第27緑化地区

フリーイラストレーター七片藍のブログ/第27緑化地区

うぬぬ……

予定では既に本業の年内案件を終えているはずでしたが、
幾つか修正が入ったことで日程が変わる可能性が生じ、
追随する修繕の日程も変わりそうです。

私にとって年末や長期連休というやつは厄介この上ない。
関連業者の多くが業務を順延するため、この時期に「指示待ち」が入ると、
作業を再開できるのは休み明けとなって執筆期間に空白が生じます。

イラストレーターは頼まれたものを描くことが仕事であるわけで、
自分が正解を知るとは限らないため判断を仰ぐ必要があり、
それが日延べされるということは───

「問題(案件)が解決(校了)していないのに手を出せ(描け)ない」

───という状態になり、私はこれが嫌い。
物事には熟考が必要な時と「そうでない時」があり、
直ちに対応できることを日延べすると、問題点がぼやけるのです。

そうして弄らなくともよい箇所に手をつけ、また次の問題が起こる。
万事が振出しに戻るような悪循環───イライラがつのります。

とは云っても、こんなことは「あるある」です。
あえて問題点から離れて別のことをするのも良し。
修繕は騒音が発生しますし、どうせ昼間しか進められません。

それより年末年始の副業をどうするか……。

  1. 2021/12/20(月) 20:54:30|
  2. 創作
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妖怪イヤーワーム

この日は副業での作業中、不意に頭の中で古いアニメの主題歌が流れ、
それが長々と10時間くらい続き、気分は子供時代でした。

流れていたのは「ドロロンえん魔くん」の「妖怪にご用心」です。
実写画像とアニメを組み合わせたエンディングテーマ映像なのですが、
このアニメを特に好んで観ていたわけではなく、弟か妹が楽しんでいました。

私は本編内容よりもエンディングテーマ映像の印象が強く、
暗めのコントラストを効かせた実写が、とにかく薄気味悪かったのです。

不安を煽られるような、疑わなくてよいものまで疑いたくなってしまう、
"ご用心"という注意喚起が(私にとって)効果てきめんなのでした。
そして、あの映像が大好きでもあったのです。

昨今、目覚ましい映像技術の進化によって現実と創作の境界線は希薄ですが、
そうなる前の「これは現実、あれは創作」と分かっている時代において、
アニメ(創作)の中にゴトンと重々しく転がされる実写映像は……息を呑む。

楽しい雰囲気のぶち壊し、綺麗な景色の中にある血しぶき、
食卓に現れる虫、暗闇にシルエットしか見えない何か。

こういう、自分では制御できないものを怪異とする時、
それを目に見える形で表わしてしまう作業のひとつが、
ありもしない生き物・怪物を描くことだと思っています。

してみると、私は長いこと「解決できない自分の不安」と隣り合わせで、
それが仕事でもあるのですから、ずいぶん皮肉な人生だなと感じます。

やっぱり私は「好きなことを仕事にした」わけではなく、
「できることを仕事にした」のだな。

  1. 2021/12/11(土) 23:59:00|
  2. 創作
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いつまでも素人

ちょっと焦って本業を進めているのですが、難しい。
モノクロ原稿なので「カラーよりは労力が少ない」と考えがちなところで、
「色がついていれば説明が容易い」という長所を手放さねばなりません。

文章ではない、または文章だけではない視覚情報が持つ利点は、
文章だけで説明するより具体的であり、直感的に理解しやすいこと。

漫画や動画の利点は置いておくとして、
静止画の一枚絵(文字の介入しない絵)は───

▼長所
情報源として一点で済む。
一枚だけ描けばいいので細部にこだわれる。
描かれていないものは、不在・省略として片付けられる。
描かれていない前後の出来事に想像や拡大解釈の余地がある。

▼短所
動きや音、真実や嘘の概念を持たせるのは困難。
一枚で全てを物語らねばならず情報量が少ない。

見る人の主観に委ねる要素が多く情報を修正させづらい。
修正に当たっては加筆か2枚目を描き、あるいは修正できない。
前後の出来事が想像の域を出ず、予備知識が必要になることもある。

───こんな感じでしょうか。

私が仕事で描いている絵は一枚絵と漫画の「あいのこ」で、
集中線や漫符を(多くは指示で)挿入するため、
上記よりは厳しくないと思います。

それでも「***があるから表現できる」と高をくくっていて、
改めてモノクロを描こうとすると使えない表現が出て来るのです。

モノクロ映画を観て学ぶべきなのかな。

  1. 2021/11/19(金) 23:59:00|
  2. 創作
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本日は修繕なしの仕事(本業)だけ。
わずかに晴れ間が覗いただけで、やはり基本的には雨です。
雨が降り始めるとツクツクボウシが鳴かなくなり、少々気の毒でした。

本業はラフを描いている段階で、時間ばかりが過ぎて行きます。
これは私の(まったく改善されない)性質なのでしょうが、
ラフを描いている時が最も苦しいです。

むしろ本番の方が無駄な時間が少ない───というのは、
云ってしまえば本番は「ラフをなぞって肉付けする作業」なので、
そのラフは大体の構図や色合いを突き詰めねばならず、難産になります。

それでも何時間か、あぁでもない、こうでもないと頭をひねる内、
それなりに形が決まって来るのですから……もう儀式のようなもの。

これさえ改善されればと思い続けて十数年、未だ変わらず。
きっとこれは「どこで苦しむか」が個人によって異なり、
私の場合はラフで苦しむことになっているのでしょう。

仕上げ直前で苦しむよりはマシかな。

  1. 2021/08/18(水) 23:59:00|
  2. 創作
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やってしまった

仕事だけの一日でした。
作業の上では緊張をもって当たっているとは云え、
何年かに一度は「やってしまう」ことがあります。

今回は、ラフのデータを「統合して上書き保存」してしまいました。
分かりやすく云えば、カメラで「撮影してしまった」状態です。

撮るつもりがない物は撮影前に除いておくものですが、
除く前に撮影してしまったら、除外することは出来ませんよね。

大抵の絵描きは、描き上げたラフを元にして本番に臨むわけですが、
依頼者側への提出後、ラフに手直しを頼まれることがあります。

こうした場合、一から描き直すことは稀です。
殆どの場合は数ヶ所の修正で済むため少々弄ることになりますが、
先述の通り「***の線画部分だけ直してください」と云われた場合……。

ラフとは云え、線画への着彩が済んだ上で合成してしまうと、
そこから「線画のみ」を取り出すことが出来ません。
線画と色の両方を弄る必要が生じるのです。

まだ修正指示は来ていないものの、本番ではラフの線画を元にするため、
単体の線画を取り出せなくなったことにより、やや面倒なことになりました。

失敗する時は失敗する───注意してても同じ。

  1. 2021/06/30(水) 23:59:00|
  2. 創作
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当てにならない自分

本業だけの一日でしたが、あまり進まなかったので不満です。
文句をつける気にもならない快晴が不満を増大させます。
いっそ畑で暴れていたほうが有意義だったかも。

現在の本業は、短期的に通常とは異なる作業をしています。
あえて数年前までの"描き方"に戻す必要があるのですが、
当時は普通にやっていたことを、今やると疲れる。

仕事の上で「こうすると上手く描けるかな」とか、
「こうすれば早く仕上がるかな」といった努力は常に模索します。
その結果が現在の手法であり経験となっているわけですが……。

一方で、古い手法に戻すと異常に時間を浪費します。
かつて難なく消化して来たことを、まるで初めて試すかのように。

抜け落ちた習慣であっても、体のどかで憶えている。
忘れてしまうわけではない反面、たやすく引き出せるわけではない。
長いこと開閉していない扉の蝶番みたいです。

「感覚に"慣れ"というものはなく、ただ麻痺しているだけ」

どこかで聞いたような。

  1. 2021/04/21(水) 23:59:00|
  2. 創作
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「構うんじゃないよ、そんな男、バカは放っておき」

今日はちょっと絵の話です。
とは云っても、絵の描き方だの、好きな作家・作品というよりは、
私がファンタジーものに傾倒する切っ掛けとなった映画作品について。

1988年ロン・ハワード監督作、ジョージ・ルーカス原案「ウィロー」。
何度も観てしまう作品の一つで、これに登場するケール将軍が好きになり、
中学生時代は鎧の騎士ばかり描いていた時期がありました。

この作品から───

・骸骨をあしらった扮装が好き
・魔女は老婆であるほうが好き
・巨大なモンスターが好き

───といった具合に傾いて行きます。

母から誕生日に中古CDを貰い、初めて手にしたサントラであり、
そのCDは当時一般的だったレンタル店の店終い品でした。
今でも大切に保管しています。

本日こんな話題を挙げたのは、長いこと知らずにいたことを知ったからです。
作中における私が大好きなキャラクター、善の老魔女フィン・ラゼール。

この役を演じた女優パトリシア・ヘイズ氏が亡くなられていることは知っていますが、
同様に好きだった映画「ネバーエンディング・ストーリー」の中で、
エンギウックの妻「ウルグル」も同氏であったと知りました。

この歳になるまで気づかなかったなんて……そうだ、あの顔はラゼールだ。
ノックマー城の前でウィローを勇気づける時の顔が好きです。

ところで、この記事の題名「さぁ打て、いかずちよ! 光れ稲妻よ!」は、
運命の赤子エローラを葬らんとする悪の魔女バヴモーダのセリフ。

あぁ、また観たくなってきた。

  1. 2020/10/18(日) 21:12:00|
  2. 創作
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もがふが

今日も本業だけで過ごしています。
昼間の日差しは窓ガラスを温めるほどに強いため、
パソコンを起動していると部屋の中だけは夏のようです。

それにしても本業で一日を消化すると、本当に何も書くことがない。
畑ならば(イラストレーターのブログであることを無視すれば)、
作業の内容や今後の展望を記すことも出来るのですが……。

そうか、書くことがないのは書けないからだ。
販売・公開前の商品については言及できません。
そんなことをしたら怒られてしまいます。

とは云え、他のイラストレーターさんは(知らないから)除くとして、
外注には必要最低限の情報しか提供されないのは、ごく当然のこと。
いわゆるリークは企業の利益を著しく損ねる例も少なくないでしょう。

よし、無理はしない。
書けないなら書かないぞ、仕事をする。

……という内容を本日の記事にしちゃう。

  1. 2019/10/28(月) 23:59:00|
  2. 創作
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ペンローズの階段

ほぼ本業だけで過ごしていました。
こうして一日を本業に傾けられるのは清々しくもありますが、
あるいは副業の反動ではと考えれば、やはり私の集中力の問題でしょうか。

一方、集中できるようになると今度は幾ら時間があっても足りません。
余裕の全てをペンに込めようとして、すると表現に凝り始めます。
技術が向上し時間が短縮されても、また表現に凝る。

何かに似ているなぁと思ったら、発明でした。

「労働時間を短縮しようとして多くの発明がなされるが、
 そうして短縮した時間に別の労働を挟んで忙しくなる。
 その意味において全ての発明は失敗作と云える」

昔、あるドキュメンタリー番組を観た時に云っていたことです。

結果として品質が向上してはいるので無意味ではありませんが、
"良さ"に上限がない以上、どこまで行っても時間はかかる。
品質は、ある程度のところで妥協するしかありません。

そうは云っても、手を抜くのって難しい。
自分にとって「この程度は当たり前である」と感じる品質の線引きは、
頭打ちがないので「手抜き=未完成」という認識でしかなくなります。

してみると、結局は出来ることの全てを投入するしかない。
よって楽になることはないわけで……。

人に勧められる仕事じゃないな、これ。

  1. 2019/10/27(日) 23:59:00|
  2. 創作
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取り戻せないもの

本業にて、2時間分に相当する作業量が飛んでしまいました。
保存しないまま作業を続け、再び仕事を再開しようとしたところ───

「え? ちょっと待って……」

───ディスプレイが真っ暗になり、パソコンが再起動を始めたのです。
そこから巻き返すまでに同じだけの時間を……浪費してない。

絵を描く作業で最も時間を使うのは「考えながら描いている時」です。
ペンを走らせた先が"正解"とは限らないので、散々あちこち歩き回ります。
しかし行き先が分かっていれば迷うこともなくなる。

こうした地味な工程を何度も繰り返した結果が一つの作品であり、
データが飛んでしまっても、ある程度は楽に復帰できます。

「(と云うわけには行かないんだな)」

戻って来ないのは時間だけ。
悔しいので予定より先まで進めてから眠りました。

扁桃腺の腫れは治りましたが、歯が浮くのは治っていません。

  1. 2019/10/24(木) 23:59:00|
  2. 創作
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