第27緑化地区

フリーイラストレーター七片藍のブログ/第27緑化地区

少し護ってくれる奴

昨年の今くらいの夜に、私の自宅前でバイク事故がありました。
ヘルメットと夜の暗さでライダーの顔が分からない。
現場に散乱した荷物を拾い集めた時のこと───

「(なんでこれが……?)」

───そして今晩、ある人が実家を訪れました。
母の仕事に関係した人であり、長い付き合いで家族全体が知り合いです。
隼人瓜(はやとうり)が好きとのことで、お裾分けすることになりました。

「でも一個しかないわ」
「僕が収穫して来るよ、3個くらいがいいね」

暗い畑で大きめの隼人瓜を収穫して実家に戻ると、
母と若い女性が玄関先で話し込んでいます。

「ん? あぁ、誰かと思ったら、久しぶり」
「お久しぶりですー」

隼人瓜は彼女に手渡すものです。

「去年も"これ"だったなぁ」
「あああ! そうだった! あの時は本当に……」

約一年前、事故現場に散乱した荷物の中にビニール袋があり、
私は袋の中身が隼人瓜だったことを妙に思ったのでした。

なぜなら地元のスーパーで隼人瓜が売られているのを見たことがないし、
畑で育てている人も見ないし、そんなものを持ち歩く人だって居ない。
ごく狭い範囲で考えて、いやいや、これは我が家の隼人瓜か?

そう思って母に確認すると数十分前に隼人瓜を渡して別れた人がおり、
うめき声を上げて突っ伏しているライダーが本人だと分かったのです。
ご家族に連絡するよう母に伝え、すぐに現場へ来てもらったのでした。

「で、性懲りもなく……と」
「そうなんですよぉ」

骨折を経て彼女は新調したバイクで一年ぶりに現れたのです。
たしか親父さんは「二度と運転させない」とか云ってたような。
どう説得したのか、ともかく彼女は変わらずバイクが好きなようでした。

隼人瓜を持っていると事故っても助かる───と思うことにしようか。

  1. 2017/11/24(金) 23:59:00|
  2. 菜園
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ようやく完了

地面は乾いていない状態でしたが畑へ行きました。
今期はジャガイモと玉ねぎの用地が多すぎて圧迫気味であり───

・ジャガイモ……母が飛び地で発芽したものを残したがる
・玉ねぎ……母が安売りの苗を650本も買ってしまう

───他に何か植えたくても用地が不作しています。
残った玉ねぎの苗を消化するには、僅かな用地すら利用するしかない。

台風で種が流されたのは、ニンジン、白菜、ホウレン草の他にもあり、
1割だけ種が残ったビーツの用地に何も生えていないところがあります。
これで玉ねぎの苗を全て植えきってしまうことにしました。

ビーツの用地はアルカリ性に傾いているはずですが……もう知らん。
これにて650本を植え終わり、ほぼ私一人で植えた数としては過去最多です。

それと水槽のために水草(藻)の採取にも行きました。
近くの用水路では「クロモ」なのか「オオカナダモ」なのかが繁茂し、
導水を妨げる勢いで殖えているため、むしろ採取は歓迎されそう。

ただし採取したものは病原菌などの汚染もあり得るので、
多めに採ってバケツに水を張り、しばらく水替えを繰り返します。

ちなみにヌマエビは一部が水槽内で繁殖し、数が1.2倍くらいになりました。
  1. 2017/11/23(木) 22:56:47|
  2. 菜園
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ないなら作……ってる最中

妹が作った夕食が美味しかったので胃袋がだらけております。

夜になって雨が降り出し、最近こんな短い雨を繰り返しています。
土が乾かないので耕作しようにも土団子は避けられません。
追加の玉ねぎ用地が確保できない……。

台風で種が流れ、その後に菜園仲間の厚意で苗を譲ってもらった白菜は、
なにぶん仕込みが遅れたものの、少しずつ葉を増やしておりました。
やむを得ずスーパーで白菜を買う時、思い出すことにしています。

「(これが収穫できる時期でも鍋は美味しいはず)」

───こうしないと悔しく感じるくらいには、
「我が家の野菜は畑で調達できる」という点を忘れたくない。
買って済むより優れた点は「欲しい時に」でもあるからこそです。

そうすると畑にないものが色々と気になってきます。
連作障害を考えて用地が限られる野菜なら買ったほうが良いですが、
よく使う野菜であればあるほど「ない」が許せなくなる。

くそう、雨上がりだと分かっているけど明日は畑に行くか。
  1. 2017/11/22(水) 23:59:00|
  2. 菜園
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住み良い水作り

先日に安価な水槽を買い、母の仕事場にあるものと換装することになり、
ついてはタナゴ水槽が少し大きくなるので立ち上げを始めました。
立ち上げとは水槽を魚が飼える状態にすることです。

魚は鰓(えら)呼吸をするため、水は人間で云えば空気のようなもので、
水の汚れは大気の汚染と同じことであり、急な汚染は死に繋がります。
そして水槽と濾過器の容積が彼らを生かす水量の全てです。

よって、水が多ければ水質の安定期間が長くなり汚染も遅くなるため、
水槽の大型化や濾過性能の向上は、魚の生命維持に大きく貢献します。

水質を悪化させる要素が色々ある中で、厄介なのは餌の食べ残しです。
魚が掃除することはないので、残った餌は水の中で傷み、腐敗します。

これを回収しバクテリアで分解するのが濾過器の役割であるわけですが、
小型の濾過器は水流が弱く、水槽の隅々までは回収してくれません。
水槽内の水を循環させるには適した大きさの濾過器が必要です。

しかし大型の濾過器は給排水の水量が多く、これも場合によりけり。
小さな水槽に濾過性能の高い大型の濾過器を投入してしまうと、
極端に表現すれば「洗濯機のような激しい水流」となります。

これでは魚が泳ぎ疲れ、給水部に吸い寄せられて死んでしまう。
餌やりを除いて放置できる水槽は実現が難しいわけですね。

ひとまず今日のところは水合わせ。
換装前の水質から激変させてしまうとショック死を引き起こすので、
新しい水を滴下し、一晩かけて環境に慣れてもらいます。

こうして慣れさせても死んでしまうことがあって油断できない。
寒くなってきたので白点病も気になるし……。

とりあえず深呼吸はしやすくしたぞ、どうか頑張ってくれ。

  1. 2017/11/21(火) 22:24:33|
  2. 生物
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「じゃあ作ればいいじゃん」

また雨が降ったので寒さが深まりそうです。
このところ晴れ間が続かず、雨量に反して野菜が育ちにくい。
植えたばかりの玉ねぎが根腐れを起こさなければよいのですが……。

最近は実家で台所に立つことが増えて夕食は私が作っており、
食材の在庫状況を把握し始めると、肉より野菜の不足が気になります。

最も気にするのはネギです。
なぜかと云うとネギを真面目に育てておらず、買って済ませるから。

鍋が美味しい季節なので太ネギがよろしゅうございますが、
万能ネギのような細いものに比べ、太ネギは少々の手間が必要です。
それにネギは肥料食いで───

「(本当にそうなのか?)」

───とは聞いていますが、実際のところは知りません。
調べてみた結果、ネギは一度で養分を吸い上げる量が少ないとか。

土に含まれる養分は、雨で流亡したり乾燥によっても失われ、
施した肥料の全てが作物に注がれるわけではないため、
結果、ネギは養分の濃度を上げないといけないそうです。

そんなわけで鍋に使えるネギがなくなると……焦る。
肉の量が少なくても料理が作れるようになったので、
ネギに限らず野菜の不足は選択肢を減らします。

ジャガイモも残り1個しかない……これは畑で育ててはいるけれど。
今日はフライドポテトに畑のサツマイモを代用しましたが、
甘味が強い品種だったので、おやつのような感覚でした。

うーむ、育てていると買いたくなくなるんだよな……。

  1. 2017/11/20(月) 23:59:00|
  2. 菜園
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お助けられないマン

玉ねぎの苗を残り80本くらいまで植えてから自宅に向かうと、
その道すがら自転車の前で座り込んでいるお婆さんを見かけました。
小雨が降る中、チェーンの脱落を直そうとしていたので声を掛けます。

「大丈夫ですか?」
「外れちゃってねぇ」
「代わりますよ」

油で汚れたチェーンに触れていたせいで指先が黒い。
私は畑からの帰りで作業用グローブを持っているし、無茶もできます。
この年代の方々を見ると亡き父に重なって素通りできないのですが───

「どうもすみま……あっ」
「あ、掛かった。 そこでペダルを……」

───交代する直前にチェーンが掛かり、間もなく脱落は直りました。
お節介は必要なかったようです。

「あぁ、直ったわ! ありがとうございます」
「いえいえ、僕は何もしてませんし……」

すると傍を通った人が私の腕をチョイチョイと突付きました。

「?」
「どもっ」
「あぁ、久しぶり!」

私より一歳だけ若く、数十年前からの付き合いがある古い知り合いでした。
同じく工業高校を卒業しており、今は鉄道関係の修理工だと聞いています。
食い詰めのイラストレーターとは違って既婚で息子さんも居る立派な男です。

「どこかに行く途中だったの?」
「いやぁ、そこを曲がってる時に───」

車内から自転車の前で座り込む人の姿が見えたので近くのコンビニに駐車し、
駆けつけると今度は私が居て、問題は解決した後だったとのこと。

「じゃあ同じことを考えたわけか」
「そうそう、あれは俺の車です」
「僕も何もしてないよ、でも相当チェーンが緩んでる」
「あぁ、本当だ」

その後、チェーンを張るために自転車屋さんへ行くよう勧めると、
お婆さんは二人分の空振りに丁寧な礼を云って帰られました。

まぁ、めでたしめでたし。

  1. 2017/11/19(日) 23:59:00|
  2. 日常
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あと2日は大丈夫

妹の買い物に付き合った時のことです。

「今度は何を探してるんだ」
「クレンジングオイルが~ない~♪」
「面倒くさいからクレンザーにしなさい」
「アハハハ、荒れる、荒れるわ!」

クレンザーと発言して、ふと気づきました。
台所で使ったことがあるのに使い切った覚えがないのです。
シンクで容器を倒すか湿気で固まって、使いづらくなって捨てたか……。

これに対して「使い切ったことを忘れる」のがパーツクリーナーです。
ホームセンター等で売られている金属部品用の洗浄スプレーで、
あっと云う間に消費するため残量を気にしてばかりなのです。

・使い切った覚えがない(まだ残っている)
・使い切ったことを忘れた(もう残っていない)

では使い切ったことを憶えていて、かつ「買わなければ」と思い出すものは。
やはり食材などのように毎日の消費で失われていくものでしょうか。

そう、トイレットペーパーとかね(←使い切りそう)。

  1. 2017/11/18(土) 20:03:00|
  2. 日常
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器用貧乏

母が遠近両用眼鏡を壊したというので直しに行きました。
私が眼鏡を買い替えるのは十年に1・2回くらいで、
記録によれば2005年と2011年に安物で新調しています。

これを上回る頻度で眼鏡をダメにするのが母です。
今回はポケットからの落下後に自転車で轢(ひ)くというもの。
眼鏡に限らず携帯電話でも事故が多い(おもに水没)。

髪で隠れてしまうのをいいことに粗末なツルを宛がっており、
ツルの終端(眼鏡用語で云うところのモダン)も片方が脱落。
この部分だけは「拾った眼鏡だ」と云われても違和感がない。

「使ってない老眼鏡から適当に部品を持ってこれないかしらね」
「……やっとくから精密ドライバーだけ出しといて」

見てみるとヒンジ(丁番)が折れたりはしていなかったので、
いくつかある老眼鏡の雰囲気が合うものからツルを取り、
取り替える形で終了───

「(なんだこりゃ、酷いな)」

───したかったのですが、フレームの歪みが著しい。
"智(ち)"または「ヨロイ」と呼ばれるL字部分が、
下方向に軽く曲がってツルの高さが左右で異ります。

こんなもの眼鏡屋さんに修理を頼むべきものでしょうが、
すでに母は仕事が始まっており、早く眼鏡が欲しい状況です。
無茶な力が加わらない程度に整形して完了。

「あらぁ、こんな素敵なのあった?」
「老眼鏡で似たようなやつから組み合わせた」
「前よりいいわ、ありがとう」

ちなみに、これは2つある遠近両用の一つでした。
もう一つはフレームの色が違いすぎて似たようなものがありません。
安物の老眼鏡でも買って、そこから引っ張って来るのが良さそう。

直す方向での妥協点ばかり探すから、私の雑用が減らないんだな……。

  1. 2017/11/17(金) 18:45:38|
  2. DIY
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食べてたら飽きる

残り300本あった玉ねぎの苗を半分まで植えました。

これで500本を植えたことになり、当初700本としたのは誤りでしたが、
種にしても苗にしても記載値の1.2倍前後で売られているので、
結局は700本に近い数を植えることになるのだと思います。

そうして一体どれほどの用地を占めたのかというと───

「あぁほら、芽キャベツ、あんた植えたいって云ってたのにねぇ」
「誰よ、玉ねぎの苗だけで650本も買った人は」
「う……」
「畝(うね)が5本よ5本! まだ残ってる」

───こういうわけです。
テレビに映っていた芽キャベツを観た時のことでした。
栄養価が高いとのことで、いつか挑戦したいと思っていたのですが。

消化できるかなぁ……あと150本。
  1. 2017/11/16(木) 23:59:00|
  2. 菜園
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醤油+生姜は味気ない

お裾分け用に隼人瓜(はやとうり)を収穫しました。
隼人瓜は秋から冬にかけての短期間しか収穫できない野菜です。
別名「千成瓜」とも呼ばれる豊産性から、一株で100個くらい収穫できます。

土に霜が降りる頃になると一気に枯れ始めるのが特徴ですが、
根元に籾殻を積むなどして越冬させれば翌年も収穫することができ、
我が家の隼人瓜は2015年に始まり三度目の冬を迎えることになりました。

「どこまで伸びるんだ」と思うほどにツルを伸長するので、
この夏に母が矢倉を組んだものの台風と雨続きで崩れてしまい、
なんとか高さ60cmのところで持ちこたえ網状の拡大を支えています。

さながら庇(ひさし)のように張り巡らされたツルの内側にも結実し、
困ったことに私は入ることが出来ず、母が寝そべる格好で進みました。

「あーあー、服が……」
「だって入れないんだもの、あんた受け取ってちょうだい」

本日の収穫は30個ほど。
大きめを選んで採っても毎日15個前後の収穫があります。
おすすめは生のまま1~2mmの薄切りにポン酢をかけてパリパリ。

……と思って夕食に出したらポン酢を切らしておりました。

  1. 2017/11/15(水) 00:00:00|
  2. 菜園
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