第27緑化地区

フリーイラストレーター七片藍のブログ/第27緑化地区

加減なし

植物を扱っていると驚くことが多く、大抵は彼らの生命力についてですが、
先日キュウリを見ていたら形が著しく変形したものを見つけました。

キュウリはツルを這わせて周囲の物体につかまり拡がっていきます。
明後日の方向へ伸びたツルも、どこかに引っ掛けると安心したように生長して行く。
もとが一本の苗とは思えないほど拡大するので見ていて面白い。

そうして出来たキュウリの中で先端が細く歪な形をしているものがあり、
よく見てみると細いツルに巻かれたまま生長していたのでした。
ツルが深く食い込み、さながら糸を巻きつけたチャーシュー用の豚肉です。

這い伸びたツルが締め付ける力はキュウリが生長し膨張していく力よりも強いのか、
あるいは障害を避けて形を変えるキュウリの器用さが凄いのか。
ハート形などに成型する技術の一端を見るかのようです。

そうかと思えば、どこで何を間違ったのか分からないほど曲がりくねるものや、
もはやキュウリというよりヘチマを思わせるほど大きく成長するものもあります。
追肥したことで拍車が掛かっている様子。

そんなものが毎日数本ずつ収穫できてしまい、育て始めてから容易く100本を超えました。
7月に入ってからはスーパーで野菜を買う機会が激減しています。
食べても食べても無くならない。

河童を招待したいくらいです。
  1. 2014/07/21(月) 21:54:02|
  2. 菜園
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

お早めに……

昼間の強い日差しは徐々に厚い雲で塞がり、けたたましい雷が夕立が呼びました。
雨が上がるまで実家で待っていたら夜になったので、明日の畑を見るのが怖いです。

畑といえば、ついにスイカを収穫しました。
まだ早いかな、いやもう少しと引っ張っていたやつです。
胴回り80cm───なかなかの大きさでした。

スイカは、すぐ近くにあるツルが枯れると収穫の目印です。
しかし人によっては別の箇所を目印とする場合もあるそうで、
今回は新たに得た情報を頼りに収穫を待っていたのでした。

「……音が悪いのよ」

スイカの品質を見極める際、表面を軽く叩いた時の音が判断材料になります。
まだ生長中の小さいものは良い響きなのに、育ちきったスイカの音が鈍い。
私が収穫を勧めたのは一週間ほど前の話です。

「どうしようかしら、収穫する? まだ待つ?」
「コイントスで運試ししよう」
「コイントスって何よ?」
「硬貨を投げて表か裏かってやつ」

母から10円玉を渡され、表か裏かは母に決めさせます。

「収穫だね」
「よーし、取るわよ」

母は大のスイカ好き。
昨年までは「質より量」ということで小玉スイカでしたが、
はじめて大玉を育てた時の感動を再び……と、今年は大玉にも力を入れたのです。

音の悪さに不安を抱きつつ、実家へ戻って包丁を入れてみると───

「わっ!」
「あぁ……」

───コップを倒したような水が流れ出ました。
腐って食べられなくなる一歩手前という感じで、分離が始まっています。

「……あんたの云う通りにしておけば良かったわ」
「やっぱりダメだったか」

味もよろしくない。
母の落胆ぶりは声色でも分かるほどでした。
コイントスで収穫を先延ばしにしていたら、完全に腐らせているところです。

まぁまぁ、2個目からはツルの状態で見極めれば良いんですよ。
  1. 2014/07/20(日) 22:28:39|
  2. 日常
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

厚い雲で日光も届かないエアコン要らずの一日。
6時に畑へ行くと既に菜園仲間の知り合いが来ています。

「よう、早いねぇ」
「おはようございます、水やりをしようかどうか……降りますかね」
「こりゃあ降るだろ、多分やらなくていいぞ」

そう残されて私が一人になると、ややあって二人目が現れました。

「早いねぇ」
「おはようございます、降りそうで降りませんね」
「せっかく来たんだから、水やりして行ったら?」

そう云われて腰を上げると、にわかにポツポツと降り始めて……10分で終わり。
結局は水やりを済ませて帰りましたが、この日は雨が続きませんでした。
あっと云う間に道路が乾いて元通り。

それから仮眠して、実家の用事で車を出しました。
先月の26日に「支払は後日でいいよ」と云われていたお店へ。
少し前にも寄っていますが、不在のため日延べしていたのです。

「こんにちは、前回の代金を持ってきました」
「はいはい、えぇと……幾らだっけ」
「……やっぱり憶えてない」

相変わらずの店主は「俺が金額を憶えておくから」としていたものの、
3週間ほど経って少額ともなれば忘れもする様子。

「前に買ったような箱はないですかね、ボロいやつで十分なので」
「ボロったってなぁ、外に放置してたやつならあるけど」
「それです、畑で使いますから」

雨風にさらし直射日光を浴び続ければ、大抵は半年くらいで表面が傷みます。
小道具を保管するだけの用途なら、むしろ並みの中古でも上等なくらい。

「じゃあ、これあげるよ」

タダでいただいてしまいました、2つも。
作物に雨が必要かと思えば、かたや道具は雨ざらしにすると傷む。
菜園に通っていると退屈しません。

ちなみに昨夜の漬け物は、ちょっと塩味がきつかったです。
  1. 2014/07/19(土) 20:19:06|
  2. 菜園
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

キュウリの〇ちゃんみたいなやつ

今日は久し振りにカラッとした晴れ方でした。
こんな風に晴れると分かっていれば洗濯物を干す時間をずらしたのに……。

畑の収穫も満足の行く物量になって文句なしの状態ですが、
献立の種類と収穫数を比べてみた時、やや余り気味になるのがキュウリです。
一つの苗がもたらす数は知り合いに分けても余ることがあるほど。

キュウリの栄養価は野菜の中でも低い部類であることが知られていますが、
単体の栄養価を犠牲にして夏場の水分補給を目的とさせることで「質より量」とし、
結果的に多くの種子を残すという手段を選んだため───と聞いたことがあります。

……これが本当なら、種が消化されにくいスイカなどは利に適っていますね。
そんなわけで有り余るキュウリの利用法はないかと調べたところ、
そこそこの候補があったので作ってみることにしました。

浸け終わるのは明日の朝かな。
  1. 2014/07/18(金) 23:59:59|
  2. 日常
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ぬるい方が好き

高温多湿、おまけに無風───というわけで暑いです。
早朝に畑の水やりをしていても汗が蒸発しにくくベタベタします。
こうなると外気を取り込む作戦も逆効果なので、28℃設定のエアコンの出番。

今日は仏壇の父にビールを供えました。
行きつけのお店の品揃えから抜けていた品が、しばらくぶりに入ったためです。

20数年かけて私を酒嫌いにしておいて、確執が解けた頃には父が断酒を迫られるという、
なんとも締まらない心残りが取り戻せなくなってから、暗記したお経を毎日唱えています。
それは信心というより他界した父との共通言語という感覚です。

「へい親父、乾杯」

最近、私が父に似てきたと云われることが増えました。
それは私も知らない当時の父を知る人たちの言葉で、その通りなのかも知れません。
一昨年に見つけた古い写真にだらしない顔で私と弟を抱く父の顔があり、
それが私にそっくりで、かくも親子は似るものなのかと感心したからです。

生前の父もそう思ったでしょうか。

「どんな気持ちで乾杯してるのか、分かってねーだろな」
「分からないだろうねぇ」

そう返す母は、私と父のどちらに向けたか知れない声で笑うのでした。
  1. 2014/07/17(木) 23:17:43|
  2. 日常
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

分相応

出先の駐車場でデジタル音楽プレイヤーを拾ったので、お店の人に渡しました。
その後に落とし主が現れたかどうかは知りませんが、こういう機器に疎い私は、
「小さい画面でも綺麗だなぁ」と感心してしまいます。

スマートフォンも出回って久しいものの、これまた私は利用しておらず、
普通の携帯電話でメール機能を使う機会すら少ないので機種が変わりません。
反応の遅さが不満で「今年こそ機種変更する!」と思って早5年。

そんな本日、妹と話していました。

「スマホにしてからパソコンで検索する機会が減っちゃった」
「らしいな、友達もそう云ってたし」

私も機種変更すれば同様なのかも知れませんが、
仕事で殆ど外出しない生活をしていると「その場」で事足りてしまいます。
作業中に音楽を聴こうと間食をしようと、誰も文句を云いません。

それでも世間は色々と便利に、そして素晴らしい品が生まれ続けています。
ふと、大好きな映画の台詞を思い出しました。

<<これから嫌ってほど取り残されんの、お互いに>>

懐かしい昭和のデザインに心ときめく中年真っ盛り。
  1. 2014/07/16(水) 23:46:15|
  2. 日常
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

ホラーで涼しく

「デッドマンズ・クルス」のバイオハザード・コラボにて「プラント42」を描きました。
公式ページに掲載してありましたので、ご覧ください。
7/14~27までだそうです。

宣伝おわり。

今日も暑くて昼夜逆転生活には厳しいです。
寝苦しくて4時間くらいで目覚めてしまいます。

今夜はちょっとだけクーラーを使おうかな。
  1. 2014/07/15(火) 21:47:24|
  2. ソーシャルゲーム系
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

知性と野生の戦い

作物に害虫がついていたので、噴霧器で薬を撒きました。
この薬はサインペンのインクみたいな匂いがする。
農家育ちの母は「懐かしい匂いだわ」と云います。

作物をめぐる害虫や害獣の被害は、個人が管理する小規模な菜園でも頻発します。
彼らも生きるために必死なのですからエサとあらば飛びつくわけです。
しかし放っておけば私達が食べるものも無くなります。

上記で"害獣"とも書きましたが、鳥が作物をついばむのは当然のこと、
あまり馴染みのない例としては大きめの河川からやって来るヌートリアが居ます。
毛皮目的で海外から日本へと持ち込まれ、後に帰化したネズミの一種です。

私も死骸を見たことがあって、これが結構ギョッとするような大きさでした。
子供の小指ほどもある大きく長い前歯は、なるほど作物の食害に事欠かないでしょう。
こんなものでバリバリやられたら数日で作物が全滅しそう。

幸い、我が家が借りている畑は生息地から遠く被害もないのですが、
よそで借りている人の話では珍しいことでもなく、これまで何度か耳にしました。
迷い出たやつが近くに住み着かないことを祈っています。

天候、害虫、害獣、病気、その他いろいろ。
毎日の食事って、途方もない均衡の上に成り立つ奇跡のようなものですね。
  1. 2014/07/14(月) 20:46:54|
  2. 菜園
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

20年前

昨日の晴天から突き落としたような雨模様です。
この温度差だと畑の作物が心配になるのですが、天気ばかりは変えられません。

昨日のキーボードを買いに行く時は友人の車で見て回りました。
私が失業中だった頃、職業安定所へ通うために使っていた道を通ると、
数年後バイクショップへの通り道にしたこともあって、友人も思い出したようです。

私と友人は同じ高校に通い、就職先の会社も同じという流れでしたが、
私が一年早く退職してからは、それぞれ別の会社で働いています。

「今あの会社どうなってんだろな」
「古い会社だったもんなぁ」

職場の改善提案を提出して金一封などが渡されると、
何割かが部署の親睦会に徴収されるという、納得が行かない習慣もありました。
たしか私の時は千円の褒賞で、そこから半額を取られたような。

それもこれも20年前の話。
歳をとるはずです。

あの当時に工場の窓から外を見つめていた私は、その視線の先で今を生きています。
  1. 2014/07/13(日) 23:59:59|
  2. 日常
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

誤差修正

キーボードを新調しました。
友人と中古ショップを見て回ったところ新品で470円のものがあり、
壊れたものと似たような───と云うよりは、ほぼ同じものでした。

昨日の「手元を見ずに使うキー」の配置も数ミリしか違わないようです。
これは非常に嬉しい。

どうか長生きしてくれますように。
  1. 2014/07/12(土) 23:59:59|
  2. 日常
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
前のページ 次のページ

プロフィール

七片 藍

Author:七片 藍
フリーイラストレーター

当ブログについて
:本家[ether]
:mixi[499935]

カレンダー

06 | 2014/07 | 08
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

カテゴリ

絵:執筆情報 (67)
ソーシャルゲーム系 (28)
TCG系 (14)
書籍系 (18)
絵:個人作品 (14)
トップ等 (10)
聖域 (1)
悪魔 (1)
神威 (1)
ほか (1)
日常 (3598)
創作 (85)
DIY (145)
菜園 (612)
疑問 (3)
ゲーム (27)
スポーツ (2)
探しもの (6)
生物 (51)
未分類 (2)
修理 (8)

検索フォーム

最新コメント

月別アーカイブ

QRコード

QR