第27緑化地区

フリーイラストレーター七片藍のブログ/第27緑化地区

住み良い水作り

先日に安価な水槽を買い、母の仕事場にあるものと換装することになり、
ついてはタナゴ水槽が少し大きくなるので立ち上げを始めました。
立ち上げとは水槽を魚が飼える状態にすることです。

魚は鰓(えら)呼吸をするため、水は人間で云えば空気のようなもので、
水の汚れは大気の汚染と同じことであり、急な汚染は死に繋がります。
そして水槽と濾過器の容積が彼らを生かす水量の全てです。

よって、水が多ければ水質の安定期間が長くなり汚染も遅くなるため、
水槽の大型化や濾過性能の向上は、魚の生命維持に大きく貢献します。

水質を悪化させる要素が色々ある中で、厄介なのは餌の食べ残しです。
魚が掃除することはないので、残った餌は水の中で傷み、腐敗します。

これを回収しバクテリアで分解するのが濾過器の役割であるわけですが、
小型の濾過器は水流が弱く、水槽の隅々までは回収してくれません。
水槽内の水を循環させるには適した大きさの濾過器が必要です。

しかし大型の濾過器は給排水の水量が多く、これも場合によりけり。
小さな水槽に濾過性能の高い大型の濾過器を投入してしまうと、
極端に表現すれば「洗濯機のような激しい水流」となります。

これでは魚が泳ぎ疲れ、給水部に吸い寄せられて死んでしまう。
餌やりを除いて放置できる水槽は実現が難しいわけですね。

ひとまず今日のところは水合わせ。
換装前の水質から激変させてしまうとショック死を引き起こすので、
新しい水を滴下し、一晩かけて環境に慣れてもらいます。

こうして慣れさせても死んでしまうことがあって油断できない。
寒くなってきたので白点病も気になるし……。

とりあえず深呼吸はしやすくしたぞ、どうか頑張ってくれ。

  1. 2017/11/21(火) 22:24:33|
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生き延びるということ

午後から雨が降るとの予報は、21時過ぎから静かに始まりました。
よって本日は見回りのみで作業なし。

ところで母の仕事場は用水路沿いにあって、水路には小魚も居るのですが、
導水量が減ったことで少ない水に行き場を失いかけています。
やがては腹を擦らんばかりとなり人知れず消えるのです。

この水路の健全性は限定的で、その理由は導水量の変化にあります。

古い戸建住宅からの生活廃水も流れ込んでいるものの、
夏季は水田向けに導水が増えるため毒性も薄まるわけです。
しかし導水停止後の水質は劣悪で、近づくとドブの匂いがするほど。

一方、母は仕事場でタナゴとメダカとミナミヌマエビを飼っており、
タナゴとメダカについては知り合いにいただいたもので、
エビは干上がる前の用水路からすくい上げたものです。

それでも病気や原因不明の突然死が相次いで数を減らし、
助けるつもりで昨年に引き上げたヨシノボリは半年で全滅しました。

「助けても死ぬのを見ちゃうとねぇ……」
「ここで泳がせても死ぬわけだけど」

そんな本日、また水路に小魚が群れを作っていました。
薄く油膜が張った水面下で直径5メートルくらいの範囲しか移動できず、
離れたところに真っ白な死骸が沈み、環境の悪さを物語っています。

さらに離れたところで群れからはぐれた一匹が泳いでおり、
背びれから尾びれにかけて白く変色し、これは壊死と思われます。
寄生虫などの外傷から感染でもしたのか、きっと長くはないでしょう。

すくい上げて僅かながらも長生きさせてやるのが良いのか。
運良く生きながらえたエビは強健で世代交代までしています。

その前に、現状の水槽を大きくしてやらないと無理かな。
  1. 2017/10/13(金) 23:59:00|
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よそでやって

妹の買い物に車を出すことになって駐車場で後進させた時、
屋根の上に居たらしき蝶(たぶんツマグロヒョウモン)が前方に横滑りし、
スーッと運転席側のフロントガラスを駆け下りるように落ちてきたのですが……。

一匹ではなく番(つがい)で、交尾中でした。
ちょうどワイパーのあたりで動かなくなっています。

なんとなく嘆息が出て除けたくなったもののワイパーを動かすと死なせてしまう気がして、
すでに車道へ出る直前でもあったため、そのまま走り出すことにしました。
彼らにとっては脅威の世界でしょう。

時速20……30……40……50km。
強風はブルブルと羽を揺らし、それでも全く飛ばされる気配がない。
駐車場から数百メートルの地点で、ようやく彼らは別々の方向へ飛び去りました。

これが人間だったら最高に面白─いや発進前に警察を呼ぶか。

  1. 2017/09/06(水) 00:00:00|
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初夏の羽ばたき

幾つか夏野菜の苗を植えました。
サトイモの種芋が少ないと分かり用地が広くなったので、
手狭になりがちな苗の間隔を拡げて管理しやすいよう整えて完了。

菜園には、以前アゲハチョウの幼虫を提供した古参の方が来ていました。

「こないだの虫よう」
「虫?」
「蝶のやつ」
「あぁ、はいはい」

「上手く成虫になったぞ!」
「そうですか、良かった良かった」
「翌日には蛹(サナギ)になってたからな」
「そんなに早く?!」

発見した時には糸で体を固定していなかったので捕獲しましたが、
すでに前蛹(蛹になるため動き回るのをやめる時期)の手前だったようです。

お孫さんも無事に観察できたようで、何よりでした。
  1. 2017/06/06(火) 23:59:00|
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混濁する住み分け

昨日の昼過ぎ、自宅玄関の近くで奇妙な昆虫を見つけました。
一見しただけでカメムシの類であることは明白でしたが、大きい。
子供時代に見た、どのカメムシよりも大きいのです。

撮影して調べてみたところ、彼の名はキマダラカメムシ。
カナブンよりも少し小さい程度で、体は平べったい。
野菜につく害虫としてのカメムシと比すれば大型にあたります。

もともと東南アジアからの外来種で、日本では沖縄や九州の分布だそうですが、
徐々に版図を拡げ、現在では中部地方を超えて北上し東京でも見られるとか。
クマゼミと同じような感じなのかな。

この大きさのカメムシが野菜に群がったら……あぁ、それは嫌だ。
十数匹のハナムグリがトウモロコシを食害する様ですらギョッとするのに。

───と思ったら、食性は畑の作物に関係ないようなので安心しました。
  1. 2017/05/12(金) 23:59:00|
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呼びかける声

今日は県外へ繰り出して大きな種苗店へ行きました。
花好きな母は毎日でも通いたい所でしょうが、なかなかそうも行きません。

私は過去にパキラを育てていたことがあります。
近所のホームセンターで購入した高さ500mmくらいの三本立てを編みこんだ鉢で、
根元を白カビにやられて枯れるまでの数年間、散らかった部屋の留守番役でした。

夏場にベランダの日差しに当てると葉が分厚くなって不恰好になるとか、
気温が10℃を下回ると枯れるため部屋の中で冬越しすると、
今度は葉がセロハンみたいに薄くなるとか。

そんなことも忘れて何度か種苗店にも足を運び、畑に興味が移った今、
たまたま店内で見つけた懐かしい名前に気がかりになって、
性懲りもなく250円の鉢を買ってしまいました。

良くない買い方だと分かっていても、まだ小さく綺麗なパキラを見た時、
バカみたいな話ですが「買いなさい」と云われた気がしたのです。

ちょっとそれを信じてみよう。
  1. 2017/05/06(土) 23:59:00|
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100もない

雨を見越して畑で作業をしておりましたが、降らないままでした。
本日は北海道ジャガイモの種芋9個を仕込んでいます。

すでにジャガイモは十分な(むしろ必要以上の)量を植えていますが、
母が知り合いからいただいたので急きょ用地を確保しました。
時期的には彼岸を過ぎているし育ってくれるかどうか。

それはともかく、夜になってから足元に落ちていた紙切れを見た時、
その下にチラチラと揺れるものが見え「もうそんな時期か」と思ったら、
音や振動に鈍感な点が気になりました。

"あいつ"なら、とっくに逃げているはず。
そう思って紙切れをどけると、期待した姿とは異なるものが居ました。

(ムカデか!)

冗談じゃない、眠っている間に毒顎で噛まれでもしたら災難です。
しかし70mmほどの体長は意外と素早く、すぐに紙切れの下へ潜り込みました。
その紙切れごと踏みつけると、涼しい顔をして隣にあった雑誌の下へ。

さらに雑誌ごと踏みつけても逃げ回り、あっと云う間に家具の影へと消えました。
ここで捕獲して逃がすことを考えなかったのは、噛まれる可能性があったからです。

これじゃ、おちおち眠れない。
そう思いつつも数時間後に日記を書いていると───

(うおぉ!)

───キーボードの向こう側から、まさかの再登場でした。
ペンタブレットを横断して机から落下し、コンビニ袋の中へ。
しめた……これなら殺さずに済む。

ただ、彼は袋の内側をも平気で這い上がって来ます。
適当に袋を揺らして袋の底へ落としながら玄関を出て、草むらで解放。

長いこと同じアパートで暮らしていますが、ムカデの侵入は初めてでした。
  1. 2017/04/21(金) 23:59:00|
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黒き孤高

買い物の道中、カラスが身の丈よりも長い木の枝をくわえて飛び立ち、
道路を横断する途中で強風に煽られ、姿勢を崩して着地しました。

「おいおいおいおい」

こちらが減速すると再び飛び立ち、対向車線でも着地。
すると対向車線の車両も減速し、この数秒間でカラスは横断を終えます。

「あんな大きな枝……巣に使うのかしらね」
「よく飛べたなぁ」

枝は80cmくらいあったので首に負担がかかりそう。

「あれを思い出したわ」
「あぁ分かる」

十年くらい前、母の散歩に付き合って実家から数キロ離れた場所にて、
カラスがトンビを煙たがって追い回す様子を見ています。

逃げるトンビの周囲を「あっちへ行け!」とばかりに飛び回り、
それは徐々に高さを増し、私たちが視線を外しても続いていました。
あまりにも長く飛び続けるので圧倒され目を奪われたわけですが……。

あろうことか、その威嚇行動は大きなマンションを超える高さにまで達し、
さらにさらに高く、青空に溶けて見えなくなるまで続いたのです。

見上げる私たちの様子を見た通行人の男性が不思議に思ったようで、
私たちが指差す方向に飛んでいるゴマ粒のような鳥の姿を見ると、
「どこまで行くんだ?!」と、呆気にとられたほど。

カラスって、普通の鳥とは何かが違ってて好きです。
  1. 2017/04/19(水) 23:59:00|
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壁が薄い部屋

実家のタナゴ水槽を全換水することになったのですが、
底砂に紛れた食べ残しを洗い流そうとした時、水槽に一筋の線を見ました。
母の髪の毛かと思ったら、水槽側面のガラス板に亀裂が入っていたのです。

こうなると水槽としては用を成しません。
ホースと同じで内側から水圧がかかるため、外側からの修繕は悪手です。

それではと内側から修繕しようにも水への干渉が避けられず、
長期的に見て魚に有害な物質となり得る接着剤などは使えません。
そしてどちらにしても水槽の見た目が良くない。

よく見るとガラス板は厚さ1.5mmほどしかありませんでした。
ずいぶんと安普請な……と思って、買ったのは自分であることを思い出します。
強度ならアクリル製が良いのでしょうが、底砂で傷つくのが難点です。

もう安価なセット物を買うのはよそう。
  1. 2017/01/08(日) 23:59:00|
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美味いものは時々でいい

水槽の手入れをしてきました。
タナゴ水槽の中には、汚染された用水路から採取したヨシノボリが入っていて、
どちらも小さなエビ程度は食べてしまうためメダカとは分けています。

タナゴとヨシノボリに与える餌はメダカ用でも通用しますが、
熱帯魚を飼っていた頃に購入したクリルと呼ばれる餌を与えると、
嗜好性の高さから食いっぷりが良く、見た目から魚の反応も違います。

クリルとは缶詰容器に密閉された乾燥オキアミのことで、
数年前に買ったものでも未開封なら色も香りも申し分ない。
人工餌の反応が悪くなった頃に与えると───

「野郎どもメシだぜぇ!!」

───くらいの食いつきなので見ていて面白いです。
食べ残しを放置するとカビが生えて水質を悪化させますので、
まだ小さいヨシノボリは細かく砕いたものが好みの様子。

しかし消費量が少なく、使い切る前に酸化して捨てることになりそう……。
  1. 2016/12/27(火) 22:31:21|
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