な旧式PSPを譲ることに。
新品と見紛うほど程度が良く、システムアップデートも当てられるので問題ありません。

ところで私も久し振りに起動して遊んでみたところ、一年も触っていないとサッパリです。
もともとゲームが得意なわけではありませんが、頭よりも指がついていかない感じでした。

歳はとりたくないですね。
  1. 2014/10/04(土) 21:07:22|
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象を倒す蟻

母のウォーキングに付き合って、今日は普段とは違い進行方向を南にとりました。
実家から1.5kmも歩いたところに足ツボを刺激するコースがあります。
もちろん裸足になって歩くわけで、以前にも来たことがある。

先に母が歩いてみると、意外にもスタスタ歩けてしまっています。
前に来た時は転びそうなほど痛がっていましたが「今度は平気」だとか。

「あんたもやってみなさいよ」

云われるままサンダルを脱いで歩いてみると……コースの途中で歩みが遅くなりました。
足裏を刺激する突起が細かくなるにつれ、私の顔は捻転するかのように歪みます。

すでにコースを抜けた母は、近くに居たお年寄りと談笑していました。
その人がこちらに気付き、苦悶の表情で手すりを頼る私を見ると、
指を差して笑いながら母に後ろを向くよう促しました。

「あら何よ、前は平気だったのに」
「うぬぬ……」
「はい、もう一周しなさい」

こんなはずでは───と挑んだ2週目も同様でした。
母は真後ろにつき、さっさと私が前進するよう仕向けます。
明らかに悪意のある笑顔を浮かべながら。

「ホラホラ」
「痛い痛い! いっででででででで!!」
「だらしない……」

おかげでその後の歩みは軽くなりましたが、いつか仕返ししてやる。
  1. 2014/10/03(金) 23:59:59|
  2. 日常
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勝利を手繰る人差し指

知り合いの男の子と話す機会がありました。
彼は同級生の息子で、日ごとに生意気さを増すようでいて賢くもある小学6年生。

もはや私自身が中年で、目の前に居る少年を子供と呼べる歳になると、
自分と、そして同級生の息子という位置づけを"世代"として区切った上で、
どれくらい離れているかを計り、言葉や習慣などを切り替えて話す必要があります。

とは云え相手はまだ小学生で、すると共通の話題は少なくなり、
それでいて関心のある物事となると、昔も今も変わっていないのは「遊ぶこと」。
子供にとっては何より重大なことです。

そして親子の距離ほど離れた世代にも通用する遊びは、簡素で特殊が道具が必要なく、
そこにローカルルールなどの差を見出すこと自体すら子供にとって興味深い事柄。
つまりは鬼ごっこやかくれんぼの様な、誰もが体験するであろう遊びです。

この日は「指相撲」でした。
こんな遊びが今でも残っているのは、あくまでも学校が勉強をする場所で、
ゲーム機を持ち込めるような軽率な環境ではないことが継承されている証拠です。

「じゃあ、"けたぐり"って知ってるか?」
「なにそれ」
「知らんのか! まぁいいや、教えてやる」

これが全国的なものかは知りませんが、少なくとも私が子供だった時代には、
指相撲には「けたぐり(蹴手繰り)」なるズルい勝ち方があったのです。

指相撲といえば、自分と相手の人差し指から小指までを互いに握りこみ合い、
残った親指で相手の親指を押さえ込んで、10を数えるまで拘束できたほうが勝ち。
互いに親指を立てたままでは勝負がつかないので、いつ攻めるかの駆け引きもあります。

しかし「けたぐり」とは───

「いいか、こうだ、ほれ」
「ちょっ、ズルいじゃん!」
「なら使っちゃダメって云わなきゃなァ、はい、1・2・3・4・5・6……」
「わあぁ! あはははははは!」

───突如、人差し指を使って相手の親指を手前に引き寄せ、
さらに自分の親指で押さえ込み早口で10を数え切るという、そういう方法なのでした。

子供の感覚では、秒読みが始まると拘束を解くことに集中してしまい、
ルール違反に対する抗議も忘れ、それでいて一応の敗北となります。
それゆえ彼は負けているにも拘らず楽しそうなのです。

「これが"けたぐり"だ」
「はぁぁ……でもそれじゃ絶対に勝てちゃうじゃん」
「勝てるけど、それは勝ちとして数えないのがマナーだ」

それが笑いになり、そこから暗黙のルールになり、時に高度化したりします。
彼の表情は、どこか満足げでした。
  1. 2014/10/02(木) 23:46:34|
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