第27緑化地区

フリーイラストレーター七片藍のブログ/第27緑化地区

あの味この味

遠くにオレンジ色のネオンサインを見るような鮮やかな夕焼けでした。
暗い空に重く塞がった一日でしたが、雨上がりに良いものが見えて満足です。

今日は母と妹の買い物に付き添ったところ、
目的地のデパートにて物産展が開かれており、御当地の味を提供していました。

様々なメディアで地方の名産や珍味を幅広く宣伝されているものの、
実際に食べてみないことには食指が伸びないのも事実です。
なじみのない食べ物ほど試食が常用になるわけですね。

そんなわけで30分くらいかけて色々と見て回った結果、
いくつか美味しいものが見つかったので、家族にもと買って帰りました。
こうした物産展の品は少々割高になりがちですが、それもまた一興です。

そうして気に入った味わいがあると真似したくなる。
作り方を検索してみるのも良いです。

太るわけだよなぁ……。
  1. 2013/05/11(土) 19:35:42|
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石の寝息

私の子供時代にはゲーム類が少なく、また高価でもあったことから、
子供は現在以上に外で遊ぶことが多く、私の場合は近所の山でも遊びました。

その山中には史跡が埋もれており本日たまたま近くを通りかかったので、
さて子供時代に散々歩き回った山の史跡とは……と思い、
当時は興味が湧かなかった解説文を読んでみます。

解説パネルは雑草に埋もれるようにして設置されており、
ところどころフリガナがあって読みやすいものでした。

遺跡はかなり古く、十数世紀前に作られたものだったようです。
しかし内部からは数世紀前の生活用品が出土されたことから、
過去に破壊か盗掘があった可能性も指摘されていました。

歳をとった証拠なのか、地元が愛しく感じます。
幼い頃から住んでいても知らないことの方が多く、
改めて目を向けると暗闇が晴れていく気分です。

それはホコリが堆積したアルバムを開くようなもので、
自分の思い出である必要はなく、どこかの誰かのものでもいい。
まして千年以上も前の情報となれば幻想の世界です。
ホコリまみれで、しかしながら美しい。

観光にもならないような小さな史跡ですから、
あの解説パネルを読む人が一体どれくらい居るのか。
居たとして記憶に留めてくれる人が残るかどうか。

"彼"は元居た時代を数千年前に通り過ぎたのですから、
気が遠くなるような時間を遺跡として存在し続けることは、
使命を帯びた誇り高いものなのか、あるいは眠るようなものなのか。

たびたびこの場を訪れてしまいそうな自分でした。
  1. 2013/05/10(金) 23:59:59|
  2. 日常
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自分で決める

近所のママさんが、お子さん二人を連れで歩いていました。
歩き回れるのは長男くんで、ベビーカーの中で不思議そうな顔をするのは長女さん。

長男くんは私を見るなり実家を指差して何事か叫びます。
もちろん話すこともできますが、人見知りのせいか言葉を聞くのは初めてでした。
それほどに、私と会った時は何も喋ってくれないのです。

先日この子に会った時は親御さんが揃っていた時で、
両親が居て心強いのか、その日だけは奇妙にコロコロと笑いました。
なるほど、これがいつもの彼なのだろうと納得したところです。

この長男くんに、私の母はいたく気に入られています。
私に叫んだのは「おばさんは?」という内容でした。
やはりママさん一人だけでは声が小さくなるし、笑顔がない。
母は自宅で食事中であることを告げると残念そうでした。

それでも彼なりの努力があるようで、
これまた珍しく、帰宅しようとする私にぎこちなく手を振ります。
相変わらずの固い表情には、どこか伺いを立てるかのような雰囲気。

「あいさつは、これでだいじょうぶ?」

───こんな感じです。
ふと、母が云っていた「第一子の特徴」を思い出しました。

もちろん人それぞれですが、第一子は親の口出しが多い中に育ちがちで、
親に正否の判断を委ねる傾向があり、本人の選択や判断が二の次になるのだとか。
結果、万事に出遅れて時宜を逸するような憂き目に合うことが多いとも。

彼がそうして育てられたかは別にして、わずかばかりに確信を持って振られた手は、
私が大げさに振り返した手によって幾らかの得心があったようです。
小走りでママさんのもとへ戻った後も手を振っていました。

長男は色々面倒くさいぞ……でも頑張ってね。
  1. 2013/05/09(木) 20:40:31|
  2. 日常
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考える生活

自宅で仕事をしていると、私生活と仕事は互いの一部となってしまいますが、
仮に一日中をどちらかに割り振ると、不思議と記憶に残らないのが前者です。
洗い片付けだの洗濯だの何も考えずに淡々と消化するからでしょうか。

そんなわけで、とくに何も書くことがない一日でした。
仮眠も挟んだので朝まで起きていられそうです。

最近はラフを描く時が一番の悩みになりました。
  1. 2013/05/08(水) 23:49:42|
  2. 日常
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かんたんB級グルメ

私はチクワの天ぷらが好きで、うどんに添えられるなら必ず付けますし、
ころもの中に青ノリが入ったものなら尚のこと結構。
作ってみたくなりました。

先日、母と妹を連れて外食した時にも話題にしたところ、
今日になって実家へ行くと「そのつもりで買っておいた」とばかりに、
一袋のチクワが買い置きしてあったのですが……量が少ない。

「ちょっと摘んじゃった」

母と妹がテレビでも観ながらパクパク食べたらしいです。
せっかくだからスーパーまで追加を買いに行きました。
ついでにチーズも。

買ってきたチーズをチクワに通し、まずはこれで一種類。
それから、ころもの中にカレー粉を混ぜたもので更に一種類。

揚げたてを食べて見ると……うむ、実に結構。
ころもとチクワで二重に保護されたチーズは冷めるのが遅く、
揚げてから10分くらいが経過してもトロトロのままです。

「おいしいー!」
「いけるわねぇ」

とくにチーズが好きな妹には大好評でした。
あんなにチーズが好きなくせに、どうして痩せてるんだろう。

一手間を加えて美味しくなると嬉しいですね。
  1. 2013/05/07(火) 23:49:21|
  2. 日常
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外に出よう

社会人の方は今日からの出勤が多かったのではと存じます。
次第に車内などでは暑いとすら感じるようになりました。
夜になると涼しいと思えるあたりは、今が過ごし易いということでしょう。

ますます自室に閉じこもっている自分が嫌になります。
  1. 2013/05/06(月) 23:59:59|
  2. 日常
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死の赤いリングの死

記録によれば、後輩が私の部屋に二台目のXBOXを持ち込んだのは三年ほど前で、
一台目は"Red Ring of Death(死の赤リング)"と呼ばれる状態になりました。
ゲーム機本体の不具合で、正面のリング状ランプが赤く光る故障サインです。
ハードディスクの付いていない古い機種でした。

こうなってしまうと手の施しようがなかったり、
まして中古で入手した本体では保障対象外となることも多く、
諦めて再び中古品を持ち込んだのが2010年の5月9日とあります。

後輩は四月いっぱいで退職し、この連休を挟んだことで暇になり、
クリアすることなく積んでいるゲームを遊ぶことにしました。
それと同時期に私は「アラン ウェイク」というゲームを入手しており、
仕事の合間にちょこちょこ遊んでいる最中。

後輩は私の自宅まで来るにもガソリンを消費するので、
休職中に浪費するわけには行かないと、本体を回収しに来ます。
あえなく私のもとにはゲームディスクのみが残り、おあずけ状態に。

そして本日、友人が来てゲームの話題になります。

「あ、持ってっちゃったんだ」
「ゲームの途中だったんだけど、あいつの私物だし仕方ないな」
「2台目だったっけ?」
「そう、あれが動けばいいんだけど」

私は長いこと放置していた故障機の一台目を指差しましたが、
ふと、もしやの思いに駆られて引っ張り出し起動してみました。
相変わらず赤いリングが灯ります。

「結局どういう故障なんだろうな……調べて見るか」

修理費が数千円で済むものならと、インターネットで検索してみたところ、
どうやら私達は認識を誤っていたようです。

リング状のランプは90度きざみで点灯し、四つ(360度)でリングの形になります。
「死の赤リング」と呼ばれる以上、リング状になったらオダブツなのだと思いきや、
故障の程度はリングが欠けるほどに深刻なものとなる様子。

つまり、四つ点灯している内は程度が知れているのです。
情報によれば、プラグの接点不良や配線の緩みが「四つ」なのだとか。
果たしてケーブルを接続し直すなどしたところ、本体は三年ぶりに起動しました。

「直っちまったぞ」
「よかったねぇー!」

その後、ハードディスクを購入して現在に至ります。
D端子ケーブルがないと高画質にはなりませんが、
ひとまずゲームは楽しめるので、思いがけない幸運でした。
  1. 2013/05/05(日) 23:59:59|
  2. 日常
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老人の手 少年のつま先

いつも通り母の様子を見に実家へ行くと、
近所のお爺さんが、お孫さんの乗った小さな自転車の後ろについて回っていました。
後部の荷台には棒が固定され、それに手を添えながら走り回っています。

つまり補助輪なしで自転車に乗るための訓練をしているのでした。
見たところ固定された棒は専用のものらしく車体と同じ色です。
今ではこんなものが有るのですね。

「がんばれー」

お爺さんは笑顔で応えましたが、お孫さんはそんな余裕もない様子。
「手を放してみて」と強がってはみてもハンドルがおぼつかない。
1秒と持たずに片足をついてしまいます。

ふと私の時はどうだったろうと思い、母に尋ねてみました。

「どうだったかしらねぇ」
「手伝ってもらったような気はするけど」
「まぁ独りで乗れるようになるのは難しいわよね」

自転車に乗りたての頃は、三輪車にはなかったブレーキの存在が飲み込めず、
しばらく靴のつま先を路面に押し付けて減速させるクセが抜けませんでした。
そのため履いている靴をボロボロにする時期があり、よく母に叱られたものです。

あれから自分の成長に従い何台の自転車にまたがったことか。
晴れて補助輪なしで乗れた、記憶の中の最も古い自転車はグリーンだったはず。
そして今の私が使っている貰い物の自転車も、深いグリーンです。

補助輪を外した不安定さに怯えながら握ったハンドル。
あの好奇心と執念と恐怖がないまぜになったような奇妙な感覚は、
この歳になった今、ヘリコプターでも運転しないと味わえないのでしょうか。

小さな自転車にしがみついて姿勢を保とうとする少年の姿を見て、
彼が味わっているであろう感覚を想像し、なんだか羨ましく思うのでした。
  1. 2013/05/04(土) 23:59:59|
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聖域

母の買い物に車を出して帰宅した後、再び母を連れて車を駆りました。
思い立ったように「あの山に行ってみようかしら」と云うので、
連休の内に繰り出してみることにしたのです。

その山は、両親にとって思い出深い場所でした。
正確には山中にある一本の木にまつわる話が元です。
詳しく書くことはしませんが、以前から何度か聞いていました。

父の死後、その後姿を追っている節のある母の頼みだったので、
今日は気が済むまで付き合うつもりでした。

ところが、思い出となる出来事は私が生まれる前の話で、
数十年も前となれば木々の隆盛も一本だけに留まりません。
果たして「そこ」に辿り付けたところで判別できるかどうか。

そして山中に建設された工場によって立ち入り禁止地区も増え、
この日、残念ながら目的の場所を目にすることは出来ませんでした。

唯一の方法は麓(ふもと)で駐車して山中を数キロ歩くことだけで、
色々と用事を済ませた昼過ぎには、ちっょと辛い距離です。
ぐるりと山を一周して帰ることに。

「家族に死なれると思い出が方々に染み付き、
 そこが残された家族にとって神聖な場所となる」

───と云うのは、ある映画に出て来る台詞。
あの木がそびえ立つ場所も、数ある内の一つです。

人が立ち入るのは年に数度かと思うほどに木々が乱立し、
その中に両親の思い出を抱いたままたたずむ一本の木は、
今どれくらいの高さにまで成長しているのでしょう。

母の目は、どこか遠くを見ている感じでした。
  1. 2013/05/03(金) 22:56:15|
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風の中の鉄馬

久し振りに友人が来ました。
車関係で幾つか外出した後に食事をし、自宅に戻って話している時、
私達がバイクに乗って方々へ走り回っていた時期の話題になりました。

地元にバイク関係のショップが出来て久しいものの、
私達がバイクを楽しんでいた時期には存在しておらず、
時期を逸した開店に羨ましさがつのります。

そして過去の私の日記でも何度か書いていますが、
私達のツーリングは目的地で楽しむことは殆どなく、
その道中での出来事を楽しむことに傾倒していました。
思い出されるのはそのことばかり。

あの時期、近場にショップが存在していれば……と思う反面、
たとえ市外にあるショップまでの道中であろうと、それを楽しむことが本懐。
田舎ものには遠くて気軽には通えない距離も───

「俺は、あれはあれで良かったと思うよ。
 買い物には遠いけどさ、それで色々な所を走れたわけだし……。
 〇号線沿いにあったショップなんて、本当、通い詰めたよなぁ」

───と、友人は語ります。

大晦日にカラオケを楽しみ、その足で初日の出ツーリングをするのが恒例。
最初の年は私の弟と友人、それからタンデムで後輩を乗せての4人でした。
その次の年は弟を除いた3人になり、後輩は原付バイクにて参加。

3年目は後輩も中型バイクにて参加するも、体調不良のため目的地手前で引き返し、
4年目は後輩がおらず、友人と二人で出発するも雪に見舞われトンボ返り。
それを最後に初日の出ツーリングには行かなくなっています。

やがて私がバイクに乗る機会を減らし、友人は車を運転するようになり、
ほんの4年間だけだったバイク生活には色々な思い出があります。

たまに私達よりも年上のライダーを見かけると、
体力や多忙を理由にバイクを降りた私達とは違い、
いまだ風の中を駆ける姿には、やはり胸が高鳴るのでした。

またいつか……が、来るといいなぁ。
  1. 2013/05/02(木) 22:10:59|
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七片 藍

Author:七片 藍
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