20131231

大晦日です。
一年を振り返り、今年は過去になく仕事に振り回されたように感じました。
それはもちろん良い意味においてであり、仕事が増え技術を養えた一年です。

反面、次々に消化していく作業の中で実験的な要素が減ったようにも思います。
これまで背景の目立たない箇所にて試したりしましたが、それも頭打ちになり、
そろそろ前面に打ち出して自信をつける時期が来ました。

その皮切りに今月の仕事で実行へと移し、それが問題なかったため、
実際に運用するにあたり更なる技術の向上が必要になっています。
これまでの技術に追加する形で、上手く融合させて行ければ……。

これから先、よほど大きな環境の変化がない限り、
私は現在の仕事を辞めることはありませんし、一生そうでありたいです。
そこで必要なことは際限なく学んで行きたいので、課題は山積みになります。
いまだ気持ちがぐらつく時もありますが、甘えてはいられない段階です。

「四十にして惑わず」まで、あと少し。
続ける限り進化していかなくては。
でもお正月くらい休もう。

それでは皆さん、良いお年を。

時間の伸縮

久し振りに友人と会いました。
先月からこっちは残業続きだそうで、手当ても相当なものだったとか。

「もう年末ですよー」
「そうだなぁ、今年の正月って何してたかな……」

大晦日を前にすると、こうしてその年の元旦に何をしていたか思い出そうとします。
日記によれば大晦日は実家でジェンガを楽しんでいたようです。

私が一年で唯一「休み!」と決めているのが松の内だけなので、
それが明けてしまうと、まだ世間が正月休み中であっても平日と同じ扱い。
かれこれ「週に定休日を設けない一年」というやつを8年も繰り返しています。

なるほど時間の流れが早く感じるのも仕方のない話ではありますが、
今年だけは、ここ数年の私には珍しく「長かった」と感じる一年でした。

───というのは、今年の3月は初めて仕事関係での親睦会に参加し、
過ごした数時間が素晴らしいものであったため記憶に新しく、
そこから起算して「まだ一年も経っていない」と思えるせいです。

これからずっと矢のように過ぎて行く一年を何度も味わうのだと思っていたら、
それはちょっとした出来事でも逆転すると実感した一年でもありました。
ぜひとも毎年こうあって欲しいものです。

さぁ、あと一日。

目薬も効かない

弟の誕生日には食事が出来なかったので今日まで日延べしたのですが、
今日は今日で体調が悪いと云い、これまた日延べです。

症状を聞いてみると、私が酷い眼精疲労に見舞われた時と同じでした。
目の奥が膨張するような、耳から側頭部に液体を注入されるような鈍痛。
私がこの症状になったのは昨年か一昨年のことなので、ちょうど今の弟の歳です。

とりあえず、その頃の自分が世話になったものを渡しに行きました。
あまりに酷いときには病院へ行くように促しておきましたが、
このところの弟は睡眠が足りていないので早く休むようにも。

なんとか無事に年を越したいものです。

買い溜め

久し振りに朝から食品卸売市場へ行ってみました。
開場の直後なら良いものが……と思ったら、同じことを考える人は多かったようで、
積もらない雪のチラつく中でも大賑わいとなっており、年末需要の回転率を実感します。

ここに来ると必ず景品イベントに参加していた母でしたが、
今日は寒さのせいか手元が狂い、ミニゲームで特賞を得ることは出来ませんでした。

「7回も挑戦したのに……」
「700円より高いんだから、いいじゃない」

実はハズレでも一回分の値段より高い商品が参加賞となるため損はないのです。
数ヶ月前の初回で特賞、その次の二回目でそれなりの商品を獲得した母にとり、
全て参加賞に終わった今回は、年の締めくくりには残念な結果だったようです。

それでも試そうと思っていた利用利の食材が手に入ったことで、
ひとまずの納得は行ったらしく良い時間が過ごせました。
年末年始の食材はこれで十分です。

今年の残すところ三日ですね。

綿にくるむ石 石の中の綿

出先にて、腰の低い隣室住人の男性に会いました。
今では私の次に長いこと入居している人で、殆ど話したことはありませんが、
あることをきっかけに笑顔で挨拶するくらいの関係になっています。

───というのは、よく居留守を使う外国人男性が上階に住んでいた頃、
かなり大きめのステレオスピーカーを設置して音楽を聴いていて、
上下左右といわずの騒音が夜になっても続いていた時のことでした。

高音は高く遠くへ飛んでいきますが、低音は振動となって下方へ潜るように響きます。
うるさいので苦情を云いに行ってみれば、お得意の居留守で出て来やしない。
時には大家が訪問しても出てこないほどの悪質ぶり。

すると隣人は私の部屋から音楽が流れているものと思い、
びっくりするくらいの音で壁を叩いて不快感を示したのでした。
当然ながら誤解ですので、私は即座に説明を試みたのです。

「こんばんは、さっき壁を叩かれました?」
「いやまぁ……その、うるさかったんで……」
「私じゃなくて上の階ですよ」
「え?!」

───平謝りされました。
私は誤解が解ければ云うことはありませんが、
隣人はかなりバツが悪くなったようで、以来とても腰が低いのです。

それは数年が経った今でも同じで、もういい加減に忘れてくれても良いのですが、
私がそれを利用して何かをするわけでもないので、彼の自由に任せています。
ちなみに上階の住人は色々と迷惑行為が目立ちましたが、数年後に引っ越しました。

感情的にならないことって大切です。

鉛筆の黒

また雨です。
誕生日にと電話しておいた弟から、夕方頃になって連絡がありました。
本当はプレゼントも渡すつもりでしたが、ちょっと出費続きだったので月末に持ち越し。

「そういうわけで用意できてないから後日な」

外回りの仕事が多い弟のために、防寒用品を買うつもりでした。
昨年に渡したものはボロボロになってしまったとか。

色彩に悩むことも仕事の内である私は、衣服から何から暗い色が大半です。
色についての悩みから解放されたいのか、目を閉じている時と同じ色が落ち着きます。
「色とりどり」は、私にとっては配置や濃淡を思案させるだけのものらしいです。

そうすると他人の服装や好きな色についての関心も薄れてしまうようで、
誰かへのプレゼントを考える時は「似合うと思って」と服を選ぶことがなく、
品も限られ自然と役立つものしか考えなくなります。

「悪いねぇ、何もお返しできてないのに」
「なんだその『無理に頼んだみたいでぇ』とか、どっかの白々しいおばさんかよ」

品は決めてあるものの、さてどこで求めたものか。
丈夫なものを望んでいるようですが、機能と釣り合うかな。

興奮のあまり

妹は職場で同僚を前に色々と話すリーダーの立場でもあるため、
世間がクリスマスという折に社員が交通事故などに遭わないよう、
身近な例などを用いて注意を促そうと考えたそうです。

しかし本人も自覚するところの「上手く話すのが苦手」ということもあり───

「浮かれて急に道路へ飛び出す人が居るかも知れませんので、
 どうか皆さん、出社や退社の際は運転に気をつけてください」

───と云った内容で話すつもりが言葉に詰まったらしく、

「浮かれて走り回る人が居るかも知れないので、
 どうか皆さん、出社や退社の際は運転に気をつけてください」

……こんなことを口走ってしまったそうです。
真面目に聞いていた同僚が笑いを堪え、ようやく台詞がおかしいことに気付いたとか。

たしかにクリスマスで陽気に走り回る人は見たことないかも。

制裁の夜

泥酔状態のサンタが酒臭い息を吐きつつベランダから入ってきたので、
全裸で愛用のバリカンを持って部屋の中を追いかけ回してやりました。
土産もないなら入ってくるんじゃねぇ。

「知っている」と「分かっている」

今日が休みだと知っていながら仕事を続けていたのに、
「提出しても返事が来るのは明日以降」と気付いたのは朝でした。
どうにも休日と仕事の住み分けが体に染み付いていないようです。

「休みでも仕事が出来る」というのは、それはそれで間違いのもとですね。

原材料:小麦

母の誕生日だったので妹と買出しに行ったのですが、
一件目のお店で小麦粉を買えなかったため、二件目で買おうとしたところ、
小麦粉が置いてある棚の前で中腰になっている男性と目が合いました。

奥行きのある棚なので見た目よりも在庫があります。
男性が小麦粉を手に取って去るのを待っていたのですが、
その手は棚の奥へと伸び、次々にカートへと積まれていきます。

いくつ買おうが個人の勝手なので黙って待つと、見事に全てなくなりました。
呆気にとられ、小麦粉の袋が山と詰まれたカートを見送る私と妹。
年明け前の買いだめなのか、小麦粉が大量に必要な料理を作るのか。

もし後者なら何を作るのでしょう……パンかな。
プロフィール

七片 藍

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