味は同じ

昨日の夕方から雨雲が押し寄せ、夜になってから雨が降り始めました。
ここのところ日照り続きだったので畑には嬉しい雨です。

───が、案の定キャベツが裂球しました。
裂球とは、キャベツの外側にあたる葉の何層かが盛大に裂けることです。
外側が内側からの圧力に耐えられずバリッと行きます。

収穫が早ければ食べられますが人に渡す時は格好悪い。
種から育ててきたのに……うぬぬ。

お好み焼きか焼きそばで消化してしまおうか。

ぶかぶかの服

日暮れ前に畑へ行き、ジャガイモの土着せをしました。
土着せ(土寄せ・増し土)とは、ジャガイモの根元に土を盛ることです。

ジャガイモは種芋より"上"の位置に芋をつけます。
あらかじめ土を掘って種芋を低くしたり、あるいは周囲から土を集めたりして、
発芽後、ある程度まで生長したところで新たに土を盛ってやるわけです。

こうすると、もともと地表の茎であった部分からも新しく芋が作られます。
作られなかった場合も、最初に作られた芋が肥大する余地を与えるため、
結果的に品質か収穫量のどちらかで貢献するわけですね。

しかし、これまで積極的に土寄せをすることはありませんでした。
理由は限りある面積で色々と野菜を作るため用地が手狭になりがちな点と、
浅いところに粘土層があったり、利用できる土に石ころが多い点です。

石ころは努めて拾い集めるようにして、そこそこ土の状態も改善され、
今回は期せずしてジャガイモの用地を増やすことになったので、
耕作~仕込み~収穫までを一人でやってみたくなりました。

さて、どうなるでしょうか。
根菜は土の中に異物があると奇形化したり収穫量が減ったりします。
石ころの除去が完全ではないし、土着せが逆効果になる可能性も。

これが面白いから、畑をやめられないのですが。

羽の生える養子

仕事に行き詰ってしまったので明け方(05時前)に畑へ行き、
水やりと草むしりをしていると、続々と菜園仲間が現われました。
ここしばらくの天候ですと、作業ができる時間帯は早朝か夕方くらいです。

そんな中、ある古参利用者の方に聞かれました。
早朝から畑に出られるのは、概ね定年過ぎの高齢利用者です。
視力の低下が著しく───

「孫が虫の観察をするってな、畑で捕まえて来てくれって」
「虫って、蝶の幼虫とか?」

───小さな昆虫を見つけて捕まえるのは難儀だとか。

「そうそう、居るか?」
「居るんじゃないかな……え~と……」

私の用地には柑橘類の木が生えています。
木を育てるのは菜園の利用規定に反するのですが、植えたのは前利用者で、
特例により樹高1メートル以内(撤去が容易)ならば許容範囲となりました。

一応の収穫が見込めるので植えたままにしてあり、そして害虫もつきます。
おもにアゲハチョウの幼虫です。

「こいつは?」
「おぉ、でかい。 よく見つけられるなぁ」
「これも同じやつ」
「この黒っぽいのがか」

若齢幼虫は鳥の糞に擬態しているため別種のように見えますが、
成長して終齢になると、今度は葉っぱに紛れて見つけにくくなります。

「脱皮すると、さっきと同じ幼虫になりますよ」
「ほお」

本来、私は幼虫の類が大の苦手です。
畑へ入り浸るまでは情けない声を上げて逃げたものですが、
実家の庭にミカンの木があったのでアゲハチョウの幼虫は……まぁまぁ平気。

食草用の若い枝を切って渡しました。
食べる量や鮮度が分からないので、勝手に採取しても結構。

無事に羽化するかな。

仕事が忙しいと畑に出たくなる病

仕事が忙しかったので終日を自室で過ごしました。
外はギラギラの太陽が路面を焼いており、室内はパソコンの廃熱で暑いため、
27℃設定のエアコンをかけ、サーキュレーターで空気を掻き混ぜました。

───寒い!!
エアコンは標準的な六畳間用だと思いますが、27℃でも寒い。
サーキュレーターを使うと必要以上の冷気に感じられます。

天気予報も、相変わらず晴れと曇りのほかは一週間先まで降水確率30%以下。
そろそろ本気で畑の水やりを欠かさないようにしないと枯れてしまいます。

夏野菜の仕込みもあるし、やること満載。
もうすぐ母の仕事が落ち着くので、ちょっと任せようかな。

私の担当は、力仕事と支柱の設置、農具と耕耘機の手入れ。

夢想に安息なし

昼間の車内は真夏日のごとき高温で、日没後の気温は独特の生ぬるさを帯びます。
適度な雨は野菜の生長を促すものですが、向こう一週間先まで雨の予報はなく、
すでに前回の雨でキャベツの裂球が起こり、降水量の偏りを感じます。

……という真面目な話は置いといて、変な夢を見ました。
私より20cmは身長が低い女の子と、結婚することになっているという内容。
見た目は十代でも通用しそうな、それでいて気が強い女性らしい。

夢は偉大なる強制力で私の現実を揉み消し、いい歳してベタ惚れの生活でもなく、
まるで共に老後を迎え、人生の伴侶に心からの謝辞を告げるような雰囲気です。

同時に、私は非常に安心していました。
「僕は結婚したのか」と、どこか他人事のような気分でありながら、
現在をもって気がかりの一つである母に、唯一最大の親孝行ができたと。

覚めてしまうと不愉快な出来事であることは云うに及びませんが、
恐ろしいと思ったのは、かくも夢の強制力が抗いがたいものであることです。

いわゆる「夢の内容を記憶できる人」の中には、そこに自分の意志が及び、
目覚めて現実へ戻るための裏口を開けることができる人が居ます。
さながら音楽プレーヤーの停止ボタンを押すがごとくです。

「起きろ、これは現実ではない」

私も同様に目覚めることができる人間で、大抵は起床時間の近くです。
利点としては悪夢から逃れられることだけですが、殆どは十分に恐れた後。

しかし今回は何度となく「現実ではないはず」と思って確認に走るも、
先回りして「そんなことないよ」と私を夢の世界へ連れ戻す。
あやうく私は親孝行を終えた満足に浸りかけました。

それから徐々に現実の感覚と混ざり合い、半ば内容を忘れつつ目覚めます。
あぁそうとも、私はオレンジ色の髪なんて趣味じゃない。
記録によれば3年前にも同じような夢を見ています。

あの"安心"から逃れるための裏口を、一時的に施錠されること。
それが悪夢であると云いたいのでしょうか。

なぜそうまでして手の込んだ皮肉たっぷりの夢を……。

どこまでも?

日暮れ前に畑へ行き、山芋用の支柱を再設置しました。
先日に最も長い支柱を西側に立てましたが、これでは隣の用地に影が差します。
そのため西側の支柱を短いものに取り替え、東側に長い支柱を立てました。

ところで一昨年に山芋を掘り出した場所から再びツルが伸びています。
ムカゴから生長したのでしょうが、この状態から種芋までに1~2年、
そこから収穫できる大きさになるまで2年くらい。

以前、ある土地にできた山芋を掘り出したことがありました。
母と二人で小雨の中を掘り続けたのですが……これが非常に大きい。

浅い層で生長を続けた結果、長さというよりは"面積"として広く展開し、
全てを掘り出すと、その姿は棒状や塊状ではなく板状とするべきものでした。
あの大きさに生長するまで、一体どれほどの年月を経ていたのか。

うちの畑の山芋も、あれくらい大きくならないかな。

暑いから

向こう一週間は降水量が低いとの予報に、空梅雨を恐れております。
地中に染み渡る十分な雨と、表層を湿らすだけの雨は等しく有用です。
少なくとも隆盛を極めた夏の雑草に立ち向かえる手段の一つとしては……。

……とか偉そうなことを書いておいて、本日は畑へ行っておりません。
睡眠パターンが乱れて久しいので眠気に任せて眠ったのに、
なぜか一時間おきに排尿したくなり眠った気がしない。

少々訂正します。
水は適正であるべきです。

人目を欺くさえずり

何度目かのイチゴ収穫で、以前から気になっていた食害について観察すると、
多くは私が畑へ出る時間帯の前から被害に遭ったとして、それは早朝です。

食害されたイチゴは、大抵が1個の半分以下をかじり取っただけのもの。
傷み始めると食害部分から水分が蒸発し、瑞々しさが失われます。
これまで、この状態を見て判断していたのですが……どうも違う。

───と云うのは、たまたま「やられたばかり」のイチゴを見つけ、
まだ新しい食害部分を見ると、すり鉢状の中心は鋭くえぐれていました。
かじったと云うより、尖ったもので突付いた感じ。

ちょっと前から「もしかして」と思ったとおり、やはり鳥と見られます。
ネズミは人が行き交う通路や明るい場所を避けますから、午前中は冒険しない。
とすれば、朝から活動的なスズメなどのほうが有り得そう。

食害する量についても決して多くはなく、大半を残しています。
鳥は体重が大きく変化するような食事はしないでしょうし、
水分と糖分が多く、消化しづらい固形物が少ないイチゴは……。

来年からはイチゴ用地にまで防除ネットが必要になるのかな。

どばぁ

再び除草作業のお手伝い。
今日はレーキで刈り草を集めただけでしたが、結構な重労働です。
手袋を着けていても擦り剥けそうなくらい振り回しました。

そんな中、役員の母が刈払機を操っていた時に燃料タンクの栓が外れ、
刈払機を立てて移動した際、半分あった燃料がこぼれてしまったとか。
しっかり栓を閉めておかないと、エンジンの振動で緩むことがあるようです。

実は昨日の私もやりました。

玉ねぎ肥大中

また自治会の除草作業を手伝ってきました。
前回と同じく刈払機を使っての作業で、慣れたこともあって楽しい。

作業後に畑へ行くと北海道ジャガイモが全て発芽しており、
4ヶ所ある用地の中で最後に植えたものが好成績という結果になりました。
ほか3ヶ所は未だに足並みが揃わず、地中で種芋が腐ったのでは……とも。

トウモロコシは思ったより早く発芽。
ホトケノザを一掃して玉ねぎは好調。
ヤーコンの移植は無事に完了し生長開始。

キャベツは(モンシロチョウに進入されるけど)好調。
ビーツは石灰を多めに仕込んだ直蒔きが好調(苗は不調)。
イチゴは(鳥かネズミに少し食害されているけど)毎日収穫。

……そこそこ上手く行ってるし、良しとすべきかな。
プロフィール

七片 藍

Author:七片 藍
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