第27緑化地区

フリーイラストレーター七片藍のブログ/第27緑化地区

苦い野菜

実家へ行くと仕事明けの弟が来ていて、玄関先で一休みしながら話していると、
近所の小学生が「ママが居ない」とランドセルを背負ったままウロウロ。
母にとっては知り合いの子供なので、しばらく付いて上げることに。

その男の子が通っているのは私や弟と同じ小学校です。
小学生のランドセルの中身と云えば教科書なりノートなり色々ですが、
中には日誌のようなものがあり、親子と教師の橋渡しをしています。

「こんなのあったなぁ」
「おれ書いた覚えがないよ」
「忘れてるだけだろう」
「6年間ずっと? 本当に?」

弟は記憶から抜け落ちているらしいです。
よほど無価値なものであったか、あるいは記憶を削除するほど苦痛であったか。

私にとっては良い思い出がなく、ひたすら面倒な代物でしたし、
母にとっても「息子がきちんと書かない」という理由で頭痛の種だったとか。
実際、これについては母に叱られてばかりだったような。

「あったぞ、お前ずっと『昨日と同じ』とか書いてたりしてな」
「うはははははは」

子供の時分など、現在に比すれば全てが新鮮な体験であるはずなのですが、
それを文章に変換する作業は、急に興味の対象から外れるのですから不思議です。
日記の習慣として定着しなかった私が、今は毎日ずっと書いていると云うのに。

男の子は親御さんが帰るまで、ベンチで書き取りの宿題を始めました。
きっちり消化しているあたり私達とは大違い。

決して楽しそうではないところが、なんとも苦笑いを誘うのでした。
  1. 2012/10/09(火) 16:57:03|
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