第27緑化地区

フリーイラストレーター七片藍のブログ/第27緑化地区

営業努力

私は作業期間を大ざっぱに知るため日程を管理しています。
毎月一度の仕事が一年分なら最低12件を数えることになりますから、
その数が多ければ頑張ったことになるし、少なければ何か事情があったわけです。

その上で少し面倒なのが、仕事の完了が月末をまたぐ場合です。
「毎月一度の仕事」が月末に完了しなかった場合、前月は0件の扱いになります。
一年12件をまとめて眺めた時、0件の月や2件の月が出て来るわけです。

仕事が終わると安心しきってしまい、どれくらい日程がずれたか忘れてしまいます。
おさらいして一年を振り返り、なぜ0件(または2件)になったかを考えた時───

・何らかの理由で提出が遅れた
・別件が忙しくて優先順位を変えた
・先方が納期を繰り上げてきた
・先方の返事を待っていた

───等々、時々の事情はあるにせよ反省の材料が複雑になります。
私が気にすべきは「自分のせいで納品が遅れた」という事実のみなので、
作業の合理化を目指す上では、できるだけ「0件」がないように心がけるのです。
(確定申告の時に確認が少し楽になる利点もあります)

昨年分を見てみると……いくつか0件の月がありました。
これは私の作業が遅かったせいなのか、あるいはそうではないのか。

……全て自分が悪かったことにして、もっと早く描けるようになろう。
  1. 2014/02/28(金) 23:59:59|
  2. 日常
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普通の生活

ひさしぶりの雨でした。
そろそろ一雨ごとに気温が高まる時期です。
畑に次の野菜を仕込むことも考え始めなくては。

ところで最近は(仕事が忙しいこともあって)正午過ぎまで起きることが増えました。
これまでだと朝に眠って正午過ぎに起きる……というのが平均的な生活でしたが、
ガチャリと6時間くらい進めたような感じです。

スズメの鳴き声で起床してみたい。
  1. 2014/02/27(木) 23:59:59|
  2. 日常
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時間の使い方

昼間はかなり暖かかったです。
こんな日はのんびり散歩でもしたいところですが、そんな暇はない。
しかし暇があれば散歩をしているのかと云えば、そうでもない。

散歩って、いつするものなんだろう。
  1. 2014/02/26(水) 23:30:17|
  2. 日常
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赤ランプ

なかなか仕事が前進せず焦っております。
この上ちょっと眠りすぎてしまったので更にまずい。

ブログを書いている場合ではないので、今日はここまで。
  1. 2014/02/25(火) 23:59:59|
  2. 日常
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日記

このブログとは別で続けている個人日記が、昨日でまる一年になりました。

文章量そのものはブログよりも多く、一日の出来事を細かく記していますが、
一行に使える文字数が少ないため、それなりに頭を使いながら書いています。

たとえば一行あたりの文字数は、ブログの40文字くらいに対して個人日記は30文字ほど。
変なところで改行が入ると読み返しづらいため、できるだけ一行の内容を濃くします。
一日あたりの文章量はブログの平均値を3~4倍したくらいでしょうか。

なぜこんな習慣を続けているのかというと、
まず私自身が「記録がないし思いだせない」という状態が嫌いであることのほかに、
仕事の上でメールを書く時、できるだけ要点を分かりやすく伝えるための訓練です。

それも一年が経過すると、ちょっと自分でも「書いたなぁ」と感じます。
これが手書きであれば更に良いのでしょうが……それは勘弁。

シャーペンや鉛筆を最後に使ったのはいつだろう。
  1. 2014/02/24(月) 23:59:59|
  2. 日常
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24時間の不平等

先日に気付いたことですが、日当たりの良い場所では雑草が青々としていて、
仕事にかまけて表を歩かずにいたら、いつの間にか外の様子も変わりました。
それでも陽が暮れると寒いので、やはりまだ2月なのだと実感します。

引っ越して3週間になる彼は、その後ゆるゆると生活しているようです。
昨夜は電話をかけて来るはずが0時を過ぎても音沙汰がなく、
私が仕事で起きていると知っているため、忘れた頃に電話が鳴りました。

「飯食って少し横になったら寝てた」
「残業続きに土曜出勤だっけか」
「あー、まだ洗い物もしてない……」

こうした話題が彼の口から出ること自体、私にとっては面白いのですが、
本人にとっては延々と続く日常生活の入り口にあたります。
せっかくの一日が潰れて溜め息が出ることもあるでしょう。

そんな彼は最近、スカイリムを始めたそうです。
最初のキャラクターを作成するところで2日間も悩んだとか。

……生活にしろ娯楽にしろ、もうちょっと肩の力を抜きなさい。
  1. 2014/02/23(日) 23:31:51|
  2. 日常
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指をくわえて見る中年

妹が携帯電話を機種変更するので付き添いました。
毎度のことですが、色々とサービスや契約内容の説明等々、
意外に長いこと拘束されるので、手持ち無沙汰もあって少し疲れる。

「───は月額***円で、あっ、もちろん後ほど手続きも可能となっておりますが」
「(チラッ)」

妹は大体こういう時に「どうしよう?」という視線を向けてきます。

慎重派な彼女は色々と下調べしてから事に望む人間ではありますが、
それでも一人の頭脳に詰め込める予備知識は、高が知れているのも現実です。
そこに返答を用意していない種類の質問があると、誰かに頼りたくもなります。

「とりあえず必要ないぞ、要ると感じたら手続きすればいいし」
「───ということで……お願いします」
「はい、かしこまりました」

なんだかんだと機種選びから3時間ほどが経っていました。
いいないいな、画面が綺麗、操作もスイスイでうらやましい。

私の携帯電話はボロボロです。
でも誰かに作品を見せるならタブレットの方がいいかな。
どうせ調べものは自宅で済ませるし、大してメールも使いません。

そんなことを思いながら、きっと今年も現状維持。
  1. 2014/02/22(土) 21:46:39|
  2. 日常
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存在する脳と存在しない生物

家族に病人が出たので仕事明けに車を出しました。
少し前にも一度ありましたが、喉から来る風邪の類のようで、
食事が通らないほどに腫れるため、話すのも辛い状態になるらしいです。
時間の融通が利くのは私だけなので、同時期に罹患しなかったのは幸運でした。

───というのは、仕事でも少し問題を抱えていたからです。
依頼の題材が苦手分野の一つであったことから何も思い浮かばず、
それこそ食欲が失せて頭をかきむしる体たらくになっていました。

「(これだと手前の対象物が説明的過ぎる)」
「(でもこっちの構図は全体を把握しづらい)」
「(畜生、何年この仕事やってるつもりだ!)」←5月で9年になります

引き出しが空っぽになるまで想像力を全開させるしかありません。
自主的に3つほど案をボツにして手詰まりになるまで悩み、
指示内容の半分くらいを再現できていない状態で提出───

私の仕事は、現実に存在しない怪物を描くことです。
そこには多分に空想が含まれ、それに対する依頼者の投資が報酬になります。
「頭の中の絵空事にも対価が支払われている」という事実を認識せねばなりません。

───結果、基本的には手放しで「いい感じです」と云われ、
反動で一気にお腹が空くほど安心しました。

窮すれば通ず……ということでしょうか。
  1. 2014/02/21(金) 22:23:42|
  2. 創作
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苦労の想像

昨夜と本日は確定申告のための集計をしておりました。
電気料金が増えているのは値上げ分なのかな。
ほかはとくに変わらず(ちょっぴり年収増)。

毎度のことですが、様々な記入欄は自分に無関係なものが多いです。
これが全て埋まるのはどんな人なのか、想像しただけでも溜め息で空が飛べそう。
きっと専門の経理さんがやってくれるのでしょうが、数字に弱い私は苦手です。

私が今の仕事で誰かを雇って計算してもらえるようになるには、
一人で裏山を平地にして、再び土を山の形に盛り直すほどの月日が───

───夏に面倒くさがってサンダルしか履かない人間には無理ですね。
  1. 2014/02/20(木) 23:59:59|
  2. 日常
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もう臭くてもいいや

昨日、コタツ布団をめくった母が云いました。

「なんかコタツの中が匂うのよねぇ」
「そうなの?」
「あんたの足が臭いのか」
「……」

そんな失礼な───と云いたいものの中年男には否定できません。
どうせ臭いとか汚いは私のせいです申し訳ありませんで済ませましたが、
すると今日になって電話が入り、匂いの原因が分かりました。

実家のコタツ付き食卓は、6人で囲んでも余裕がある大きなものです。
私と母と妹とで囲んだ程度では、たとえ空き巣が隠れていても気付かない。

「分かったわ! コタツの匂い!」
「何だったのよ」
「切り干し大根!」
「……」

ポリ袋に小分けしたものが、何かのはずみで入ったようです。
すると私の足は切り干し大根の匂いがするのか。
いいや、そういう問題じゃない。

「いつ入ったのかしらねぇ」
「すみませんね足が臭くて」
「え? あっはははははははは!」

長男の地位回復を要求する。
ところで新しい石油ファンヒーターの燃費が良くて泣きそうです。
  1. 2014/02/19(水) 22:29:27|
  2. 日常
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「もう休ませてくれ」

スマートフォン用アプリデッドマンズ・クルス」の配信が始まったようです。
昨年から一部のゾンビを担当しており、公式では「T-レックス」が掲載されています。
ひたすらゾンビばかりが出て来るという、ちょっと変わった毛色のゲームです。
iOS/Android向けとなっておりますので、どうぞお試しください。

今日は実家の母から石油ファンヒーターをもらいました。
もともと知り合いが引っ越す時に「そんなに使ってないから」と譲られたもので、
母の仕事場は空調が間に合っているとのことから、私が使うことに。

先日も書いた通り、これまで使っていたファンヒーターは旧式です。
古本屋のご主人が愛用していたものを、たしか500円で買い取りました。
今や「点けても寒い」か「点けると暑い」の極端な温度しか実現できません。

そして私の部屋は天井が少し高いため、大半の暖気は殆ど用のない空間に移動します。
上記の温度設定では頻繁に調節する必要があり、そして燃費が非常によろしくない。

しかし今回からは……なんと、1℃単位で調節できます。
自動で設定温度に近づけてくれます。
おしらせ音楽とか流れます。
やりました、ありがとうございました。

一方、これまで長いこと私の部屋を支えてくれた旧式はお役御免です。
しかるべき手段にて長い現役を引退させてあげようと思います。
でも、せめて冬が終わるまでは部屋に置いておこう。

'97年製……私のことを色々知っている相棒でした。
  1. 2014/02/18(火) 22:26:37|
  2. ソーシャルゲーム系
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定食「野郎」

新たな生活が始まり、寝起きするようになって一週間の彼が訪れました。
それなりに自炊もしていますが、私に比べると神経質なくらいの性格なので、
味が落ちないようにと米を冷蔵した結果、野菜室が狭くなっているとか。

「天ぷらも、どうなのかな~とか考えてる」
「まぁ独りで食うには面倒だよな、油も多く使うし」
「そうなんだよ、だから惣菜コーナーで買うのが手っ取り早くなる」

彼には休日の大半を費やすような趣味はないし、どちらかと云えば時間があります。
それだけに色々と挑戦したいものの、所詮は一人分の食事を用立てるだけなので、
安く抑えたら同じ献立が続いたり、あるいは食材が傷んだりします。

多く作ってしまっては無駄になるし、かと云って献立が単調になるのもつまらない。
そうすると簡単な料理に傾倒しがちで、それはそれで味気ない。

「あとはカレーか、今はレトルトでも色々出てるし」
「カレーねぇ……カレーか……」
「例えば安い皮付きのチキンとか買うじゃん」
「ふむ」

彼の昼間は肉体労働なので、そのあたりを刺激してみる。

「一度フライパンなりオーブンにかけて表面をカリカリにしてだな」
「あー……」
「カレーに添えて食う」
「あぁ、あぁ、なんか食いたくなってきた」

男の脳(食欲)って単純ですよ。
  1. 2014/02/17(月) 23:59:06|
  2. 日常
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生活の思い出

雪、雨、風が去って急に腰が軽くなりました。
実家の観葉植物にも蕾が膨らんでいるものが出ます。
生物は環境の変化に正直です。

先週は引越しの手伝いでしたが、今日は土曜出勤だとかで中止です。
電話をしてみると、もう新しい部屋で寝起きも始めていました。
今日はテレビ台を組み立てていたとか。

「こないだは焼きそば作って食べた」
「ほう、自分の時は毎日チャーハンばっか食べてた」
「チャーハンいいね、簡単だし」

献立によって洗い物の手間が変わることも気にしていました。
共通の話題が生活に根ざしていると身につまされそうなものですが、
これまでの彼からは聞かなかった話題でもあり、少しニヤニヤしています。

愚痴を聞くようになるのは、夏くらいからでしょうか。
  1. 2014/02/16(日) 23:40:11|
  2. 日常
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6畳の万国感

雪が降り雨が降り、それが終わったと思ったら強風です。
あっと云う間に路面が乾き、また気温が下がって眠っていても頭が寒い。
そのせいか眠った気もせず仕事が思うように進みません。

私の部屋にある石油ファンヒーターは長いこと使っており、
古本屋のご主人が店じまいする時に捨て値で譲ってくれたものですが、
経年劣化なのか限界が近いらしく効果が曖昧になってきました。

・18℃に設定 → 室温15℃
・20℃に設定 → 室温25℃

───極端すぎます。
もちろん後者の燃費は異常に悪いため、滅多に使えません。
そろそろ買い替え時かしら。

妹がチョコをくれたので食べながら頑張ろう。
  1. 2014/02/15(土) 23:59:59|
  2. 日常
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「凍らせるの面倒だから雨にする」

一晩かけて積もった雪は、その後に延々と降り続く雨のせいで大根おろしです。
新雪の銀世界は一日と保てず、まるで雪として降るはずの水が雨に変更されたかのよう。
地元は冬よりも夏が本番なのでしょうが、私の腰が痛くなる程度には寒いです。

それにしてもよく降ります。
ベランダの室外機に滴る雨音が止みません。
  1. 2014/02/14(金) 23:59:59|
  2. 日常
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ロボットと光線銃

たまにネットで調べものをしていると、昔の懐かしい玩具の画像に出くわし、
自分の子供時代に売られていた品を思い出しては、ちょっと調べたりします。
しかし見つかって品名が分かることは殆どありません。

親というものは、子供が関心を失った玩具の処分時期を弁えています。
そうして知らない内に姿を消した玩具は、その後しばらく思い出すこともなく、
ぼんやりとした記憶となって頭の片隅を小さく照らし続けるのです。

せめて彼らの名前くらいは知りたいと思って調べてみるのものの、
世の児童をたぶらかす玩具の数たるや、時を経れば大人の趣味よりも豊富になります。
後者が掘り下げて楽しむものであるとして、前者は広く浅くといった風でしょうし、
子供でいられる期間も短くはないのですから、むべなるかなという感じ。

現在なら間違いなくデータベースくらいには居残り続けられますが、
テレビゲームが普及する以前の品とあっては、メーカーが存続しているかすら怪しく、
何よりメーカーそのものを憶えていないため、調べは難航するわけです。

そうして今日も行き当たらず、10分ほどで断念しました。
あの玩具の名前は何て名前だったのだろう。
  1. 2014/02/13(木) 23:57:42|
  2. 日常
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いい時代

コンビニで店員さんが話しかけてきました。

「いやぁ、こないだ13万が飛んじゃいましたよー」
「まさか……」
「ち、違いますって」

私が手振りで示したのはパチンコでしたが、そうではなく、
新しいパソコンを注文したことで随分とお金がなくなったのだとか。

「まぁポンと出すには大きいよね」
「はい、設定とか色々あるから明日の16時に来てくれって云われて───」

ネットの普及でパソコンも手軽に入手できる時代になりました。
一頃では価格表示の横に分割払いの案内まであったほどですが、
性能の向上にともない、むしろ素人には贅沢すぎるほど安価です。
たった32MBのUSBメモリが6000円もする時期すらありました。

「お楽しみだねぇ」
「そうなんですよ、もう今からでも取りに行きたいのに」

私の頃は20万超えが普通だったと告げたら、どんな顔をするかな。
  1. 2014/02/12(水) 22:38:27|
  2. 日常
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壊れたブレーキ

仕事をしていると一日が短く感じます。
サイトの仕事作品は10点ほど更新があるのに手付かずですし、
確定申告の準備は出来ていないし、全体的に予定が滞り気味です。

こんな時、まだ会社に勤務していた頃のことを思い出します。
とにかく一日が長くて、何度か時計を見ては「まだ2分しか経ってない」とぼやき、
その感覚自体が疲れをもたらしてしまい、さらに時間の経過が遅く感じられる。

どらちかと云うと、私は単純作業が苦にならない人間です。
手にした部品が「何のために使われているか」とか、「どれだけ重要なのか」とか、
そうした疑問には振り回されず、考えごとでもしながら黙々と消化することが出来ます。

しかし、その"考えごと"は大抵が絵に関することでした。
「想像を形にする」という義務感のようなものは、意思に関係なく頭脳を埋め尽くします。

押し潰された私は結果として退職してしまい、その苦しみからは解放されていますが、
出口を得たところで一日が24時間よりも長くなることはないため、やはり振り回されます。
こうして見ると、脳が考えることを止めてくれないのは昔も今も同じです。

仕事には大いに役立つけれど……もう少し制御したい。
  1. 2014/02/11(火) 23:19:43|
  2. 日常
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魔術師のかまど

仕事で中間提出したところ、手放しで良い返事があって安心しています。
今回は新たな挑戦もあり丁寧に描いたので、気が気ではありませんでした。
思いつくこと全てを投入できる(期待される)とは限らないのが難しいところです。

こうした悩みは仕事上の方々で生じます。
一口に怪物といっても、怖い・禍々しい・気味が悪い……と様々な表現があり、
どこを突出させるかは、依頼側の希望と描き手の作戦のどちらか、あるいは両方です。

私の仕事は頼まれた絵を描くことですが、
一から十までの指示はなく、大抵は全体の1割程度になります。
50文字にも満たない指示文から、一枚を描き起こすわけです。

頭の中で考えた曖昧な像は、一つの形になるまで時間がかかります。
依頼側が「こんな風に……」と考えていても、それを言葉に尽くせなかったり、
そもそも怪物は実在しないので、具体的な像が固まり切らないのです。
すると、頼まれて描くとは云え、描き手の主観が多分に入り込みます。

それが良い方向に働けば問題ありませんが、一方で期待されないこともあり、
かと云って表現として適当でない場合は、そう簡単に実行には移せません。
やり直すにも時間が必要で、時間は納期という形で決まっているからです。

そんな中で投入できる「新たなこと」は多くないので、
何か一つ加えるにあたっては、それなりの冒険になります。
今回はその一つが通過でき、これからの描き方に大きく貢献しそう。

ずっと昔「姿のない者に姿を与えるのが私の仕事」と書いた気がしますが、
今になって言葉の重みを痛切に感じている次第です。

でも、だからこそ楽しい。
  1. 2014/02/10(月) 23:59:59|
  2. 創作
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自分の重さ

殆ど仕事ばかりしていました。
ここ数日は天気が悪かったのに今日は快晴です。
そしてそんな日に限って洗濯するのを忘れていました。

昨日の手伝いでは、携帯電話の動画機能を使って撮影もしていて、
作ったばかりのホットケーキを食べる様子が収められています。
私は菓子をつまんでいたので食べているのは一人だけ。

「いやー美味い! 最高です!」
「ホットケーキ三枚も食ったら飽きるぞ」
「たしかに……しばらくはいいやって感じがする」

本日、彼は布団を買いに行くと云っていました。
この日を境に寝起きするようになるのでしょうが、
次の土曜日は出勤なので、色々と作業を進める時間がない。

私が独り暮らしを始めた時は、どうだったかな。
あれから十数年になります。

まさかこんなに長居することになるとは。
  1. 2014/02/09(日) 23:59:59|
  2. 日常
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美しい生活

先週に続いて引越しの手伝いに行きました。
大体の家具は揃いましたが、まだ生活を始めるには色々足りません。
平日に出来ることは限られるため、こうした週末に用事が集中します。

「じゃあ寝起きは明日くらいか、飯だけは作ったりしてるのな」
「うん、作った料理をスマフォで撮ってみたよ」
「パンが真っ黒とか漫画か!」
「いやぁ、目玉焼き作ってたらトースターのこと忘れてた」

目玉焼き自体も失敗しているし、色々とダメです。
そして今日はホットケーキに挑戦していましたが、
私が忠告しておいたのに彼は金属製のフライ返しを買っていました。

「金属製は表面加工を傷つけるとあれほど……」
「あぁ……そうだった」
「あのな、男がキッチンで失敗する時は色々と定番がある」
「どんな?」
「まず何でもかんでも強火で調理して焦がす」
「ぐふっ」
「あと水を出しっぱなしにする」
「今のはちょっと忘れただけ!」
「うるせぇ馬鹿」

果てしなく不安です。
  1. 2014/02/08(土) 23:04:19|
  2. 日常
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神様に聞いてみよう

関西地方にも雪が降っているというのに、地元は寒いだけです。
それでもさすがに夜は雪を予感させる奇妙な明るさがあります。
これは朝にかけて降るのでしょうか。

確定申告に向けての支払調書(源泉徴収)が揃いました。
昨年は思ったよりも仕事をしていたようで、自分でも驚いています。
「休みを作らないと休めない」ことも、少し真面目に改めないといけません。

───と云うより、仕事が早くなったのかな?
短縮できた分だけ新たな挑戦を加えるので、実感はありませんが……。

一年が経っているのですから、それなりに成長していないと困ります。
  1. 2014/02/07(金) 23:56:29|
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都市の外側

母の散歩に付き合いました。
膝の不調は、歩くことを自重した間に筋力の衰えとしても進行しがちです。
膝を支える筋肉が衰えると歩行も不安定になるので、やはり歩く必要があります。

冷たくカラカラに乾いた景色にも変化はあり、ある木の根元に白いものが落ちていました。
大量にあって、それが小石でなく木の実の種だと分かるまでに数秒間。
さくらんぼに似た感じの実がなるらしいです。

整備した都会に比べ、地元のように中途半端な田舎は畑や田んぼも珍しくなく、
土地主が思い思いに植えた木などが、ぽつんと一本だけ出し抜けに立っていたりします。
その木の名前が何であるかは、持ち主ですら知らないことも多いのですが、
それにしても大量の種を落とすほどに成長するのは珍しい。

地元では専業農家として存続している例は年々減少傾向にあるため、
では畑で農作業をしている人々は何なのだろうと思えば、畑を借りている人たちです。
数千円の年間契約で貸していたり、あるいは好きに使えと開放されている畑もあります。

そうした中で育てられるものは野菜ばかりとは限らず、立派な木として育ったり、
または農具の保管場所を拡大した結果、ちょっとした温室が併設されたり。
なんとも自由気ままで羨ましい。

闊達に生きていられる内は便利さだけが求められますが、
結局は気ままで土くさいところに戻るのが人間らしいようです。

年々、こんな田舎を離れられない理由が増えています。
  1. 2014/02/06(木) 23:59:59|
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寒さ vs 煩わしさ

「しばらく続く」と予報される昨日からの寒気は、意地でも地元に雪を降らそうとせず、
快晴に冷たい風だけを吹かせて、坊主頭の体温をごっそり剥ぎ取っていきます。
妹が編んでくれたニット帽とマフラーが手放せません。

とくにニット帽は寝る時にすら必要になるのですが、眠っている最中にとれてしまい、
寒さで目覚めては手探りで帽子を探す毎日で、そろそろ坊主頭が辛くなっています。
だからと云って髪を伸ばすと白髪がみっともないし、染めるなんて面倒くさい。
そして中途半端に伸びた髪はうっとうしい。

いいや我慢だ、3月まで刈らないぞ。
  1. 2014/02/05(水) 23:10:20|
  2. 日常
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キャベツの気持ち

強い寒風が吹いています。
その割に、この冬は全くと云ってよいほど雪が降りません。
ドカ雪が降ったのは何年か前の話で、その意味では地元は平和です。

実家でお好み焼きを食べることになったのですが、
キャベツがなかったので、母が近所の小さなスーパーへ買いに行きました。
ややあって帰って来ましたが、しかし……

「やらかした!」
「何よ」
「キャベツ……」
「はぁ……」

たまに、こういうことがあります。
目的の一品を買わずに、ほかのものを買って帰る。
再び母を寒空に歩かせるのも忍びないので、私が行くことに。

スーパーでは「さっき買いに来た人の息子が来る」という変な構図になり、
店長さんも心得たもので、私が来たのは買い忘れのためだと気付いています。

「お好み焼き作ろうってことで、キャベツを買いに来たのにさ」
「おう」
「いろいろ買っといて、キャベツを忘れて帰ってきた」
「そりゃいかんなぁ」

いっひっひと笑う店長さんは楽しそうでした。
七片家は今日も平和です。
  1. 2014/02/04(火) 22:18:56|
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綺麗な老人

最近よく雨が降ります。
昨年の今頃はそんなに降らなかったような?

先日、弟から初期型のPSPを預かりました。
「使えたとしても充電する術がない」という知人から譲られたものだそうで、
ご本人は充電アダプタを持っていなかったため、弟に託したそうです。
ほとんど使われなかったのか、新品同様に状態が良い。

弟はアダプタを持っているものの、接触が悪いのか充電は出来ず。
彼は自分のPSPが不調なので、起動するなら初期型でも使いたいとか。
そうして次は私に託されたわけですが、充電できないのは同じでした。

「もしかして……」

初期型のバッテリーは、それ以後の薄型とは共用できません。
仮にバッテリーの異常である場合は、同じ初期型のものを使う必要があります。
幸い、私は友人と後輩がプレゼントしてくれた初期型を所持していました。

バッテリーを取り替えてみると……充電開始のオレンジランプ点灯。
アップデートも滞りなく完了し、使用に堪えるものだったようです。
長いこと充電されないのも問題なのでしょうか。

さあ、幾らせしめてやろうか。
  1. 2014/02/03(月) 23:59:59|
  2. 日常
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お助け七片

昨日の引越しから明けて一日、夜になってから電話がありました。

「あー、今は大丈夫?」
「そろそろ連絡があるんじゃないかと思ってたところだよ」

私の地元に越して来たことでゴミ出しのルールなども変わってしまったため、
細かい分別の仕方が分からなかったらしく、聞いてきたのです。
転居手続きなども後手に回っています。

「換気フィルターを洗浄するなら洗剤かけて放置な」
「そうなんだ?」
「グラスファイバーで作られてるから、揉み洗いで型崩れすると元に戻らんよ」

引越しは大変です。
それでも仕事には行かねばならず、空いた時間にも用事が満載。
向こう一ヶ月くらいは、こんな感じの生活が続くことでしょう。

「ごめん、ちょくちょく電話するかも」
「いつでもいいよ、時間の融通が利くのは自営業の長所だし」

遊びに行けるのは来月くらいかな。
  1. 2014/02/02(日) 23:19:54|
  2. 日常
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どうせ私はユニットバス

今日は、ある人の引越しを手伝って来ました。
とは云っても家具などは何ひとつ揃っておらず、まさに新しい生活の始まりです。
注文した冷蔵庫等の白物家電を運び入れ、生命線の大部分が固まっただけの状態。

運び入れにしても業者さんが済ませてしまうため、ほぼ力仕事は必要ありませんが、
それよりも新しい部屋で気付く「***が無い!」に振り回される一日でした。
とにかく買い物から帰っても「無い!」と気付くことばかり。
数十分前まで品物を探し回っていた店に、三度も往復することになりました。

「最初はこんなもんだよ、自分もそうだった」
「いろいろ要るって本当だねぇ」

独り暮らしが長い私には、大昔に通り過ぎてしまったことですが───

「あと半月はこんな感じかな、仕事帰りに小物を買って帰るのが習慣になる」
「やっぱり、それくらいは必要なんだな」
「新品にこだわるのも最初の内だけ」
「それでも揃えたいんだよ~」

───彼にとっては目の前の問題ですから、
憧れがあり不安があり、そして希望があります。
ひとまず今は彼の新たな生活を祝福してあげたい。

それにしても新築とは羨ましい……現在の賃貸物件って充実してますね。
  1. 2014/02/01(土) 23:59:59|
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